初日:9月1日(水)



出発・集合

09:20

大阪教育大学柏原キャンパスC7棟前から出発。3回生は準備のための徹夜明け。ほどなく車内は静かになる。

10:30

予定通り阪和道紀ノ川S.A.で4回生と合流。スペシャルゲストの武久さんは,あまりにも意気込んでおられたらしく,一日前から同S.A.でお待ちになっていました。

11:25

JR紀伊由良駅で植山先生を迎え,合宿所に向かうも,道に迷う。下見に2回も行っていたにもかかわらず。

11:55

合宿所到着。施設の説明を受けた後,昼食。

 


プログラム1:ワークショップ“創造的に書くこと”

―想像物語を書こう!―

 

このワークショップは,C.フルヒナーのワークブック『第3・4学年における自由に書くこと:想像物語』(C.Furchner: Freies Schreiben im 3.und 4.Schuljahr: Fantasiegeschichten, 1998)を手がかりにして,3回生が中心になって企画・運営を進めたものです。

6時間におよぶかなりハードなもので,出来映えはともかくとして,各々3編の物語を書くことになりました。

13:20

開会・基調提案/ワークショップの主旨

13:45

ワークショップ1:アイディア・オリンピック

 

導入的に類義語・同義語を集めるゲームを行いました。“ものの様子をあらわす言葉”(形容詞,形容動詞,副詞)から出発したのは失敗。やはり“ものの名前をあらわす言葉”(名詞),“動作をあらわす言葉”(動詞)から出発すべきでした。

 

マテリアルはこちら(工事中)

14:55

ワークショップ2:メモシート

 

2枚のイラストを任意に選択し,それをもとに,自分以外の他者が物語を書くことができるように,主人公,物語の展開する場所,門語りで起こる事件などについて,構想メモを作る作業です。物語を成立させるための要素を確認しました。

 

マテリアルおよび作業例はこちら(工事中)

 

16:00

ワークショップ3:かくし絵

 

用意された書きかけの絵から任意に一枚を選択し,それに続けて自分で絵を完成させ,それについて物語を書く作業です。まとまった物語を書く活動の最初だったのですが,私自身,思ったより書けることに驚きました。

 

マテリアルおよび作品例はこちら(工事中)


17:00

ワークショップ4:途方もない物語

 

 この作業ほど皆を楽しませると同時に苦しませるものはありませんでした。まずワークショップ2のように,物語の構成要素を構想するのですが,それをグループでリレー式に,しかも他の人の設定した要素を見ることができないように行い,作業シートを最後に受け取った人が初めて構想の全体を見ることができるのです。そして,それをもとに物語を書かなければなりません。まさに勝手に設定された物語の要素を結び合わせる“途方もない物語”には,想像力と創造力が要求されるのです。さすがにできあがった作品は,あやしいものが多かったようです。

 

マテリアルと作品例はこちら(工事中)

 

18:00

夕食・休憩

 

予定を変更して,ワークショップ5の前に夕食をすませることに。実はこの施設は,太平洋に面した風光明媚な山の上にあり,そこから見下ろす景色は最高なのですが,さすがにそれを満喫する余裕はなかったようです。

  

19:00

ワークショップ5:やみくも物語(絵について書く)

 

ワークショップの最後をかざる作業であり,しかも最優秀作品には商品が用意されるという人参までぶらさげられると,がぜん力が入ります。これまでに作品を2編書いて気づいたのですが,私はどうやら想像物語の創作に向いていない。というより下手。どうも,説明・分析・技巧・思索的な表現に凝り固まって,私の作品が一番ファンタジー性を欠いていることを自覚するようになっていました。

ここでは,用意された7枚の芸術的絵画から任意に一枚を選択し,それをもとに物語を書くのですが,私が選んだのはゴッホの風景画。ノスタルジーを軸に大人のメルヘンの世界を描こうとしたのですが,駄作の域を出ませんでした。その意味では,私のために開かれたワークショップだったのかもしれません。

相互の投票による最優秀賞をゲットしたのは,意外にもU嬢。ワークショップ3での彼女の作品を見るに(実際,絵はよかったが,物語は単なる絵日記だった),彼女にだけは負けないという自身は密かにあったのですが。彼女のこのような成長を引き出したのも,このワークショップの成果か?

 

マテリアルおよび作品例はこちら(工事中)

20:00

ワークショップの反省会

 

しんどかったけど,成果は大きい。

前に書いたように,私にはまだまだ努力が必要ですが,参加者の表現の質がどんどん高まっていくのが,ほんとうによくわかりました。中には,小学校国語教育での読み物としてそのまま使えそうな物語もでてきたりして。

そして,このような物語を生み出していく共同作業の場としてのワークショップ。国語科授業論的にも考えさせられることが多かったような気がします。

しばらくの間,第3ゼミの合宿ではワークショップ企画を継続的に温めていくことが確認されました。というより,私が決めました。

 

20:30

 

入浴後,懇親会

 

激しい活動の後は,やはりおいしいものがある。写真ではお見せすることはできませんが。

徹夜で準備し,ワークショップを運営した3回生は,本当に疲れ切った様子。

次の日の発表準備ができていない4回生は,懇親会の後もまだ眠れそうにない。

私は,10畳以上もある広い部屋の真ん中に一人で寝させていただきました。おそらく一人で寝ることになった所以である“高いびき”を奏でながら。