「もともと、対角行列じゃないですか。」
「対角化可能」の定義をおぼえていれば、
もともと、対角行列である右の行列が
「対角化可能」であることは明らかですね。
10秒考えて「明らかです」と答えて、
ここにきていることを祈ります。
一般には、行列を与えられた時、
それが対角化可能であるか? 対角化可能ではないのか?
を行列をみただけで判断するのは簡単ではありません。
対角化可能であるための必要十分条件は
「各固有値に対して、重複度 と 固有空間の次元が一致する」ことでした。
(「計算すれば」というのは、おそらく
「固有多項式(固有値)と固有空間の次元を計算すれば」
という意味だったのでしょう。)
さて、この必要十分条件の意味は何でしょうか?
そもそも、n 次正則行列 P を用いて、P-1AP と変形するとは
どういうことなのでしょうか?
変形した行列 P-1AP と もとの行列 A の
固有値が一致するのはなぜでしょうか?
代数学概論の復習です。考えてみましょう。
さらに3回生の前期の代数学 I をとっていれば、
対角化可能ではない行列をいくつでもあげることができますね。
目次
に戻る