柏原キャンパス緑の便り


その3
学園だより No.115 (平成7年3月23日)掲載



1. ウメ:図書館と美術棟間の斜面に植えられた白梅。下方部には紅梅の幼木が追植された。古代中国から渡来し、花木の王者といわれ、大阪府の花木に指定。春告草(はるつげぐさ)とも呼ばれ、最も親しまれてきた。平成4年3月春の開学へと府から寄贈。





2. シダレザクラ:柏原キャンパスに多くの桜をという声があり、キャンパスのあちこちに数種のサクラが植えられた。シダレザクラの大きいものは、すべて高鷲農場からの移植木。春風に霞み散る桜は万朶(ばんだ)の花。C棟西側のもので、昨年春理科教育専攻卒業生の寄贈。





3. エリカ:図書館東側に植え込み。欧州、アフリカ原産でイギリスではヒースの名で親しまれ、「嵐が丘」やシェークスピアものによく出る。大正時代渡来。初春に鈴のような小花をつける。





4. ニワザクラ:エスカレーターを昇った正面の植栽域(平成4年5月旧制度生物学教室同窓会寄贈)の東西に夫々数本植えられた。1.5m位に育ち、高木とならない。古くから庭園木として好まれる。実は食用になる。





5. 共通講義棟北側植栽域2面:平成6年3月卒業の自然研究専攻学生有志の寄贈。二年間に渡り、樹木を買い、自力で植え込んできた。春にはドウダンツツジをはじめ、鮮やかな彩りで映える。





6. アセビ:馬酔木とも書く。食べると足がしびれるので「足しびれ」からきた名といわれる。ツツジの仲間で初春に咲く。白花と、この写真のような淡紅色の花のものがある。奈良県の花木。





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