変成岩

 岩石が、それが形成したときとは異なる状態に置かれ、鉱物組成

や組織が変化した岩石。

 とくに広域変成岩は、地下深部の高温高圧の場に持ち込まれた後

に、地表に露出しているため、鉱物組成や組織が変化しているだけ

でなく、強く変形している。その結果、鉱物が一定方向に配列した面

状もしくは線状の構造が発達している。そのような変成岩を結晶片岩

や片麻岩という。

 たとえば、泥岩が編成して結晶片岩となった岩石を泥質片岩といい、

玄武岩など塩基性火成岩起源の結晶片岩を塩基性片岩という。


泥質片岩の褶曲(横幅4.5mm)


塩基性片岩の薄片写真(横幅4.5mm)

 角閃石(緑色)が平行に並んでいる。