イシガイ類の検索表

a 背縁に翼状突起がある2へ進む
b 背縁に翼状突起がない(3へ進む)

a 後背縁の翼状突起は高く発達し,その前縁は滑らか。
   また,その付け根には顕著なシワ状の褶曲がある(
カラスガイ
b 後背縁の翼状突起は発達し,その前縁はギザギザとなる。
   また,その付け根には顕著なシワ状の褶曲がない(
イケチョウガイ
c 翼状突起は横長型で,殻頂部付近に同心円状に太いシワがある(オグラヌマガイ

a 殻は厚く,堅牢(4へ進む)
b 殻は薄く,割れやすい14へ進む)

a 外形は笹葉のように細長く,殻長を殻高で割った値は2.6以上(トンガリササノハガイ
b 外形は卵形または長卵形で,殻長を殻高で割った値は2.5以下(5へ進む)

笹の葉状               長卵形           卵形

a 殻表面に模様がある(6へ進む)
b 殻表面に模様がない10へ進む)

a 殻頂部付近には模様がなく,後背縁に放射状の模様がある(カタハガイ
b 殻頂部付近にさざ波状の弱い模様がある(7へ進む)
c 殻頂部付近に逆V字状あるいは顆粒状の模様がある(8へ進む)

カタハガイ            イシガイ          マツカサガイ

a 外形は長卵形で,細長い(イシガイ
b 外形は卵形で,膨らみが強い(オバエボシガイ

 イシガイ       オバエボシガイ

a 後背縁に顕著な放射状の模様があり,その間隔は広い(マツカサガイ
b 後背縁の放射状の模様は不明瞭で,その間隔は狭い9へ進む

a 後端はやや尖り,後縁は湾曲しない(ヨコハマシジラガイ
b 後縁は丸く,少し湾曲している(ニセマツカサガイ

マツカサガイ         ヨコハマシジラガイ      ニセマツカサガイ

10a 殻頂は前方に位置し,殻頂と前縁の間の長さは殻長の1/5以下(オトコタテボシガイ
10b 殻頂から前縁までの長さは殻長の1/5以上11へ進む)

11a 外形は卵形で,膨らみが強い(オバエボシガイ
11b 外形は長卵形で,細長い12へ進む)

12a 殻は平たく,殻長を殻幅で割った値は3.1以上13へ進む
12b 殻はやや膨らみ,殻長を殻幅で割った値は3以下(イシガイ

13a 前縁は楕円形に突出し,背縁は前方に傾斜する(カワシンジュガイ
13b 前縁は円形で突出せず,背縁は丸く前方に傾斜しない(
コガタカワシンジュガイ

カワシンジュガイ            コガタカワシンジュガイ

14a 殻頂部が著しく発達し,蝶番線より高く盛り上がる15へ進む
14b 殻頂部が蝶番線より高く盛り上がることはない(16へ進む)

15a 背縁と腹縁はほぼ並行で,殻頂は中央による(フネドブガイ
15b 背縁は前方に傾斜し,殻頂も前方に寄る(
マルドブガイ

フネドブガイ          マルドブガイ          ドブガイ類

16a 背縁と腹縁はほぼ並行で,殻頂は中央による(フネドブガイ(タブネドブガイ型))
16b 背縁は前方に傾斜し,殻頂も前方に寄る
(17へ進む)

17a 外形は長卵形で,膨らみは弱い(タガイ
17b 外形は卵形で,膨らみが強い(
ヌマガイ

フネドブガイ         タガイ           ヌマガイ

ヌマガイとタガイの判別法

 殻長(SL)・殻高(SH)・殻幅(SW)の測定値(単位はmm)を次の判別式に代入して得られた計算値に基づいて種の同定を行う。

    Y = (−1.045)×SL+1.092×SH+1.383×SW−13.165

 計算値(Y)が+5以上   ヌマガイ  :正判別率は約9割
 計算値(Y)が−5〜+5  ドブガイ類  :正判別率は6〜7割なので種の同定は無理
 計算値(Y)が−5以下   タガイ   :正判別率は約9割

詳しくは以下の文献を参照してください。
 
近藤高貴・田部雅昭・福原修一(2011)ヌマガイとタガイの殻形態による判別. ちりぼたん,41:85-89.

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