1999年度 11校プロジェクト研究発表会

大阪教育大学附属学校園情報ネットワーク推進プロジェクト



 私たち11校プロジェクト(大阪教育大学附属学校園情報ネットワーク推進プロジェクト)では,附属学校園のインターネット接続およびその教育利用のために,95年度より研修や会議を重ねてきました。現在すべての附属校園が専用線で結ばれ,インターネットや情報機器を利用した教育研究が試みられています。
 この研究発表会は,96年度,97年度につづく3度目で,インターネットや情報機器を利用した教育実践について,各附属校園におけるを取り組みを発表するものです。附属や大阪教育大学関係者のみならず.インターネットに関心をお持ちの教育関係者の参加をお待ちしています。

題 目
発表者
要 旨
『インターネットと教育』フォーラム2000の報告 大阪教育大学
  越桐 國雄
2000年3月11日に早稲田大学で開催されるインターネットと教育フォーラムの内容を簡単に紹介し、今後のインターネットの教育利用の動向を考えます。
4歳児のごっこ遊びにおけるコンピュータとのかかわり 附属幼稚園
  橋之爪 美砂
 友達と一緒にコンピュータから流れてくる音楽を全身で楽しんだり、画像を見るだけでなく、それに合わせて体を動かして表現したりしながら、ごっこにコンピュータを取り入れて遊ぶ幼児の姿から、4歳児とコンピュータとのかかわりを振り返る。
知的障害者のコミュニケーションの拡大を目指して 附属養護学校
  金森 裕治
ワープロ実務検定、テレビ会議等を通して文字やことばによるコミュニケーションの拡大を目指した実践事例。
何を、何のために、どのような手段で伝えるのか
〜情報メディアの有効利用を探る〜
附属池田小学校
  渡辺 信行
様々なメディアを利用して、情報が送受信される今日、本当に有効な活用がなされているのか、実際にあった教育活動の中でそれらについて振り返ってみたい。
5年生の熊本との交流 附属平野小学校
  河南 方子
 =ふるさとネットワーク=   〜他の地域の友達との交流を求めて〜ホームページ作成、ファーストクラスによるチャット、ISDN回線によるTV会議システム、などさまざまな手段を用いて、お互いの文化を紹介しあい、学び合う学習のあり方
6年生のホームページ作成とオーストラリアとの交流 附属平野小学校
  酒匂 雅夫
 パソコンを利用したグループの活動についてファーストクラス上でメール交換をしようとしてうまくいかなかったこと、相手の学校を意識したホームページを作成したこと、相手に郵送するクリスマスカードなどを作ったことです。
電子メールを活用したドイツとの協同的学習 附属平野中学校
  井寄 芳春
 総合的学習の場で、電子メールを利用し、ドイツ・ギムナジウムと協同的学習を行った。
インターネットを使ったコラボレーションによる創作ダンス「踊るこらぼ」 附属養護学校
  三牧 紀代美
附属天王寺中学校
  上田 学
両校ではこれまでに様々なかたちの学校間交流を行ってきた。今回は、養護学校の中学部,高等部の生徒が、同年代もしくは、近い年代の天王寺中学校と一つの事柄についてコラボレーションし、相互理解を深めていくことをねらいに取り組んだ。目的は次の通りである。
  • 両校生徒の表現力の向上
  • 活動を通じてノーマライゼーションの考えを共に深め合う。
  • 交流教育の教育的意義を明らかにする。
 HTMLによるホームページづくり
―中学校技術家庭科「豊かな住生活をデザインしホームページで発信しよう」の実践―
附属池田中学校
  今田 晃一
 2年生で取り組んだホームページ作りを実際の生徒作品を紹介しながら報告する.セキュリティ(小中高池田キャンパス内の公開),情報倫理による生徒の変容について指導上の留意点を述べる.
生徒のメール利用実態 附属高校池田校舎
  友田 勝久
今年度から生徒全員にアカウントを与え,インターネットの自由な利用を認めている。その利用実態を報告したい。
プログラミングと数学とによる現実世界の問題解決、創作活動について 附属高校天王寺校舎
  大石 明徳
 教育内容「物体表面色の濃淡解析」「歪み絵の解析」「文様の解析」を構築。いずれも、コンピュータと数学とを用いて行う問題解決あるいは創作活動であり、「数学への習熟」、「現実世界・文化等と数学の関わりの学習」を目的とするものである。これらの教育内容の紹介及び教育実験・実践について述べる。
音楽科における情報化
―デジタルデータの活用―
ノートパソコンによる創作学習
―変奏曲からの発展―
附属高校天王寺校舎
  諸石 孝文
音楽科の「情報化」に必要なのは、演奏活動という「情報」を公開することだと思われる。そのために、デジタルデータを活用し、ホームページを利用して、演奏録音等を「MP3」のファイルの形で生徒が演奏した合唱曲等を公開していくことを提案する。また、CD-ROMの形で録音を残していくことも有効な資料活用に繋がるであろう。
大阪における「教育の情報化」の現状と課題 大阪府立盲学校
  中島康明




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