他団体から引用した参考資料や実験データに、出典が無いということはデータに信用性がありません。

 それは、他団体から引用したデータはもちろんのこと、自社独自に行った実験・調査であっても明記すべきです。

 そこで、出典が「有」の場合は、情報公開を行っているということに対し、評価をします。

  豆知識コーナー

 @【出典があるからといって、信用してはいけません。】

 出典があるからといって、すべての情報を無批判に受け止めて良いわけではありません。

  例えば、

  ・調査対象を意図的にピックアップしている

   (例)偏った集団からデータを集め、「○○」の傾向がある。と示す。
      実際は、他集団の方が全体の傾向を反映している場合、本来示すべきデータとしてはふさわしくありません。。

  ・母数(=N)が少ない。

   (例)調査数(N)が100以下の場合、割合に変換した円グラフ等は必ずしも適切なデータの示し方ではありません。

 などの問題点もあります。しかし、ここまでの判断は資料だけではできません。

 A【批判的に読み解く能力(メディアリテラシー)】

  ・いつ、どういう対象で行われた実験・調査なのか

  ・どんな目的、方法なのか

 など、示されたすべての情報をそのまま受け止めるのではなく、その情報に隠された情報を読み解く能力のことです。現場の教員にとっては、必要な能力です。

  ・多くの文章に触れる。
  ・自分で、文章を書く。
 などを行うことことで、その能力は養われていきます。

 判断の目安は、こちらをご参照ください。

  ・出典がある例