大阪教育大学 > 教育・研究の紹介 > 学部・大学院 > 教養学科人間科学専攻 > 発達人間福祉学 > 概要
発達人間学コースは平成14(2002)年4月1日より,「発達人間福祉学」コースに名称変更しました。
本コースでは従来より、誕生から死に至るまでの人間の「生涯発達」の中で生じうるさまざまの現象を研究テーマとして、教育学・社会福祉学・精神医学・心理学といった諸領域での成果を手がかりとしながら、しかも特定の領域に束縛されることのない自由な研究実践を志向してきました。
本コースで従来より取り組んでいるもう一つのテーマが「共生」です。それぞれに独自の個性を持った人間同士がいかに同じ地面の上で共生していくかということは,ここにきてますます大きなテーマとなりつつあるように思われます。その共生をより豊かなものとしていく手段の一つとして,「福祉」が位置づけられます。我々は福祉を人間の発達における重要なファクターとして捉え、単なる技術論にとどまることのない、これまでの発達人間学の理念に根ざした福祉のあり方を追究してゆくべく、このたび名称変更をおこないました。
したがって,いわゆる福祉系の大学や養成機関とは趣の異なるコースであり,そこが本コースの特色であると言えるでしょう。人間についての幅広い関心を出発点として,特に関心のある領域からアプローチするもよし,複数の領域を自在に組み合わせながらアプローチするもよし,オリジナルの,新しいアプローチを模索するもよし,さまざまな可能性の中から,自らの頭と体を駆使して,自分自身の関心を積極的に掘り起こしてくれることを期待しています。
人間は生まれてから死ぬまで絶えず変化を続ける存在です。この生涯にわたる変化としての「発達」に関心とこだわりをもち,教育学,心理学,社会福祉学,医学での成果を手がかりとした学際的な探求を志向するコースです。人間と社会にかかわるさまざまな問題を発達という視点から多面的に理解し考えるための学びを通して,人間のしあわせ(福祉)に貢献する人材の育成をめざします。
「大学案内」等,受験に関する情報については,以下の公式な情報をご参照ください。
大阪教育大学「受験生の方へ」
Q.
福祉に関連する資格のうち,取得可能なものはありますか?
A.
現時点では,「社会福祉主事」(任用資格)の取得が可能です。
本学に在籍する学生であれば,所属コース・専攻等に関係なく,所定の科目を履修することで取得可能です。
なお,任用資格とは,公的機関等において特定の業務に就いた時点ではじめて効力をもつ資格のことを言い,持っていさえすればその仕事をしてよい(できる)という性質のものではありません。
資格の詳細については,下記リンクなどを参照してください。
社会福祉主事任用資格 (福祉人材センター・バンク「福祉のお仕事」)
Q.
教員免許は取得できますか?
A.
教養学科には中学・高校の各教科に関する免許を取得できる専攻やコースが多数ありますが,人間科学専攻は文部科学省が認可する課程を有していません。
過去には人間科学専攻に所属し教員免許を取得した卒業生もいますが,現在の本学のシステムでは,介護等体験や教育実習への参加をはじめ,教員免許取得にかかわる大学からのフォローがありません。
本学で教員免許の取得を第一に希望される方は,教員養成課程または教養学科の他専攻への進学をご検討いただいた方がよいと思います。(2008年5月1日現在)
Q.
心理学の勉強はできますか?
A.
人間科学専攻には現在心理学を専門とする教員が4名います。人間科学専攻が開講している心理学関連科目はすべて,人間科学専攻の専攻専門科目として履修することが可能です。
また本学全体(教員養成課程を含む)でみると,複数の専攻・コースにそれぞれ心理学を専門とする教員がいますので,心理学関連の開講授業数は決して少ないわけではありません。自分の関心に応じて,開講されている授業に積極的に出席していくことで,心理学の勉強をしていくことは可能です。こうした形で,心理学に限らず,入学後に関心をもった領域を中心に勉強していくことも可能です。
在学生の方へ:
「大教UNIPA」から,本学で開講されている授業科目が検索できます。[授業内容]あるいは[授業科目名]の欄にキーワードを入力して,検索してください。
また「研究者総覧」を利用すると,心理学を専門とする本学の教員を検索することができます。
受講可能な科目(単位として認められるか否かを含む)については,「履修便覧」を参照の上,教務係あるいは当該授業を担当する教員に確認してください。
Q.
将来,臨床心理士になりたいのですが?
A.
財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する「臨床心理士」については,現在のところ,同協会が指定する大学院(修士または博士前期課程)を修了することで,同協会が実施する認定試験の受験資格が得られます(大学院によっては,修了後1年の実務経験が必要となります)。
したがって,当該の大学院に進学し修了することが受験資格を取得する最低条件となりますので,卒業する大学や学部がどこであれ,当該の大学院への進学に向けての勉強が必要になります。
詳細については,以下のリンクを参照してください。
財団法人日本臨床心理士資格認定協会
なお,本学には同協会が指定する大学院のコースは設置されていません。本学を卒業する方の場合,当該の大学院に進学し,大学院修了後に協会が実施する試験を受け,それに合格して協会からの認定を受けるという流れになります。本専攻・分野の卒業生の中にも,こうした流れをたどり,現在臨床心理士として活動している人がいます。
蛇足ですが,大学院では修了要件として修士論文を課すところがほとんどです。大学院に進学したからといって,カウンセリングや心理療法の勉強だけすればよいというわけではありません。研究者としての最低限の素養も問われることになります。
Q.
過去に保育士として就職した方がいるようですが,保育士の資格はとれるのですか?
A.
大学在籍者の場合,2年以上在籍し62単位以上を取得していれば,学部や専攻を問わず保育士資格の受験資格があります。ですので試験(筆記+実技)さえクリアすれば,誰でも資格を取得できる可能性があります。うまくやれば,在学中に資格をとることも不可能ではありません。
詳細については,以下のリンクを参照してください。
厚生労働省「保育士試験」
社団法人全国保育士養成協議会