柏原キャンパス緑の便り


その5
学園だより No.117 (平成7年12月4日)掲載


 秋も深まり冬を迎えます。キャンパスも今はたくさんの木がありますが、H4年から今日まで荒れ地の中に少しでも緑をと、個人や少人数のグループの人たちの資金・労力の提供があったことを記することは、ここで働き学ぶ者のつとめと思います。今回の紹介のいくつかは、このような努力によるものです。


1. サルスベリ2本:池田分校からの移植樹で高さ13mと8mの大きな木。平成6年11月の移転統合完了式典に間に合うように、平成5年春に根まわしをほどこし、6年3月B5棟南西地に狩移植後、年11月に現在地に本植。





2. アカマツ2本(右側)と株立ちウメモドキ(左側):マツは、前学長の自宅からの移植、形が池岸に似合う。ウメモドキは、前事務局長、前経理部長からの退官記念に寄せられた高鷲農場からの移植木。移植後に新葉も少しでて、若干の赤い実も見える。これからは年を経るとともに落ち着いた雰囲気をかもしだす。





3. 北西進入路エスカレーターから見たB棟群北面側の植栽域:平成4年春に新植された樹木でクス、ユリノキ、ヤマモモ、ヤマザクラ、オオシマザクラ等を含む。将来の林としての彩りを与えるため平成4年と5年自然研究の教官・学生によって、グミの古木、ライラックの幼木、ハゼの幼木等が追植された。この場所と排水処理場付近の植樹は、文部省予算の他、学内予算も300万円投入され、新しい学舎の緑の整備の自助努力の一端であった。





4. チョウセンゴヨウマツ、ツバキその他:A棟北側通路の東寄りの植栽域。低木を除き京都教育大学農場からの移植木(平成6年2月)。同大学の農場関係者から友情として届けられたもの。他に音楽棟野外ステージの柵植えにしたマサキとキンマサキも同大学からの賜りもの。





5. コブシ他:C1棟東側の植栽域。この夏逝去された物理学の高木教授の音頭取りにより平成5年と6年の教員養成課程物理学専修の学生と教官の記念植樹。活着しにくい木だが、2年の間にようやく落ち着いてきた。来春の花時が楽しみ。





6. 同植栽域のノボタン:南方性の低木で花期は7〜10月と長い。





7. ホトイトスギの仲間:B棟西側に平成5年11月教養学科社会文化専攻の教官・学生によって植えられた。当時の荒地状態の中で緑への想いが込められたもの。下の方には独語圏教官・学生が平成6年の春卒業記念に植えた梅、モミジ等がある。





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