Eugenio Hernandez 氏は 1977 年に Universidad Complutense de Madrid を卒業し，1981 年に Washington University in St. Louis で博士号 (Ph.D.) を取得した．1982 年以降，Universidad Autonoma de Madrid に所属し， 現在は数学科教授である．1987-1988 学年度に Hernandez 博士は，Fulbright Fellow として Mathematical Sciences Research Institute in Berkeley, California に所属し，1994-1995 には Washington University in St. Louis の客員教授であった． 彼が興味を持っている研究分野は， 作用素の補間理論，重みを持つ不等式，最近ではウェーブレット理論である．
Guido Weiss 氏は University of Chicago を卒業し，1956 年に博士号 (Ph.D.) を取得した．1955-1960 には DePaul University に勤務し，1960 年以降，Washington University に所属し， 現在は Elinor Anheuser Professor of Mathematics である． この 35 年間に，Sorbonne, University of Geneva, University of Paris in Orsay, Mathematical Sciences Research Institute in Berkeley の客員教授（いずれも期間が 1 学年度）であり， また Universidad de Buenos Aires, Peking University, Beijing Normal University, Universidad Autonoma de Madrid の客員教授（いずれも期間が半期）であった． 彼の研究は数理解析の広範な部分，特に調和解析を含む． 彼の業績のうちのあるもの， 特にある種の関数空間（とりわけハーディ空間）の原子分解と分子分解による特徴づけは， ウェーブレット理論と密接に関係するため， 彼はここ数年ウェーブレット理論に注目してきた． 彼はいくつかの賞を受けており， その賞の中には， Chauvenet Prize や Beijing Normal University, University of Milano, University of Barcelona の名誉学位 (honorary degree) が含まれている．