物理教育

 物理学における教育内容・方法の改善と教材開発を行っています。教員を目指す学生が物理嫌いであれば,将来,物理嫌いの子どもを再生産する可能性も高いのではないであろうか。そのため,物理学を少しでも身近に感じられるような教材を検討しています。

インターネットの活用
 ビデオ映像やGIFアニメーションを用いて電子教材を作成し,本学の物理学実験でも活用しています。

定性実験の活用
 目に見えない抽象的な物理現象も,わかりやすく興味を持って行えるような定性実験を取り入れています。

科学史の活用
 科学史上の偉大な発見やその発見を導いた実験は,科学者の素朴な疑問やアイデアから行なわれていることがあります。その時の実験装置は身近な素材で構成されていることも多く,容易に再現できるものもあります。そのうえ,科学者が発見に至った思考過程を初学者の思考課程と重ねて追体験的に実験することは,教育的効果が上がると考えています。

 また,明治・大正期に師範学校で使われていた物理学実験機器に関する研究をしています。これらの中には現在では使われなくなった機器も数多くあり,原理の明快な熱電流電磁石や表面張力試験器などもあります。このような興味深い教材を作製して,現代の物理学実験にも取り入れています。

 今までに一般市民向けの「科学の祭典」に何度か出展をしています。「科学の祭典」とは小中高大の先生方や一般企業の方が,子どもから大人を対象に科学の面白さを伝えるために開催しているお祭りです。もちろん,見て回るだけでも楽しいのですが,教員を志している学生にとっては教育実践の場としてもふさわしいので,興味のある方は参加して見ませんか?