「どうぶつの赤ちゃん」問題文

 どうぶつの赤ちゃんは生まれたばかりのときはどんなようすをして、大きくなっていくのでしょう。
 ライオンの赤ちゃんは、生まれたときは、子猫くらいの大きさです。目や耳は、閉じたままです。
ライオンは、動物の王様と言われています。
けれども赤ちゃんは、弱弱しくて、お母さんにあまり似ていません。
 ライオンの赤ちゃんは、自分では歩くことができません。
よそへ行くときは、お母さんに口にくわえて運んでもらうのです。
 ライオンの赤ちゃんは、生まれて二か月くらいは、お乳だけ飲んでいますが、やがて、お母さんのとった獲物を食べ始めます。
一年くらいたつと、お母さんや仲間がするのを見て、獲物のとり方を覚えます。
そして自分で捕まえて食べるようになります。
 しまうまの赤ちゃんは、生まれたときに、もうヤギくらいの大きさがあります。目はあいていて、耳もピンと立っています。
 しまの模様もついていて、お母さんにそっくりです。
 しまうまの赤ちゃんは、生まれて30分もたたないうちに、自分で立ち上がります。
そして次の日には、走るようになります。
だから強い動物に襲われても、お母さんや仲間と一緒に逃げることができるのです。
 しまうまの赤ちゃんが、お母さんのお乳だけ飲んでいるのは、たった7日ぐらいの間です。
そのあとは、お乳も飲みますが、自分で草を食べるようになります。