「 HOTEL N 」 の話。

この話は 集合論( 数理科学入門 I ) の授業の中にでてくる 「集合の濃度」や「可算集合」に関する "お話" です。
授業は数学を専攻する学生(数理科学講座)向けでしたが、 もう少し、イメージをつかむために "お話" としました。
数学的な概念について詳しく知りたい人は 「 解説 」を開いて同時に見てください。
この話の中に登場する「ホテル」の部屋は全てシングルルームであり、 一部屋に一人しか宿泊できないものとします。 また、無限に関する概念が出てきますが、 そういうホテルがあるという架空の世界を考えることにし、 移動にかかる時間や距離なども無視していいものとします。
最初にやさしい算数から始めましょう
「 HOTEL 10 のお話 」
解説

「 HOTEL 10 」には 10 室の部屋があります。 問題の最初ではすべて空室であるとします。
「 泊まることができる」とは客全員が泊まれる状態をいいます。
[1] 「 HOTEL 10 」に 4 人 の客が来ました。泊まることができますか?
(答) 泊まることができます。

[2] 「 HOTEL 10 」に 10 人 の客が来ました。泊まることができますか?
(答) 泊まることができます。

[3] 「 HOTEL 10 」に 11 人 の客が来ました。泊まることができますか?
(答) 泊まることはできません。

おしまい
「 HOTEL N 」のお話