微速度撮影で見た生物の世界

発生生物学教材「アラムシロガイの初期発生」

アラムシロガイの初期発生



アラムシロガイは交尾をして100〜200個ほどの受精卵を卵嚢の中に産み付けます。卵は卵嚢の中で発生を続け、7日ほどでベリジャー幼生として孵化します。アラムシロガイ卵の初期発生の特徴は巨大な極葉形成で、第一卵割時には大きくくびれ、三葉期胚となります。第二、第三卵割時にもそれぞれCD割球、D割球の植物極に極葉を形成します。このビデオでは出てきませんが、第一極体・第二極体の形成時にも極葉が形成されます。
なお、これは微速度ビデオ録画装置で録画した古い映像をデジタル化したものです。また、画面では撮影時の「120H」モード(60倍)となっていますが、EDIUS Pro 5で10倍早めて600倍で再生しています。



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