2001年10月26日
会員各位
大阪教育大学国語教育学会事務局

第37回 大阪教育大学国語教育学会

大会テーマ  演じることと国語教育

 21世紀を迎え、子どもをとりまく社会環境は劇的な変容をみせています。そのような現状にあって、国語科では「伝え合う力」の重要性が再確認されています。今回は、“演じること”をその一環としてとりあげることにしました。他者の立場に立つことは、その考えを理解し新たに視野を広げたり、集団の中の自分を再認識したりする契機となるのではないでしょうか。また、ことばの理解に身体表現を伴わせることは、豊かな言語活動を生みだす一助となりえるのではないでしょうか。このような視点から本学会を、これからの国語教育を考える場としていきたいと思います。
 今回は、大会両日とも大阪教育大学教育学部附属天王寺中・高等学校で開催します。日時・会場などお確かめの上、ふるってご参加ください。

日 時12月1日(土曜日)
12月2日(日曜日)
場 所大阪教育大学教育学部附属天王寺中・高等学校内 中学校講堂
(但し、自由研究発表のみ天王寺キャンパス食堂二階大会議室で行います。)

時程 1日目 12月1日(土曜日)

9:009:3010:3010:4012:3013:3014:5015:0016:0016:1017:10
受付自由研究
発表
休憩公開授業昼食研究
協議会
休憩共同研究
発表
休憩共同研究
発表
散会

1.自由研究発表会

     ○「児童文学手法」再考 ―国語教室の現代的デザイン―
大阪教育大学聴講生 一芝登芸子
     ○ 徳島県佐那河内村方言に於ける方言性向語彙の造語法
大阪教育大学大学院 石川 香代子・辻野 弘恵

2.公開授業・協議会

     ○「劇団ぽっぽ屋旗揚げ公演」
大阪教育大学教育学部附属天王寺中学校教諭 中西一彦 先生

3.第10回ゼミナール共同研究発表(予定)

*大会当日、改めて詳細なプログラムをお渡しします。
1.岐阜県八幡町における性向語彙の研究〈方言ゼミナール〉
2.幼児の遊びとことば〈言語発達ゼミナール〉
3.中学校小説教材における主人公と状況の関係〈国語表現ゼミナール〉
4.芥川龍之介「地獄変」論〈近代文学ゼミナール〉

時程 2日目 12月2日(日曜日)

9:3010:0012:3013:4014:3014:4515:5516:0017:10
受付共同研究
発表会
昼食総会休憩小田先生の
ご講演
休憩大藤先生の
ご講演
散会

4.第10回ゼミナール共同研究発表(予定)

*大会当日、改めて詳細なプログラムをお渡しします。
1.『源氏物語』研究〈中古文学ゼミナール〉
2.中学校教科書における『おくのほそ道』教材について〈近世文学ゼミナール〉
3.“メルヘン工房”の試み
   ─文学との交流をどのようにデザインするか─
〈国語教育第三ゼミナール〉
4.芦田恵之助の綴方教授実践の研究
   ─『尋常小学綴方教授書巻二』(大正八年)を中心に─
〈国語教育第ニゼミナール〉
5.児童文学作品における再話研究
   ─絵本にみるペロー版シンデレラの変遷─
〈国語教育第一ゼミナール〉

5.総会

 これからの本学会のあり方について、重要な提案がなされますので、会員の皆様の積極的な参加を要望いたします。

6.小田先生・大藤先生のご退官記念講演

     ○ 演題:「説明文教材指導論を求めて」
大阪教育大学教授 小田 迪夫 先生
     ○ 演題:「私と児童文学」
大阪教育大学教授 大藤 幹夫 先生

7.懇親会

大会2日目終了後、懇親会を予定しておりますので、ふるってご参加ください。つきましては、参加ご予定の方は、お手数ではございますが、11月15日(木曜日)までに土山へご一報ください。

 
 
 

●交通アクセス・会場案内図

〈学会会場〉

■大阪教育大学附属天王寺中・高等学校(大阪教育大学天王寺キャンパス南東部分にあります)

〈懇親会会場〉

■KKRホテル大阪(大阪共済会館)  
 
 

●付記

 
大阪教育大学国語教育学会事務局
 
〒582−8582 大阪府柏原市旭ヶ丘4-698-1
Tel:0729-78-3528(土山研究室)
e-mail: hiromix@cc.osaka-kyoiku.ac.jp