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国語学概論 2003年度 秋の句会 投票結果

該当回答者数52人

次の中から、気に入った「俳句」を1句選んでください。

祭り後耳にかすかな太鼓音 32431 3人5.8%
秋の夜に空をつらぬくホームラン 22412 8人15.4%
秋風や雲をながして夜をよぶ 34201 7人13.5%
夜の街自転車乗ると肌寒い 32106 0人0%
紅葉下彼のマフラー暖かい 30955 0人0%
夕暮れに染まる横顔独り占め 32102 9人17.3% 「独り占め」が惜しい
頬を突く秋の夜風や透き通る 32108 8人15.4% 「突く」が惜しい。秋の風我が両頬が透き通る では?
つぶさぬよう気を付け歩く銀杏の路 31510 1人1.9%
子どもらと背比べをするススキかな 32411 7人13.5%
秋の夜澄み渡る空満たす星 32105 4人7.7%
満月を真上に我は手を伸ばし 31510 3人5.8%  のなみ選 「手を伸ばし」がいい。
衣替え真っ赤に染まる山の紅葉 32458 0人0%
受験生そろそろ決めよう志望校 32428 2人3.8% 予備校の標語
未回答  0人0%


次の中から、気に入った「俳句」を1句選んでください。

秋の陽が紅葉照らし沈み行く 32459 6人11.5%
子供より親が張り切る運動会 34212 11人21.2% 川柳
街中で秋を感じる機会減り 32441 0人0% やや川柳 あるものを描くこと
帰り道落ち葉の後に冬の気配 32428 5人9.6%
椎茸からふと松茸の香りする 32105 1人1.9%
冷たい手渡す手袋秋の夜 32475 1人1.9% 字余りになっても「冷たい手に」とすべき
軽快なブーツのかかと落ち葉踏む 32461 6人11.5%  のなみ選 「軽快な」と「かかと」がいい
月明かりあつめて光るすすきの穂 32482 11人21.2% 「月明かり」と「光る」がやや冗長
焼き秋刀魚異文化中の悩みなり 30955 2人3.8% 俳句は考えを書く文芸ではない
大教山猫に追われる赤とんぼ 32473 3人5.8%
笑ってる小さいふたこ秋の色 30801 1人1.9%
コスモスの咲く公園で二人きり 32473 2人3.8%
朔の日の影作りけり星月夜 32103 3人5.8%
未回答  0人0%


次の中から、気に入った「俳句」を1句選んでください。

秋の時こおろぎが鳴き幸せだ 30801 0人0% 「幸せだ」と書かないで「幸せ」を感じさせる。
ちらちらと秋をしらせる赤や黄色 32108 2人3.8%
帰宅中さんまの匂いがあちこちで 32483 0人0%
秋の山いつのまにやら衣替え 32402 6人11.5%
故郷の秋夜に響く祭りの音 32487 4人7.7%
体育の日空に満ちろよ子どもらの声 32110 2人3.8% 子ら
夕月に追われて急ぎし家路かな 32103 4人7.7% 急ぐ
山もみじあの子に恋して真っ赤っか 32475 8人15.4%
帰り道冷たい秋風家恋し 32437 7人13.5% 「冷たい」は冗長
秋に照れ空と山とが染まってる 32107 2人3.8%
鞠ごとく弾けんばかりの葡萄かな 32482 4人7.7% 鞠のごとく と字余りでもいい。「弾けん」ではなく「跳ねん」でしょう?
満月と一緒に走る帰り道 32477 10人19.2%  のなみ選 「と一緒」がいい
露すべる冷え込む朝の清き水 32446 3人5.8%
未回答  0人0%


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金色に染まる稲穂や秋実る 32417 9人17.3% 冗長
秋雨や積もる落ち葉の音もなし 32103 4人7.7%
店頭に並ぶ菓子たち栗・芋・チョコ 32437 1人1.9% なかなか面白い。「たち」が苦しい
青空の海流れる鰯雲 34201 3人5.8%
ちょうちんの灯りが揺れる秋祭り 32458 2人3.8% 焦点を提灯の灯りに持っていくといい。
知らぬ間に見慣れた道が紅色に 32483 5人9.6%
黄昏の銀杏並木に風がふく 32109 6人11.5%
秋刀魚さえ遠い存在ひとりなら 32441 4人7.7%
週三日我が家の食卓芋並ぶ 34212 2人3.8%
カーテンを開けると外はもみじ色 34202 2人3.8%
「おかえり」と鈴虫だけが鳴いている 32446 9人17.3%  のなみ選 「鈴虫だけ」がいい
空と山ともに染まりし秋の夕べ 32464 0人0%
秋空や突き抜ける蒼身に沁みて 32108 5人9.6%
未回答  0人0%


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夕焼けと仲良く遊ぶ赤とんぼ 32402 6人11.5% 「仲良く遊ぶ」がなぁ。
秋ナスは嫁に食わさずホラもみじ 32429 3人5.8% 苦し紛れの「ホラもみじ」
いいニオイ新米炊けたピッカピカ 34202 2人3.8%
秋の夜にみんなで囲む鍋宴 32428 3人5.8%
見比べる初孫の手とホラもみじ 32429 5人9.6%
声響く応援合戦秋の天 32482 2人3.8%
虫の声お腹の虫とデュエットする 32411 2人3.8%
大教ネコバッタとじゃれて食べちゃった 34202 4人7.7%
女の人誰を待っている秋のもの 30801 0人0%
白い息服取り戻る秋の朝 32110 3人5.8%
秋の野は小さく綺麗な演奏会 32402 6人11.5% 「綺麗な」と書かないで、「綺麗な」を表すといい
紅葉に頬を染められ歩く君 32417 10人19.2%
甘栗をむきたるゆびの黒さかな 32421 6人11.5%  のなみ選 「ゆびの黒さかな」がいい。
未回答  0人0%


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タイガースどうして負けるありえへん 32106 10人19.2%
帰り道落ち葉の上に伸びる影 32102 6人11.5%
色づく葉一枚一枚自分色 32441 3人5.8% ……それぞれに色づきて
木枯らしに紅葉舞い散るパラパララ 32471 2人3.8% 「舞い散る」がなぁ。いっそ、木枯らしに紅葉パラパラパララララ
太鼓の音腹に響くよ秋祭り 32442 3人5.8%
本を読み林檎を齧り本を読み 32421 4人7.7%  のなみ選 秋の夜長の感じが良く出ている。『耳をすませば』の1シーンのようだ
山実り色を咲かせる紅葉かな 34201 3人5.8%
電車から夕日が見えたすぐ消えた 32463 2人3.8% 惜しい。2つ選べるなら入っていた。
秋風に黄色く染まる銀杏道 32471 3人5.8%
音もなく積もりし落ち葉に秋雨や 32101 3人5.8%
りんごパイ天津甘栗ふかし芋 32416 6人11.5% 惜しい。3つ選ぶなら入っていた。
秋風や背中を丸めて家路着く 32448 7人13.5%
秋がきて木の葉は赤くなりにけり 32101 0人0%
未回答  0人0%


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秋さんまくすぶる煙で生ビール 32475 4人7.7%
松茸の香りたちこむ炊飯器 32433 4人7.7%
赤・黄・緑絵の具をこぼした秋の山 32433 4人7.7% 分かりにくい比喩の方が俳句的
夏終わり半袖しまう衣替え 32431 1人1.9%
秋が来て おいしい音が 響いてる 32107 1人1.9%
お母さん秋刀魚もいいけど松茸は? 22412 5人9.6%
うろこ雲秋の夕日に物思う 32442 3人5.8%
泣いてる子父ちゃんいない秋の雨 30955 3人5.8%
草を分け見つけ喜ぶアケビの実 32464 2人3.8% 落ちているのは食べない方がいいよ
冬支度食べた分だけすすむ針 32416 3人5.8%
秋雨が紅く染まった葉をつたう 32459 10人19.2%  のなみ選 透明感と動きがいい
見上げると広がる青空秋の空 32437 4人7.7% 冗長 「秋の青空」といっているだけ。「見上げる」も「広がる」も「空」で表せている
帰り道闇夜を照らす秋の月 32412 8人15.4% そういうのは闇夜って言わない
未回答  0人0%


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厳しさにとぎすまされた弓張月 32461 6人11.5% 「厳しさに」と「とぎすまされた」が冗長、一方だけでいい。
秋晴れの空に舞い散るもみじの葉 32487 7人13.5%
籾殻を焼く火に向かい犬が吠え 31510 3人5.8%  のなみ選 不安感のようなものが現れていて、いい。
焼き芋の煙の下に笑顔あり 32460 9人17.3%
稲穂揺れとんぼ飛び交う田んぼ道 32431 3人5.8%
ジャケットを上に重ねる秋の夜 32483 0人0%
焦げた芋黒くこれも秋の色 32105 3人5.8% やや理屈っぽい
いわし雲途切れていった二人の道 32461 5人9.6%
ぷりぷりと太りに太った秋刀魚です 32109 3人5.8% 惜しい。「ぷりぷりと」「太った」を使うとして、「太りに」が不要かな。
夜更けて風に揺れてる紅葉かな 32460 2人3.8%
甘栗はむけちゃってるけどホラもみじ 32429 1人1.9% また出てきたよ「ホラもみじ」
今年こそ日本シリーズがっくりと 32446 6人11.5%
紅葉狩り真っ赤に染まったきみの頬 32433 3人5.8%
落ち葉舞う寒さに耐えれず踊る姿 32458 1人1.9%
未回答  0人0%


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深呼吸見上げた空にいわし雲 32464 2人3.8% 「見上げた空に」が冗長
青空に秋刀魚の薫り猫の鼻 32471 4人7.7%
どんぐりを見せるこの手は未来をつかむ 32411 8人15.4%
秋来れば紅く色づく大教山 32442 1人1.9%
山の上赤い絨毯敷き詰めて 32417 3人5.8%
去る夏に別れを告げる虫の声 32412 5人9.6%
足元でぱちんと弾ける銀杏の実 32416 3人5.8%
沈みゆく秋の夕暮れ駆け足だ 34212 0人0%
帰り道見上げた空に鰯雲 32473 3人5.8% 「見上げた空に」が冗長。
夏よりも体が燃える秋祭り 32448 5人9.6%
木の葉殿しばしのお別れまた会おう 32106 1人1.9%
澄みし夜耳にかすかに虫の声 32102 4人7.7% 「耳に」は「声」があるから不要。「かすかに」は「かすかな」もある
秋の暮れ細く流れる雲の筋 32101 7人13.5%  のなみ選 「細く流れる」がいい。
紅い葉を踏みしめ歩く山の道 32487 6人11.5%
未回答  0人0%


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秋空に肩抱き寄せる二人かな 32460 9人17.3%
窓の外色々の山授業中 32463 2人3.8%  のなみ選 素直な句です。「授業中」との取り合わせが良い。
もみじ葉が紅く色付き子どもの手 32459 5人9.6%
秋晴れや空を見上げて君笑う 32448 6人11.5%
紅葉で真っ赤に燃える野山かな 32109 2人3.8%
紅葉色真っ赤に染まるわが心 32477 2人3.8%
稲刈りを黙って見つめるかかしかな 22412 3人5.8% 「黙って見つめる」が書きすぎだと感じる
秋深し稲穂が踊る窓の外 32477 6人11.5%
寂しげに風に揺れてる秋桜 32412 3人5.8% 「寂しげに」と書かないで「寂しげ」を表す。
生れ出で19回目や神無月 32421 4人7.7%
秋の蝉歌に答える仲間無く 32110 7人13.5%
帰り道赤と黄色の新世界 32463 3人5.8%
未回答  0人0%

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