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大阪教育大学 国語専攻 修士論文題目の研究
92429 久保和恵

国語学概論Uの特別レポートとして提出したもの

データ

年度題名副題分野に関する等―の― 『』の研究
h011 木下長嘯子『虫歌合』論 文学  『』論
h012 イギリス児童文学一九八〇年代の潮流−〈多民族社会の児童文学〉−サブタイトル国語学―の― 
h013 源氏物語人物呼称の研究−光源氏の呼称−サブタイトル文学  の研究
h014 韓国人のための日本語の漢字教育の研究 国語教育のための―の―の研究
h015 源氏物語研究−浮舟の人物構造−サブタイトル文学  『』研究
h016 幼児における複文構成力−三歳児を中心にして−サブタイトル国語学における 
h017 SF文学の理論と研究 文学―の――と―
h021 文学的文章における「解説表現」の形態と機能−文法論を活用した教材研究−サブタイトル国語学における 
h022 吉行淳之介論 文学  『』論
h023 森三郎童話研究−雑誌「赤い鳥」との関わりを中心に−サブタイトル文学  『』研究
h024 木下順二『夕鶴』の構造研究−戯曲の教材化のための一視点サブタイトル文学―の― 
h025 中国中等教育用国語教科書『語文』の研究−教材編成と作文指導を中心に−サブタイトル国語教育  の研究
h026 俳諧撰集考−『猿蓑』を一起点として−サブタイトル文学  『』考
h027 文音調の記述的研究−大阪市域方言を中心に−サブタイトル国語学―の― 
h028 現代日本語における「命令表現」の文型 国語学における 
h029 源氏物語の研究−朝顔の姫君論−サブタイトル文学  の研究
h0210 『源氏物語』の研究−明石の御方の位相と表現構造サブタイトル文学  の研究
h0211 夏目漱石と魯迅との比較研究−その文明批判と社会批判−サブタイトル文学―と――の―
h0212 日本近代文学作品の読解指導−中国の日本語専攻の大学生を対象として−サブタイトル国語教育―の― 
h0213 古典教育法の研究 歌物語教材を中心にサブタイトル国語教育  の研究
h0214 短歌−連作−鑑賞指導のための基礎的研究 国語教育のための 
h0215 日本語教育における語彙指導の研究−中国の《日本語》教科書を中心にサブタイトル国語教育における の研究
h0216 日本語教育における漢字指導の研究−日本語を学ぶインドネシア人のために−サブタイトル国語教育における の研究
h031 児童における文章理解の構造と発達 国語学における―と―
h032 源氏物語の老若表現−表現機構に即して見た類義語の差異性−サブタイトル文学―の― 
h033 日本語様態助動詞の一考察 国語学―の― 
h034 源氏物語の研究−頭中将論−サブタイトル文学  の研究
h035 近代童話としての新美南吉作品−〈ガラス〉をキーワードとした一考察−サブタイトル文学としての 
h036 宮沢賢治研究−『春と修羅 第二集』における社会意識−サブタイトル文学  『』研究
h037 川端康成の文学研究−〈旅〉をめぐる一考察−サブタイトル文学―の― 
h038 蘆田恵之助先生の綴方教授論 国語教育―の― 
h039 中国人にたいする日本語教育−語彙指導を中心に−サブタイトル国語教育にたいする 
h0310 一九三〇年代の中国における古典教育法の研究 国語教育―の―におけるの研究
h0311 小学校中学年用文学教材の研究−動物物語を対象に−サブタイトル国語教育  の研究
h0312 『源氏物語』の文章表現と視点 文学―の――と―
h04     
h05     
h061 誤読のメカニズム−文章論からのアプローチ−サブタイトル国語学―の― 
h062 児童期における文章表現力の発達−読み手に対する意識を中心に−サブタイトル国語学における―の―
h063 モーリス・センダック絵本作品研究−見開きの連続性からみる作品構造を軸として−サブタイトル文学  『』研究
h064 論説・評論文読解指導論の研究 国語教育  の研究
h071 大阪府方言における語の意味の研究−方言地理学的観点から−サブタイトル国語学における―の―の研究
h072 文学的文章の叙述内容と叙述方法の関係 国語学―の――と―
h073 第二言語としての日本語習得課程の研究 国語教育としての の研究
h074 路道研究−芭蕉との関係、『俳諧勧進牒』を起点として−サブタイトル文学  『』研究
h075 近世播磨俳壇研究−貞門期における播磨俳壇の様相−サブタイトル文学  『』研究
h076 源氏物語の研究−女三の宮とその周辺−サブタイトル文学  の研究
h077 『笈の小文』研究−吉野の条における、構成意識と旅人像−サブタイトル文学  『』研究
h078 『野ざらし紀行』研究−『野ざらし紀行』における芭蕉の表現意識−サブタイトル文学  『』研究
h079 日本語とインドネシア語における受身表現の対照言語学的研究 国語学における―の―
h0710 奈良県児童文化史研究−奈良県童話連盟における仲川明の果たした役割−サブタイトル国語学  『』研究
h0711 説明文教材指導論の研究−児言研・文芸研の指導論を中心に−サブタイトル国語教育  の研究
h0712 小学校における音読・朗読指導の実証的研究 国語教育における―の―
h081 日常生活における外来語の研究−使用語彙化するものの特質−サブタイトル国語学における の研究
h082 『源氏物語』と按察大納言−「按察大納言」呼称に与えられた役割と後世に与えた影響について−サブタイトル文学―と― 
h083 源氏物語の研究−槿の造型−サブタイトル文学  の研究
h084 明治期の「少年世界」における巌谷小波作品研究 文学―の―における『』研究
h085 芥川龍之介における芸術至上主義−「切支丹物」からのアプローチ−サブタイトル文学における 
h086 まど・みちおの詩作品研究−台湾との関わりを中心に−サブタイトル文学―の― 
h087 谷崎潤一郎「痴人の愛」論 文学  『』論
h091 文学創作の構想について−遠藤周作『深い河』の場合−サブタイトル文学―の― について
h092 文学作品の読解過程における基礎的研究−テクストを形成する能動的読み−サブタイトル国語学―の―における
h093 芥川龍之介「地獄欒」論 文学  『』論
h094 イギリス国語科教育『ナショナルカリキュラム草案』(English for ages 5 to 16)の研究−「はなすことときくこと」学習領域を中心に−サブタイトル国語教育  の研究
h095 中学校国語科における情報教育の研究−新聞を学習材として−サブタイトル国語教育における の研究
h096 読解力に関する自己評価能力の研究−学習者の自己評価活動を通して−サブタイトル国語学に関する の研究
h097 中学校文法指導の研究−読解への生かし方を求めて−サブタイトル国語教育  の研究
h101 『おくのほそ道』研究−新出本・曽良本・西村本の異同に見る『ほそ道』の創作意識−サブタイトル文学  『』研究
h102 京都府丹波地方における「て」敬語法の実態と変容の研究−5要地比較を通して−サブタイトル国語学における―と―の研究
h103 擬音・擬態語についての中国語と日本語の比較 国語学について―と―
h104 TVドラマにおける大阪弁の研究−文体論的な見地から−サブタイトル国語学における の研究
h105 『源氏物語』の研究−柏木の呼称とその象徴性−サブタイトル文学  の研究
h106 『源氏物語』の研究−「みせる」ための夕霧像−サブタイトル文学  の研究
h107 『狭衣物語』「武蔵野のわたりの夜の衣」考 文学  『』考
h108 巌谷小波「世界お伽噺」作品研究 文学  『』研究
h109 中原中也『山羊の歌』論−「詩集」 の構造に関する一考察−サブタイトル文学  『』論
h1010 台湾児童向け新聞「國語日報」における日本児童文学創作作品の受容−小川未明を手掛かりに−サブタイトル国語学における―の―
h1011 高橋和巳『散華』論 文学  『』論
h1012 日本語の教育に関する基礎的研究−韓国語話者の文章表現意識を視座として−サブタイトル国語教育に関する 
h1013 イギリス前期中等教育におけるワイダー・リーディングの研究 国語教育における の研究
h111 幼児期におけるコミュニケーション能力の発達についての研究−遊び場面での幼児の発話分析を中心に−サブタイトル国語学におけるについての研究
h112 中国におけるアニメ『宝蓮灯』の創作と享受−児童文化の観点から−サブタイトル国語学における―と―
h113 幸田露伴「対髑髏」論−その異同と文学観の変遷−サブタイトル文学  『』論
h114 梶井基次郎「ある心の風景」論 文学  『』論
h115 遠藤周作「青い小さな葡萄」論−〈加虐と被虐の構図〉を視座として−サブタイトル文学  『』論
h116 前期「赤い鳥綴方」の特徴と鈴木三重吉の綴方教育観−第一期「赤い鳥綴方」(大正七年七月号〜大正八年十月号)を中心に−サブタイトル文学―と― 
h121 論理的文章における書き手の意図の表現−事実と意見、条件表現を手がかりとして−サブタイトル国語学における―の―
h122 讃岐方言における生業語彙の研究−香川県大野原町の農業・林業・漁業を中心に−サブタイトル国語学における の研究
h123 台湾における若者の日本語意識の研究 国語学における の研究
h124 『源氏物語』の音楽−「若菜下」巻の女楽の意味とそこに至るまでの過程−サブタイトル文学―の― 
h125 神戸方言における数量程度を表す副詞語嚢の研究−意味論的分析を中心に−サブタイトル国語学における の研究
h126 小中学生期における説明文の読解力の発達−語彙力と構造処理力との関わりから−サブタイトル国語学における―の―
h127 イギリス初等教育におけるSHARED READINGの研究 国語教育における の研究
h131 児童期における物語産出過程の変容−物語構造処理と視点情報処理とのかかわりを中心に−サブタイトル国語学における―の―
h132 日本語学習者の連体修飾表現の習得について−タイ人学習者に対するOPI形式の調査に基づいて−サブタイトル国語教育―の―について
h133 義務教育段階におけるディスカッション能力の発達−語りことばを用いたコミュニケーションをとおして−サブタイトル国語学における―の―
h134 『源氏物語』の心中描写−「心の中」の役割−サブタイトル文学―の― 
h135 日本植民地下の台湾における児童読み物の考察−雑誌『国光』『黎明』を中心として−サブタイトル国語学における―の―
h136 文学教育におけるキリスト教文学の教材化の可能性−遠藤周作『沈黙』を手がかりに−サブタイトル国語教育における―の―
h137 国語科教育における動画リテラシー教授法の研究−英国映画研究所編『授業における動画テクストの活用とその指導』“Moving Images in the Classroom”,BFT 2000)を中心に−サブタイトル国語教育における の研究
h138 『去来抄』研究−『去来抄』評価の新たな可能性−サブタイトル文学  『』研究
h141 宮崎県諸県方言に於ける方言性向語彙の研究−体系性と世代差を中心に−サブタイトル国語学における の研究
h142 イギリス国語科中等教育における詩教育の研究−学習指導教科書“The Poetry Pack”(The English & Media contro,1995)−サブタイトル国語教育における の研究
h143 心理変化の理解過程について−異なる文化圏に居る中国・日本の読み手は文学作品中の心理変化をどうとらえているか−サブタイトル国語学―の―について
h144 『源氏物語』研究 最晩年の紫の上人物造型の再検討−表層と内面の連関からみる物語世界−サブタイトル文学  『』研究
h145 戦後児童読書環境におけるシャーロック・ホームズ再話の受容研究−『バスカヴィル家の犬』再話分析を中心に−サブタイトル文学における―の―
h146 カナダにおける英語科(国語科)メディア・リテラシー教育の研究−オンタリオ州中等英語科カリキュラムおよびネルソン社英語教科書『文学とメディア(Literature & Media)』を中心に−サブタイトル国語教育における の研究
h147 戦時下における太宰治のスタンス−『津軽』を視座として−サブタイトル文学における―の―
h148 イギリス前期中等教育における国語科メディア・リテラシー教授法の研究−D f ES “The National Literacy Strategy”(HMOSO,2001.3)対応教科書における言語外メディア・テクスト学習を中心に−サブタイトル国語教育における の研究
h149 大阪府と京都府に於ける性向語彙の比較研究−性向語彙の地域性を視座として−サブタイトル国語学における―の―
h1410 『源氏物語』における前坊一族の在り方−「ゆがみ」を内包する一族として−サブタイトル文学における―の―
h1411 「聞くこと」を基底とする小学校国語科授業論の構想−鷲田清一の『「聴く」ことの力』を視座として−サブタイトル国語教育とする―の―
h1412 『源氏物語』研究 朱雀院の人物像−錯綜する造型の意味−サブタイトル文学  『』研究
h151 吉野川流域における方言性向語彙の研究−方言地理学の観点から−サブタイトル国語学における の研究
h152 高等学校国語科における創構/インベンション指導の研究−生態心理学的アプローチを機軸として−サブタイトル国語教育における の研究
h161 小説における時間設定と視点布置との関わりについての表現論的研究−戦後派作家の作品を資料として−サブタイトル国語学におけるについて
h162 奈良県吉野郡天川村洞川における方言性向語彙の研究−老年層における個人差を中心として−サブタイトル国語学における の研究
h163 日本と中国小学校国語教材文章の比較研究−表現論的観点からの文章比較−サブタイトル国語教育―と――の―
h164 志賀直哉の初期作品の表現論的考察−視点の配賦と叙述法とをてがかりとして−サブタイトル文学―の――の―
h165 島根県鹿足郡六日市町朝倉における方言性向語彙の研究−世代間の性向語彙の変容について−サブタイトル国語学における の研究
h166 『落窪物語』の研究−『蜻蛉日記』との接点から探る作者像−サブタイトル文学  の研究
h167 音環境を意識した聞くことの教育−国語科における聞くことの学習活動プログラム開発−サブタイトル国語教育―の― 
h168 想像力をひらく小学校国語科教材・学習活動の開発研究−ゲシュタルト療法に基づく「想像旅行」を手がかりにして−サブタイトル国語教育―の― 
h169 英国中等教育における文学教授法の研究−“Group reading in Key Stage 3 Material to support group and guided reading in Year 7,8and9”の第7学年を中心に−サブタイトル国語教育における の研究
h171 イギリス初等教育における物語リテラシー教授の研究−“Developing Literacy TEXT LEVEL:TEXT-LEVEL ACTIVITIES FOR THE LITERACY HOUR”(Ray Baker and Christine Moorcroft,A&C Black,2000)の考察を通して−サブタイトル国語教育における の研究
h172 イギリス前期中等教育における文学教授プログラムの研究−Group Reading at Key Stage 3(2003)のリテラシー指導体系化を中心に−サブタイトル国語教育における の研究
h173 「ライトノベル」の表現論的研究−人物造形を中心として−サブタイトル国語学―の― 
h174 インターネット上の文章表現の特性−ウェブログを資料として−サブタイトル国語学―の――の―
h175 中学校国語科におけるメディア・リテラシー教育の研究−〈動画を見ること〉を位置づけた国語科学習の一方法−サブタイトル国語教育における の研究
h176 イギリス前期中等教育における書くことの教育の研究−「リテラシー指導方略指針」対応教科書“Literacy in Context”シリーズ(Cambridge University Press,2001)の教授プログラムを手がかりに−サブタイトル国語教育における―の―の研究
h181 長崎県五島市福江地域における方言語彙研究−労働に関わる性向語彙の構造−サブタイトル国語学における 
h182 中国の民間故事『牛郎織女・七夕』の構造 文学―の― の研究
h183 大学生活における使用語彙の研究−性向語彙つきあい秩序を中心に−サブタイトル国語学における―の―
h184 「書くこと」における指導法の考察−構想指導を中心に−サブタイトル国語教育における―の―
h185 国語教育における文学的テクスト教授方法の研究−イギリスの総合教科書“NEW OXFORD ENGLISH”(Oxford University Press,1995)の物語領域における文学的テクスト教授プロゲラムを手がかりに−サブタイトル国語教育における の研究
h186 民間教育運動における「文学教育」論の研究−西郷文芸理論の検討を中心として−サブタイトル国語教育における の研究
h187 西オーストラリア州における「観ること(Viewing)」領域の教授法の研究−“Curriculum Framework”(Curriculum Council,1998)に示された教授体系を中心に−サブタイトル国語教育における―の―の研究
h191 中学校国語科における小説教材の構造分析の研究 国語学における―の―の研究
h192 中学校における文学教授法の実証的開発研究−テクスト再構築過程に見られる学習者の「読み」の反応分析を手がかりに−サブタイトル国語学における―の―
h193 『源氏物語』研究 匂宮の人物像−二つの母性が与える影響を中心に−サブタイトル文学  『』研究
h201 言語行為を基軸とした言語教育論Erika Essen(1956)を手がかりに−サブタイトル国語学  『』論
h202 「書くこと」における指導法の考察−中高の課題作文を資料として−サブタイトル国語教育における―の―
h203 国語教育における韻文(詩歌)テクスト教授方法の研究−イギリスの国語教科書における韻文学習プログラムを手がかりにして−サブタイトル国語教育における 『』研究
h204 大阪の若者ことばにおける性向語彙の語彙論的研究−意味構造と語彙体系の観点から−サブタイトル国語学における―の―
h205 ドイツにおける読者論的文学教授の展開−受容から行為・生産へ−サブタイトル国語教育における―の―

考察

修士論文 全年度から見る修士論文題目の傾向

総数
平成1年から平成20年の計143個(内平成4、5年は該当データなし)
副題
114個がサブタイトルを用いた題名構成となっている。(80%) 全体的に分野・範囲を絞ってより詳細な研究に取り組んでいることがうかがえる。
分野
国語学45個、国語教育44個、文学54個という配分になっている。 比率にすると国語学31%、国語教育31%、文学38%となる。 文学分野に若干の偏りが見られるが、おおよそ満遍なく研究対象が分かれている。
題名構成
60個が「における」という格助詞相当連語を用いている。(42%)
更にその内24個が「―の―」という文節を後に含む。(40%)
27個が「―の―」という文節を用いている。(19%)
これらによって副題の使用と同じ効果である絞込みが半数以上で行われている。(60%)

43個が名詞末尾で題名を締めくくっている。(30%)
その内16個が「の研究」、15個が「『』研究」、10個が「『』論」で終わる。
「の研究」については半数が源氏物語の研究となっている。
これらは『作品名』研究の形で用いられることが多く、文学分野の大半がこの形を取る。
「の研究」については連体格助詞の区切り分も含めてみると国語教育に最も多く見られる。
・その他(分類項目以外で気になった点)
平成13年以降ほぼ全てにサブタイトルが使用されている。
上記の現象も含め、近年になるにつれ題名全体が長文化してきている。(11年から顕著)
 この点は段落構成の割合推移にも影響していると思われる。

上半期から見る修士論文傾向

総数
平成1年から平成10年の計78個(内平成4、5年は該当データなし)
副題
54個がサブタイトルを用いた題名構成となっている。(69%)
全年度と比較すると1割程サブタイトルの使用割合が減少している。
分野
国語学20個、国語教育21個、文学38個という配分になっている。
比率にすると国語学25%、国語教育26%、文学49%となる。
全年度と比べて文学分野に大きな偏りが見られる。
また文学分野において源氏物語の研究が12個と32%の割合を占めている。
題名構成
17個が「における」という格助詞相当連語を用いている。(22%)
更にその内5個が「―の―」という連体格助詞を後に含む。(29%)
17個が「―の―」という連体格助詞を用いている。(22%)
「における」とする限定表現の割合がおよそ半分に減少している。
これは文学分野に偏りが見られるため『作品名』研究の形が割合を占めたものと思われる。

34個が名詞末尾で題名を締めくくっている。(44%)
その内15個が「の研究」、11個が「『』研究」、6個が「『』論」で終わる。
この形式の題名は大半が上半期に集中している。

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