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三面図と立体の関係の理解を補助するTraceIt

■はじめに

本プログラム(TraceIt)は、三面図(三角法)と立体の関係の理解を補助するアプリケーションです。表示している立体上もしくは、三面図上をマウスでクリックすると対応する点が表示されるので直感的な理解を助けます。

また立体を投影し平面図に展開する様子をアニメーション表示することもできます。

本プログラムは無償で利用できますが無保証です。詳しい条件は下記ライセンスをご参照ください。

■実行方法と使い方

Windowsの場合には TraceIt.exe をダブルクリックで起動します。 TraceItの画面は次のようになっています。

上にステータスエリア、右にツールエリアがあり、中央に三面図と立体図を表示します。 ツールエリアのボタンの名称と機能は次のようになっています。
名称機能
回転左ドラッグによる立体の回転を有効化・無効化を切り替える。
回転リセット立体の回転の状態を初期化する。
投影面立体を覆う投影面の表示・非表示を切り替える。
投影面展開立体を各投影面に投影する様子をアニメーションで表示してから、平面・右側面の投影面を展開し、正面に倣って二次元平面上となるように表示する。
なぞられたかを判定なぞり残した線分がないかを判定し、残り本数を表示する。すべてなぞられている場合はスタンプを表示する。
なぞり解除なぞった線をすべて解除する。
三面図クイズ三面図の問題を出題する機能を開始する。
表示する立体はステータスエリアの「立体を選択」ボタンをクリックして変更します。 詳しくはプログラムを実行してチュートリアルで試してください。

■ダウンロード

次のどちらかのファイルをダウンロードしてください。

■Processingで実行する

コンパイル・実行には popupmenu (https://github.com/hixi-hyi/ppopupmenu/)ライブラリが必要です。 あらかじめProcessing (2.x系)で使えるようにしてください。 また Windows に付属の MS ゴシック(フォント)を利用しているので、Mac OS X, Linux 等ではフォントを変更してください。表示が乱れる場合には、適宜修正が必要です。

■ダウンロード

以下のファイルをダウンロードしてください。

■ブラウザで試す

Trace It を少し書き換え Processing.js を使ってブラウザで動作するようにしたものです。Mozilla Firefox, Google Chrome, Apple Safari のいずれかが必要です。Microsoft Internet Explorer では動作しません。

こちらからお試し下さい。

■ライセンス

TraceIt の著作権表示は

Copyright (c) 2014-2015, Takashi Okada 
TraceIt ブラウザ版 (Processing.js 使用) の著作権表示は
Copyright (c) 2014-2017, Takashi Okada and Noriaki Mitsunaga
となっています。ソースコードと、それから派生するバイナリの利用条件は、General Public License version 2 (ファイル gpl-2.0.txt)に従います。

実行形式 TraceIt.exe (とその実行に必要なファイル) には Processing のライブラリと、popupmenuライブラリなどを含みます。Processing のライセンスについては https://processing.org をご覧ください。 popupmenu (https://github.com/hixi-hyi/ppopupmenu/)の著作権表示は

Copyright (C) 2011 Hiroyoshi Houchi, Shigeo Yoshida
となっています。JAVAやProcessing.js等のライセンスは各該当のファイルをご覧ください。

■関連論文

■開発にあたって

このソフトウェアは平成26年度 大阪教育大学 技術教育専攻 卒業論文 「中学校技術科におけるコンピュータを用いた第三角法の習得を補助する教材の開発(岡田隆)」(指導教員:光永法明)の活動の一環によるものです。

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