音ってなに?
音の正体って知ってますか?
私たちは生きているかぎり何かしらの音を聞いています。音のない世界って想像しにくいですよね。
耳を済ますと、どこからでも聞こえてくる音。この音の正体について考えてみたいと思います。
音が出る仕組み
音の正体は…物体(発音体)の振動!!
によるものなのです。
物体の振動?=
太鼓をたたいたあと、皮に手をあててみると、皮がふるえて音が出ている、というところを見たことがあると思います。また、皮がゆれないようにおさえて太鼓をたたくと、音は出なくなります。
つまり音を出す物体はふるえることによって音が出るのです。この音の出るようなゆれを振動と言います。
簡単にいうと、音が出ているものは、全てふるえているということなのです。
音が伝わるわけ
音がはなれた所に伝わるのは、音を出しているもののふるえが空気に伝わり、
空気のふるえとなってわたしたちの耳にとどくためです。
(つまりは空気に圧力差が生じることによって、空気の圧力の高いところと低いところの圧力の変化の連続した粗密波によって音が伝わり耳に届きます)
もし、空気がなかったら、音を伝えるものがなくなることになりますから、音は伝わらず、何も聞こえなくなってしまいます。
<絵を使って解説>
1.太鼓があります。
2.太鼓をたたくと、太鼓の皮が前へ動いて、太鼓の皮近くの空気はぎゅっと縮まります。(圧縮される)
そして空気の密度が高くなります。
3.太鼓の皮が後ろの方へひかれると、太鼓の皮に近い空気が薄くなって、空気の密度が低くなります。
1〜3をまとめると
上図のように、太鼓の皮に近い空気は同じように、すぐとなりの空気を押したり、引いたりして空気中に伝わっていくのです。
このように、密度が濃く(密)なったり、薄く(疎)なったりして伝わっていく波を疎密波と言います。