CD(コンパクトディスク)で起こっている光の干渉

 みなさんが音楽を聞いたり、パソコンに新しい機能を取り入れる時に使用しているCDですが、下を向ける方の面はいろんな色に光ってきれいですよね。これも光の干渉によります。

 CDの上方を記録している表面には、下図のようにピットと呼ばれるくぼみがらせん状に刻まれています。らせんの渦の間隔は1.6ミクロンと、たいへん小さくなっています。ピットが短い間隔で規則的に並んでいて、ピットの部分では光が乱反射して表面では通常の反射が起こるので回折格子と同様な働きをし、CDディスクの色付きの原因となります。  

参照回折格子による干渉


cd disk


(らせん状にはなっていませんが大目に見て下さいnamida)




参考文献「物理のしくみ」  小倉陽三 著  (日本実業出版社)




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