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大学院教育学研究科の目的

大阪教育大学大学院教育学研究科の目的
 大学院教育学研究科では、教育科学の最新知識や研究成果を探求し、教科教育や教科内容に関する高度な知識や研究手法の修得をとおして、教育現場で中核的な役割を担える教員の育成を目的としています。また、様々な専門分野で現代社会の多様な課題に対応した高度な知識や専門的素養を養い、教員を含む様々な職業分野で指導的役割を担える専門的職業人の育成も目的としています。そのため、研究科に教育系並びに教養系の計18の専攻を設け、大学新卒者、現職教員、社会人等を対象に、専門分野での理論的・実践的な研究を深めるとともに、創造性と課題解決能力を養い、教育界並びにその他の多様な職業分野で、高度な知識と素養をもって指導的役割を担える人材の育成を目指します。
各専攻の目的
  • 学校教育専攻
     学校教育専攻では、教育科学や人間科学的な視点に立って、子どもたちの指導や学校経営ができるようになるための研究、並びに教育科学そのものの研究を深めることによって、教育の場で指導的な役割を担える人材を育成することを目的としています。そのために、専攻に教育学、心理学、幼児教育学、道徳教育学の4つのコースを設け、それぞれの専門分野の研究を行うとともに、そこで培われた深い見識を高い実践力に結びつけることのできる創造性と、教職を含めた社会への幅広い関心を併せ持った人材の育成を目指します。
     
  • 国語教育専攻
     国語教育専攻では、学部で培った教養と基礎的知識の上に立ち、国語科に関わる専門分野並びに国語科教育の実践についての理論と応用についての研究能力を養成し、教育の場において指導的な立場で、ことばの教育研究を意欲的に推進できる人材を養成することを目的としています。そのために、専攻に国語学、日本文学、国語科教育学の3つのコースを設け、それぞれの専門分野に関する研究を精緻に行なうとともに、確かな国語力の基盤の上に、多様な国語教育の現場の要請に応え、有効性のある実践力を有し、広い視野と柔軟な思考力に支えられた倫理観の高い教育者の養成を目指します。
     
  • 社会科教育専攻
     社会科教育専攻では、一地域から地球規模の範囲で生起する様々な社会問題に対して、専門分野並びに教育実践についての研究能力を育成し、社会科学・人文科学に関わる教育研究を指導的立場で推進しうる人材を養成することを目的としています。そのために、専攻に歴史学、地理学、法学・政治学、経済学、社会学、哲学・倫理学、社会科教育学の7つのコースを設け、それぞれの視点からの教育と研究を行うとともに、環境、共生、国際理解等の多面的な問題についても、広い視野からの知見を提供し、これによって鋭い探求力と柔軟な思考力をもち、学問の成果を社会的活動と学校教育に具現しうる創造性豊かで倫理観の高い指導者の育成を目指します。
     
  • 数学教育専攻
     数学教育専攻では、これまでに培った基礎能力を一層深め、専門分野並びに教育実践に関する理論と応用についての研究能力を育成することによって、算数・数学についての教育と研究を指導的立場で推進しうる人材の養成を目的としています。そのために、専攻に数学コースと数学教育学コースの2つのコースを設け、それぞれの専門分野の研究を行うとともに、教育の現場における算数・数学教育の研究と実践に関して中心的な役割を担うことが出来る人材の育成を目指します。
     
  • 理科教育専攻
     理科教育専攻では、学部で培った基礎の上に立ち、専門分野並びに教育実践についての理論とその応用についての研究能力を育成し、教育の場において指導的な立場で、自然科学の教育・研究を推進し得る人材を養成することを目的とします。そのために、専攻に物理学、化学、生物学、地学、理科教育学の5つのコースを設け、それぞれの専門分野についての研究を深めるとともに、得られた成果を、広い視野と柔軟な思考力をもって学校現場で活かしながら教育実践の出来る創造性豊かな科学教育の実践者、倫理観の高い教育者の育成を目指します。
     
  • 英語教育専攻
     英語教育専攻では、英語科教育及び教科内容の高度な専門知識を持ち、英語の運用力を有する教員の養成、さらには、英語力と情報能力の結合を図りつつ国際的な視点で研学することによるグローバルな視野を持つ指導者の養成を目的としています。そのために、専攻に英語学、英語科教育学の2つのコースを置き、英語及び英語学についての学問的・科学的・理論的・実証的な観察・検討・考察によって、理論と実践、考察と創造の両方の立場から、授業とは何か、英語学習の動機付けはどのように作用するのか、教材はどうあるべきかなどを熟考でき、高い情報処理能力をもって児童英語教育等の時代のニーズへ意欲的に対応出来る人材の育成を目指します。
     
  • 家政教育専攻
     家政教育専攻では、家庭科教育に関する高度な実践的教育を行い、専門的な知識と技術を修得させ、学校教育の現場において主導的な教育活動を担うことのできる家庭科教員の養成を目的としています。そのために、専攻に生活文化・生活科学コースと家庭科教育学コースの2つのコースを設け、今日の多様な教育的課題や生活問題を総合的視点から捉え、それを学校教育の課題として整理し、幅広い授業展開のあり方を考察することによって、家庭科教育・家政教育に実践的に取り組める教育者並びに教育的立場から生活課題の解決策を提起できる専門家の養成を目指します。
     
  • 音楽教育専攻
     音楽教育専攻では、学部における音楽や音楽教育、学部卒業後の音楽教育の実践経験の基礎の上に、さらに研究を深め、実践的能力を高めることによって、あらたな視点から音楽教育を探究できる能力を備えた人材の育成を目的としています。そのために、専攻に声楽、器楽、作曲、音楽学、音楽教育学の5つのコースを設け、音楽教育に深く関わるための豊かな教養と人格を養い、音楽教育に関する高度な知識、演奏力、授業実践力をバランスよく身に付け、学校教育をはじめとする音楽教育の場で、音楽教育の今日的課題に立ち向かうことのできる指導的人材の育成を目指します。
     
  • 美術教育専攻
     美術教育専攻では、学部や教育実践の場で培った知識・技能の基礎の上に、児童・生徒の人間形成に不可欠な感性・想像力・創造力を、美術・書道を通して指導できる高度な知識・技術・思考力・実践力を備えた人材の育成を目的としています。そのために、専攻に美術コースと書道コースの2つのコースを設け、表現活動が人間の本質的問題にどのように関わるかを、それぞれの分野から実践的・経験的に探求できる教育者の育成を目指します。
     
  • 保健体育専攻
     保健体育専攻では、保健体育科の目標・内容、学習指導の方法等に関する基礎的な知識をもとに、実践的な課題について考究し、教科内容に関する研究手法の修得をとおして教育現場で指導的役割を担える教員の養成を目的としています。そのために、専攻に体育学、運動学、体育生理学、学校保健学、保健体育科教育学の5つのコースを設け、今日の学校教育を取り巻く環境の変化を踏まえ、教科指導力の向上にかかわる専門的な知識や指導法の修得にとどまらず、人間にとっての運動・スポーツ、健康及び体力の意味という視座からも運動・スポーツや健康・体力の重要性を認識し、保健体育授業の改善及び課外活動の充実、学校・地域の連携強化に積極的に取り組むことができる人材の育成を目指します。
     
  • 特別支援教育専攻
     特別支援教育専攻では、生涯発達の視点から、特別支援学校、幼・小・中・高等学校並びに各種施設における特別なニーズのある子どもたちの能力や個性に応じた専門的な教育的支援を追求することによって、特別支援教育における指導的教育者、研究者並びに特別支援教育コーディネーターを養成することを目的としてます。そのために、専攻に特別支援教育学、特別支援心理学、特別支援臨床学の3つのコースを設け、各々の専門分野についての研究を深めるとともに、実践現場における教育・心理・臨床面の専門的知識・能力や、学校安全や危機対応についての知識・能力を養いながら、特別支援教育を先導し得る教育者、研究者並びに特別支援教育コーディネーターの育成を目指します。
     
  • 技術教育専攻
     技術教育専攻では、ものづくりに関する知識や技術・技能を活用して、生徒の創造性や技術的な課題を解決する能力を育成することのできる中学校技術科及び高等学校工業科の教員の養成を目的としています。そのために、専攻にものづくり技術コースと技術科教育学コースの2つのコースを設け、ものづくり技術を構成する電気・情報・機械・木材加工・金属加工・栽培の各分野あるいは技術科教育法について学び、それらに関する技術的な問題や教育学的な問題を研究し、得られた成果を学校教育の中で活かしていくことのできる創造性豊かで実践力のある教員の育成を目指します
     
  • 養護教育専攻
     養護教育専攻では、現在の学校現場が直面する児童生徒の様々な健康課題に適切に対応できる実践的な課題解決能力を有し、教育者としての養護教諭の特性を十分発揮できる人材を養成することを目的としています。そのために、専攻に養護学コースを設け、養護学の確立に必要な諸科学の成果を追求するとともに、幅広い観点からの健康事象を捉え、学校教育の中での養護学の位置づけを考えることが出来る教育者の養成を目指します。
     
  • 実践学校教育専攻【夜間】
     実践教育専攻では、地域の学校教員の世代交代が急速に進む中で、これからの学校現場における多様な課題に対応できる高度な教職者の素養を備えた中核的な教員の育成を目指しています。そのために、専攻にスクールリーダーコース、教職ファシリテーターコース、授業実践者コースを設け、主として現職教員や新人教員を対象に、学校におけるリーダーシップの理論と実践、授業分析・授業診断の理論と技術、授業実践の基礎理論と実践的指導力等、教職の高度化のための教育研究を深め、教育現場において指導的役割を担える人材の育成を目指します。
     
  • 健康科学専攻【夜間】
     健康科学専攻では、心身の健康の維持・増進、生涯にわたる学習、高齢者の生活、スポーツ実践など、様々な領域の新しい課題に取り組んでいくため、健康問題についての高度な専門的知識と能力を持つ専門的職業人の養成を目的としています。そのために、専攻に人間科学、健康生活、スポーツの3つのコースを設け、主として現職の社会人を対象に、個人と家族、地域と社会における健康で文化的な人間生活の理論的・実践的課題について総合的に教育研究を推進し、高度な専門的知識と能力をもつ指導的人材を育成することを目指します。
     
  • 総合基礎科学専攻
     総合基礎科学専攻では、基礎科学の主要分野である数理科学、情報科学、自然科学を有機的に組織し、分野を超えた交流と連携のもとに、総合的な基礎科学の知識と素養を備えた専門的職業人の養成を目的としています。そのために、専攻に数理情報コース及び自然研究コースの2つのコースを設け、数理・情報・自然科学の分野で高度で総合的な基礎科学の知識と素養をもって産業界のみならず国・地方の研究機関で活躍できる人材並びに教育の場において科学教育、数学教育、情報教育を担える指導的人材の育成を目指します。
     
  • 国際文化専攻
     国際文化専攻では、世界の諸地域の文化、とりわけ日本、中国、イギリス、フランス、ドイツ、東欧、アメリカを主たる対象とした言語・文学・歴史・地理・社会・政治・経済・思想についての個別研究、並びにこれら諸地域の文化交流や国際関係などの研究を専門的なレベルで進め、それらの研究を通じて、国際化が進展する現代社会の多様な課題を担える人材を育成することを目的としています。そのため、言語文化と文化研究の2つのコースを設け、専門的な研究を通じて会得される正確で体系的な知識に基づき、多様な文化を理解できる国際性豊かな人材、並びに斬新な発想と旺盛な行動力で国際的に活躍できる人材を育成することを目指します。
     
  • 芸術文化専攻
     芸術文化専攻では、音楽と美術という芸術の二大ジャンルにおいて、実践と理論との両面から新しい時代における芸術文化のあり方を探究するため、古典芸術からポストモダン・アートにいたる広範な領域を視野に、多様な今日的課題について教育研究を行い、高度な専門的知識・能力をもつ専門職業人を養成することを目的としています。そのために、専攻に音楽研究コースと美術研究コースの2つのコースを設け、それぞれの専門分野において、芸術一般への深い理解と高度な専門的素養とを兼ね備えた演奏家、造形作家、研究者や教育者、さらには芸術プロモーターやアート・マネージャーなど、社会的ニーズに応えて芸術文化の第一線を担い得る指導的人材を広く育成することを目指します。
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