科学史を知ろう



準備するもの
  
       
           
     
   
          
        
           
          

1,授業の流れ

@ 挨拶
A アンペール,ボルタ,オームに関する単語を学習する。みんなで復唱する。
B 「わたしは〜について研究しました。」「わたしは〜を発明しました。」「わたしは〜を発見しました。」の表現を紹介する。
C アンペール,ボルタ,オームの顔写真を出し、自己紹介という形で、それぞれの経歴を話す。
D 出てきた単語をもう一度復習する。
E 「あなたは何をしましたか?」の表現を知る。
F 児童それぞれにアンペールかボルタかオームの写真とその軽い経歴が書かれた紙を配る。
G インタビュー方式で、仲間集めをする。


児童の活動 教師の活動 指導上の留意点
教師の挨拶に対して、各自の今の気持ちを表現する。
Good morning. I’m fine[hungry, ...].
元気よくGood morning. と答えるだけでもよい。
元気よく挨拶をして明るい雰囲気で授業をスタートする。
Good morning[afternoon]!
How are you today?
それぞれの児童の表現を拾って、Are you OK? などの声掛けをする。
その日の天候などに応じて、「暑い」などのさまざまな表現を、ジェスチャーをつけるなどしてわかりやすく導入していく。
「電流・電圧・磁界・右ねじの法則・電池・銅・亜鉛・抵抗・オームの法則・比例・反比例」の単語の練習をする。
「わたしは〜について研究しました。」「わたしは〜を発明しました。」「わたしは〜を発見しました。」の表現を知る。
経歴に出てくる語彙はしっかり確認する。
アクティビティで、児童が自信を持って会話ができるように、語彙・表現の練習を十分に行う。
児童の反応を見て、場合によっては繰り返し発音し、聞かせる。
アンペール,ボルタ,オームの顔写真を見ながら、自己紹介という形で、それぞれの経歴を聞く。 アンペール,ボルタ,オームの顔写真を出し、自己紹介という形で、それぞれの経歴を話す。 この後のアクティビティにつなげられるように、しっかりと聞かせる。
出てきた単語は、適宜復習する。
「あなたは何をしましたか?」の表現を知る。 この後のアクティビティで使う質問表現を学習させる。 板書するなどして、児童がいつでも見て話せるように配慮する。
【物理学者インタビュー】
・教室内を自由に動き、友達にインタビューをする。
・インタビューした相手が誰だったかメモする。
・誰が同じ人だったか発表する。
写真カードを配布する。
児童とデモンストレーションを行い、アクティビティの方法を説明する。
インタビューの結果は全体で共有する。
児童がカードを持った際に友だちと見せ合ったりすることのないように指示をする。




2,教師の言葉

みなさん、おはようございます!
今の気分はどうですか?
私は〜です。

(児童を適当に当てる)
今の気分はどうですか?
私は〜です。
(何人か繰り返す)

ではみなさん、今から単語を先生が発音するので、みなさんは後について発音しましょう。
(電流・電圧・磁界・右ねじの法則・電池・銅・亜鉛・抵抗・オームの法則・比例・反比例の単語を発音する)

では、カードだけ見せるので、自分たちで発音してみましょう。
(児童の様子を見つつ、時には個人に当てたりする)

この後出てくる表現を覚えましょう。それは、
「わたしは〜について研究しました。」
「わたしは〜を発明しました。」
「わたしは〜を発見しました。」
です。
では、先生の後について発音してみましょう。

知ってる単語を入れて使ってみましょう。
(例:私は卵を発見しました。)

この写真を見てください。これは誰だかわかりますか?これは物理学者のアンペールとボルタとオームです。今から先生がこの三人になりきって自己紹介をします。よく聞いてください。

「私の名前はアンペールです。フランスの出身です。電流と磁界の向きと大きさについて研究しました。これが右ねじの法則です。私の名前は、電流の単位に使われています。」

「私の名前はボルタです。イタリアの出身です。電気や電池について研究しました。私は、銅と亜鉛の板を交互に何層も重ねて食塩水に浸すと電流が発生することを発見しました。私はボルタ電池を発明しました。私の名前は、電圧の単位に使われています。」

「私の名前はオームです。ドイツの出身です。抵抗について研究しました。私はオームの法則を発見しました。オームの法則は「電流の強さは電圧に比例し、抵抗に反比例する」というものです。私の名前は、抵抗の単位に使われています。」

さっき習った単語が出てきましたね。確認しましょう。
(自己紹介を確認しながらもう一度読む)

(ここで、日本語でいいので三人の情報をまとめてもよい)

みなさんこんな表現を知っていますか?
「あなたは何をしましたか?」
これは、このあとのインタビュー活動で使う表現です。練習しましょう。あとについて発音しましょう。
(板書する。残しておく。)

では今から、インタビュー大会をします!!

カードを配ります。このカードは人に見せてはいけません。
今からインタビューの見本を見せます。
誰か先生とやってくれる人はいませんか?

(実演)

このようにします。わかりましたか?

インタビューした相手が誰だったか、メモしましょう。

では立ってください!

スタート!!

終了!!

インタビューした相手が誰だったか、聞きたいと思います。

(何人か当てて聞く)

それでは、今日出てきた三人の物理学者をおさらいしましょう!!

(ここで少し詳しい文章を紹介する。)
アンペール:2本の導線に電流を流した時に働く力を観測し、その実験結果をアンペールの法則にまとめ、それ以前に発見されていた電磁気の現象を説明することに成功しました。
また、電流を流すと、電流の方向を右ねじの進む方向として、右ねじの回る向きに磁場が生じることを発見。
この発見により、電気と磁気の間に深い関係があることがわかりました。
電流の単位のアンペアは、彼の名前にちなんで付けられたものです。

ボルタ:1800年、銅と亜鉛の板を交互に何層にも重ね、食塩水を浸すと電流が発生することを発見しました。
これが2種類の金属板と電解質の水溶液からなるボルタ電池の発明です。
この世界初の電池をきっかけに、これ以降の電気の研究は急激に進歩することになりました。
この功績を記念し、1881年に電圧の基本単位はボルトと名付けられました。

オーム:電気が流れる時の電流の強さと電圧の関係調べ、1826年、「電流の強さは電圧に比例し、抵抗に反比例する」というオームの法則を再発見、公表しました。
オームの法則は、電気工学で最も重要な法則のひとつです。
電気抵抗の単位のオームは、彼の名前にちなんで付けられました。

これは誰ですか??

何をしましたか??

(みんなに答えさせる)

それでは授業を終わります。また次回!




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