作品募集期間 | 2007/10/30〜2007/11/09 |
投票期間 | 2007/11/13〜2007/11/25 |
作者の学籍番号 | 作品 | 描写完成度 描写高感度 得点合計 イチオシ感想(学籍番号) |
---|---|---|
41136 | 自動販売機のあったかいコーナーが増えた。 オレンジ色したキャップのお茶を買う。 右手と左手の間を何度もバトンパス。 暖かさが口から胃へゆっくりと落ちていくのがはっきり分かる。 「うまい」の代わりに漏れた「あぁー」は、 白くなって消えた。 自分の声の形を久しぶりに見た。 無意識の「そんな季節か」は見えなかった。 秋を感じた。 | 完成度= 66 好感度= 69 合計= 205 (52108) (72102) 『自分の声の形を久しぶりに見た。』お茶のあったかさと対照的な冷たい空気がよく感じられる素敵な表現だなと思った。 (72104) あったかいお茶の描写がリアルです。『右手と左手の間を何度もバトンパス。』が、いい。 (72424) 「自分の声の形」と言う独特の表現がすごく好きでした。 (72441) 温かいペットボトルを右手、左手にパスをしている風景が思い描けました。 (72442) 描写の仕方が面白くてよかった。 また、確かにこの状況は私も体験するので、共感しました。 (74213) 描写が上手で、すぐに想像できて、秋だなと一番感じる作品でした。 |
62439 | よく晴れた休日のお昼。 栗ご飯弁当を持って、近くの公園へ読書をしに出かけた。 秋の味覚を感じながら、ふと目をやると、夏には半そでだった子どもたちが、長袖を捲り上げて、走っている。 気づけば、日も落ちかけている。 | 完成度= 60 好感度= 57 合計= 137 (72420) 秋の情景がありありと浮かんでくる作品。作者の感性の豊かさを感じた。 (72432) 描写表現によって、周りの風景を頭の中で描きやすくなっており、十分に秋を感じさせるものだった。また、最後の表現は風情があり、好感を持てた。 |
62440 | 夏休みの間バイトが終わる18時半、まだ明るかった。今ではもう真っ暗だ。同じ時間に帰っているはずなのに・・・。肌寒さまで感じる。 寄り道せず、まっすぐ家に帰ることにしよう。 | 完成度= 41 好感度= 37 合計= 78 |
72101 | 稲穂が揺れているいつもの通学路。 稲刈りの季節だなと」感じる。 金色のじゅうたんがもうすぐなくなるんだな。 自転車で坂を滑り降りると、頬が冷たい。 | 完成度= 48 好感度= 45 合計= 103 (72438) 稲穂と金色のじゅうたんが良かったです。一番しんみり秋を感じられました。 |
72102 | 太陽の高度が低くなった。 駅へと向かう道、前より少し早まった夕暮れの中、 オレンジに染まる駅前。 | 完成度= 58 好感度= 63 合計= 151 (72109) この作品の情景が目に浮かび、ほっこりとした気持ちになった。シンプルでとてもよい作品だと思った。 (72452) この登場人物が「温かいスープ」をつくったことを伝えたい一心で寒さに負けず彼を迎えにいく、というけなげさがたまらなく好きです。こころがほっとします。 (74215) 長い影というのが、とても秋を感じさせていると思いました。 |
72104 | 風が吹いている。 思いがけない冷たさに私はうすく目をとじる。 目を開けて見上げるとまだ日の昇りきらない空が白くかすんで、こま切れになった雲が遠くに浮かんでいるのが見える。 駅までの道はこだかい丘のようになっていて、私は道いっぱいの落ち葉をブーツでざかざか言わせながらのぼる。 少し切れた息が口の先から白くなる。 「はーっ」 嬉しくなって、何度も白い息を吐き続ける。 | 完成度= 64 好感度= 66 合計= 160 (72419) 空の様子が描かれていて良かったです。白い息がでると秋を感じるというところに共感しました。 (72451) この作品の中で一番情景を想像できて、とても温かみを感じた。 (72487) 文章の情景が頭の中にすぐに浮かび上がってきました。表現の仕方が上手だなぁと思いました。 |
72108 | バイトの帰り道、信号が青に変わるまでの間、 橋の上から景色を見下ろす。 水面がキラキラ揺れている。 それと同時に、両岸を覆うベージュ色が目に入る。 ススキだ。 橋から見る風景が、いつも私に季節の訪れを知らせてくれる。 | 完成度= 52 好感度= 49 合計= 111 (72108) 吐く息の表現の仕方が素敵だと思いました。私には思いもつかない文章です! |
72110 | 朝、目が覚めてすぐ、冷たい空気に重い肩が震えた。 流れるように立った鳥肌で身をちぢこませて、急いで布団にもぐりこむ。 すごく暖かくて優しい夢がさっと広がり、春の陽気の下で日向ぼっこをしているような気持ちよさに包まれる。 「秋らしく冷え込んだものだ。冬なんて来なくてもいいのに」と口を尖らせてぶつぶつつぶやいた。 また目が覚めて、身軽な体を急ぎ起こして時計に視線を落とした。 ああ、今日も一限目は自主休講だ。 | 完成度= 54 好感度= 57 合計= 111 |
72401 | 朝、起きてカーテンを開ける。ついでに窓も開けると、外から冷気が一気に入り込む。その冷気で完全に目が覚める。そして、そこからその日一日の服装を考える。朝のこの肌寒さの中、薄手の服で原付に乗っていくのはきっときついだろう、しかし厚着していくと、昼間には暑さで苦しむことになるだろう。しかし・・・。そんな考えごとをしているとき、僕は秋を感じる。 | 完成度= 44 好感度= 42 合計= 86 |
72416 | 4限の授業が終わり外に出る。 辺りは薄暗く、頬にあたる風が冷たい。 もう半袖の人は見当たらない。 一人で階段を降りるとなんとなく寂しい。 暖かい飲み物でも買おうかと思った。 | 完成度= 54 好感度= 54 合計= 118 (72101) |
72419 | 自転車で学校へ向かう。 頬と指先が冷たくなった。 その時もう秋だと感じた。 確認するように、周りを見渡すと木々は赤く染まっていた。 | 完成度= 50 好感度= 43 合計= 93 |
72420 | 真っ赤な夕日に照らされた君のもとへ、駆け寄る僕。 君と並んで歩く帰り道、紅く色づく木の葉。 君は少し寒そうに、僕に微笑んでくれる。 僕の頬もまた、紅く色づく。 | 完成度= 53 好感度= 62 合計= 135 (72450) (74214) すごく綺麗な描写だと思いました。紅という言葉をうまく使っていて,その状況を想像してほほえましくなるような描写でした。 |
72424 | まだまだ白い息が出ないのに、見上げた夜空に見える月がとてもとっても澄んでいた。 | 完成度= 34 好感度= 45 合計= 89 (72474) シンプルだけど秋が伝わってきたのでこれが好き |
72429 | 4時間目が終わりグランドに向かった。 毎日毎日この道を通ってグランドに向かっている。 夏休みの間はただ歩いているだけで汗が流れた。 練習後のシャワーが最高に気持ちよかった。 でも最近は練習後のシャワーの後が肌寒く感じるようになった。 もうすぐ冬だ!!オフだ!!筋トレだ!! | 完成度= 38 好感度= 44 合計= 82 |
72431 | 冷たい風に肩をすくめてコンビニに入ると、温かそうな湯気が僕を誘う。足が自然とそちらに向かっていく。 あぁ、こんなにおいしいものだったんだな、コンビニのおでん。こんにちは、これからたくさんお世話になります。 | 完成度= 51 好感度= 51 合計= 112 (72431) うちにも秋になると柿が届きます。その光景と、あの甘い香りが頭に浮かんできて、思わず「秋だなぁ」と感じてしまいました。 |
72432 | ふと電車の窓から、流れる外の景色を眺めた。 その中にあった、赤くて優しい、丸い光に、私の目がどんどん吸い込まれていく。 いつも長く感じられる時間が、ほんの一瞬の出来事であったかのように、あっという間に過ぎていった。 夏には見られなかった夕日が、私の目を捕らえて離さなかったのだ。 | 完成度= 56 好感度= 58 合計= 114 |
72436 | 夕方犬の散歩をしていた。 周りはいつの間にか長そでの人であふれかえっている。 住宅街を歩いているとサンマの匂いがどこかの家庭から私の鼻に向かってくる。 私はそそくさと自宅へと走っていった。 | 完成度= 48 好感度= 47 合計= 95 |
72439 | 夕暮れ時、オレンジ色に染まっていく空。 さわさわ風に揺れる葉っぱもオレンジ色に染まっている。 そんな景色を見ながら、やっぱり明日はもう一枚何か着てこようって思うんだ。 | 完成度= 54 好感度= 47 合計= 111 (72444) 毎日夕方同じことを思うのでかなり「あるある」だった 最後の「思うんだ。」というところがどこかほっこりさせるような親近感がわいて何か良い印象を受けた。 |
72441 | 近鉄電車に乗っていた。 とんぼも一緒に乗っていた。 | 完成度= 43 好感度= 49 合計= 142 (72414) 短いのに何か感じるものがあります。語呂がすごく気に入りました。 (72434) トンボが擬人化されいているのがおもしろかったです。シンプルなので、読み手が勝手に色々想像してしまいます。トンボもどこかに遠出するのかなとか、最近のトンボは電車の利用を知ったのかなとか、想像しました。 (72436) シンプルで好き! (72470) 短いけれど、とても秋を感じました。 (72478) たった2文で他と比べて量は少ないけど、逆にそれがいいというか、いらない説明がはぶかれてすっきりしていました。電車とトンボという情報しかないけどその場の様子が想像できました。 |
72444 | 朝8時半。 私は大学の階段を駆け上がっていく。 すると左右の赤く彩られた木々の中の一枚の紅葉がひらひらと私の足元に落ちた。 | 完成度= 44 好感度= 42 合計= 96 (62440) この文章を読んでいて、自然と目の前で起こっているかのように光景が思い描け、そのふとした出来事に秋を実感させられました。飾らない言葉で表現されているところがイチオシの決め手です。 |
72450 | 歩いているとふと思う。 「寒いなぁ。あの人とくっついてたいなぁ・・」 とても人肌恋しくなってくる。 この瞬間「もう秋だなぁ」と感じる。 | 完成度= 40 好感度= 55 合計= 115 (72455) 「あの人とくっついていたいなぁ‥」というところにキュンとしました。人肌恋しくなる。。。ていうところにもとても共感できました。 (72485) 人肌が恋しくなるというのがすごく共感できたし、短いことでストレートに伝わった。 |
72451 | 駅に着くと急いで駅のホームへと駆ける。走りながらふとあることに気付いた。こんなに思いっきり走っているのに不思議と汗をかかない。まわりの人も長袖の人が多く、そういう僕も長袖だ。 ホームに着き電車がちょうどやってきた。電車とともにさわやかな、そして少し肌寒い風がやってきた。走る時にまくっていた袖をまたもとの長袖に戻す。風が、冷たい。 | 完成度= 55 好感度= 51 合計= 116 (72439) 半袖では寒くて、でも長袖だとたまに暑い。そんな微妙な感情をうまく描写している作品だと思います。 |
72452 | 焼き芋売りの車が右手の道路を走り去る。それと同時に左手の茂みの真っ赤な彼岸花が揺れた。彼は急に歩みを止め無邪気そうに首をすくめてみせる。私もつられて首をすくめてみせた。私と彼の視線が一瞬ぶつかり合う。私はなんだか気恥ずかしくてすぐに視線をそらした。私のほっぺが夕焼け色に染まる。彼のほっぺも夕焼け色に染まる。大空のうろこ雲も夕焼け色に染まる。 | 完成度= 60 好感度= 54 合計= 134 (62470) 限定描写がしっかりと取り入れられているうえに、文章全体のストーリーも描写表現を中心にして上手くまとまっていると思います。 (72401) 秋を感じさせるものが複数含まれていて、かつ物語性も持ち合わせている、良い作品だと思います。 |
72453 | 白いシャツが橙色に染まっていた。 目を上げると、大きな火の玉が彼方の山にぶつかっていた。 目線をそのまま下へ落とした。 照らされてもないのに、地面が暖色になっている。 そのときシャツを吹き抜けた風は、僕の肩を吊り上げた。 | 完成度= 59 好感度= 58 合計= 127 (72416) 描写ということを意識しているのが感じられたし、表現の仕方も上手だった。「肩を吊り上げた」という表現も新鮮だったし、色をうまく使って描写してあったから景色が浮かびやすかった。 |
72455 | ふんわりと紅葉が山道を彩っている。 少し窓をあけ、その空気を肌で感じながら、 車でゆっくり、ゆっくりと 曲がりくねったその道をくだってゆく。 道がひらけ、 ふと見上げると空がなんとなく高くなっていた。 | 完成度= 56 好感度= 50 合計= 116 (72459) 空が高くなっていた、の表現が新鮮でした。 |
72456 | 今から学校に行く。 少し前までは薄着で大丈夫だったのに、すっかり寒くなった。 よし、もう一枚着ていくか。 | 完成度= 39 好感度= 37 合計= 76 |
72459 | 暖かい陽を全身に浴びて、 大きく深呼吸してみた。 やわらかな光の下の空気は、 胸をキュンさせるほど冷たくて、 季節は赤が美しい季節になっていたんだね。 | 完成度= 46 好感度= 55 合計= 121 (72456) 直接秋とは言わずに「赤」という言葉で表現していることが印象に残った。 (74203) 「胸をキュンさせるほど冷たくて」という表現がとても面白くいいなぁと思った。まとまりがきれい。 |
72478 | いつもの並木道。友達と歩く大教の並木道。 ふと横を歩く友達の方に目をやると、真っ赤な夕焼けに照らされた、これまたきれいに赤く色を染めた葉っぱが一枚、その艶やかな黒髪を飾っていた。 | 完成度= 52 好感度= 51 合計= 113 (72406) 描写がキレイでした。 |
72485 | 家に帰るとダンボールいっぱいにつめられた柿が目に入る。 この季節になると毎年田舎から送られてくる。 家中が柿の甘い香りに包まれている。 秋がきたんだなあ。 | 完成度= 49 好感度= 52 合計= 111 (72466) 一番秋を感じると思った。わかりやすかった。 |
72487 | 毎日通る並木道 普段は気にもしないけど 今日だけ風が私を止めて 葉っぱの色づき教えてくれた 赤色、黄色、茶色たち これから迎える寒さのために あたたかい色をしているのかな | 完成度= 56 好感度= 60 合計= 136 (72429) テンポとかが良かったのでいいなぁと思いました。 (72433) 秋は急にしんみりとしてしまう季節だと思う。ふと、いつもは考えないようなことや、目にも留めないものにきずいたりする。そんな感覚が伝わってくる描写でとても心に残った。これからくる冬のために暖かい色をしているという表現がすごいと思う。 |
72488 | 午後六時、2人で小さなベンチに座った。 いつもより風が冷たく感じる。 僕はそっと彼女の手を握った。 …あたたかい。 紅葉さえ黒く染める秋の夕闇が、 赤くなった僕のほっぺたを隠してくれた。 そしてその夕闇は、僕らの距離を縮めてくれた。 | 完成度= 61 好感度= 61 合計= 142 (72110) 手と手が触れたときの温もりを感じられる、淡くて温かい作品だった。 (72453) 少し肌寒い季節の描写なのに、暖かな気持ちになりました。 |
74203 | 風が吹く。思わず体をちぢこませてる。 山を見る。山は色づき始めところどころ赤く染まっている。 さらに空を見上げると空はとても高く澄み渡っている。 大教大だからこそ気づかされる自然から感じる秋である。 | 完成度= 50 好感度= 47 合計= 97 |
74213 | 夏場は太陽の光で目が覚めたのに、 最近はカーテンを開けても薄暗く、朝だという感じがしない。 今まで涼しかった風も、今では冷たく感じられる。 でもその寒ささえも私には心地よい。 これから訪れる冬を待ちわびるこの時期が、 私はたまらなく好きだ。 | 完成度= 54 好感度= 53 合計= 117 (72407) 寒さを心地よく感じるというところに共感しました。 |
作者の学籍番号 | 作品 | 描写完成度 描写高感度 得点合計 |
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41136 | 自動販売機のあったかいコーナーが増えた。 オレンジ色したキャップのお茶を買う。 右手と左手の間を何度もバトンパス。 暖かさが口から胃へゆっくりと落ちていくのがはっきり分かる。 「うまい」の代わりに漏れた「あぁー」は、 白くなって消えた。 自分の声の形を久しぶりに見た。 無意識の「そんな季節か」は見えなかった。 秋を感じた。 | 完成度= 66 好感度= 69 合計= 205 (52108) (72102) 『自分の声の形を久しぶりに見た。』お茶のあったかさと対照的な冷たい空気がよく感じられる素敵な表現だなと思った。 (72104) あったかいお茶の描写がリアルです。『右手と左手の間を何度もバトンパス。』が、いい。 (72424) 「自分の声の形」と言う独特の表現がすごく好きでした。 (72441) 温かいペットボトルを右手、左手にパスをしている風景が思い描けました。 (72442) 描写の仕方が面白くてよかった。 また、確かにこの状況は私も体験するので、共感しました。 (74213) 描写が上手で、すぐに想像できて、秋だなと一番感じる作品でした。 |
72104 | 風が吹いている。 思いがけない冷たさに私はうすく目をとじる。 目を開けて見上げるとまだ日の昇りきらない空が白くかすんで、こま切れになった雲が遠くに浮かんでいるのが見える。 駅までの道はこだかい丘のようになっていて、私は道いっぱいの落ち葉をブーツでざかざか言わせながらのぼる。 少し切れた息が口の先から白くなる。 「はーっ」 嬉しくなって、何度も白い息を吐き続ける。 | 完成度= 64 好感度= 66 合計= 160 (72419) 空の様子が描かれていて良かったです。白い息がでると秋を感じるというところに共感しました。 (72451) この作品の中で一番情景を想像できて、とても温かみを感じた。 (72487) 文章の情景が頭の中にすぐに浮かび上がってきました。表現の仕方が上手だなぁと思いました。 |
72102 | 太陽の高度が低くなった。 駅へと向かう道、前より少し早まった夕暮れの中、 オレンジに染まる駅前。 | 完成度= 58 好感度= 63 合計= 151 (72109) この作品の情景が目に浮かび、ほっこりとした気持ちになった。シンプルでとてもよい作品だと思った。 (72452) この登場人物が「温かいスープ」をつくったことを伝えたい一心で寒さに負けず彼を迎えにいく、というけなげさがたまらなく好きです。こころがほっとします。 (74215) 長い影というのが、とても秋を感じさせていると思いました。 |
72441 | 近鉄電車に乗っていた。 とんぼも一緒に乗っていた。 | 完成度= 43 好感度= 49 合計= 142 (72414) 短いのに何か感じるものがあります。語呂がすごく気に入りました。 (72434) トンボが擬人化されいているのがおもしろかったです。シンプルなので、読み手が勝手に色々想像してしまいます。トンボもどこかに遠出するのかなとか、最近のトンボは電車の利用を知ったのかなとか、想像しました。 (72436) シンプルで好き! (72470) 短いけれど、とても秋を感じました。 (72478) たった2文で他と比べて量は少ないけど、逆にそれがいいというか、いらない説明がはぶかれてすっきりしていました。電車とトンボという情報しかないけどその場の様子が想像できました。 |
72488 | 午後六時、2人で小さなベンチに座った。 いつもより風が冷たく感じる。 僕はそっと彼女の手を握った。 …あたたかい。 紅葉さえ黒く染める秋の夕闇が、 赤くなった僕のほっぺたを隠してくれた。 そしてその夕闇は、僕らの距離を縮めてくれた。 | 完成度= 61 好感度= 61 合計= 142 (72110) 手と手が触れたときの温もりを感じられる、淡くて温かい作品だった。 (72453) 少し肌寒い季節の描写なのに、暖かな気持ちになりました。 |
62439 | よく晴れた休日のお昼。 栗ご飯弁当を持って、近くの公園へ読書をしに出かけた。 秋の味覚を感じながら、ふと目をやると、夏には半そでだった子どもたちが、長袖を捲り上げて、走っている。 気づけば、日も落ちかけている。 | 完成度= 60 好感度= 57 合計= 137 (72420) 秋の情景がありありと浮かんでくる作品。作者の感性の豊かさを感じた。 (72432) 描写表現によって、周りの風景を頭の中で描きやすくなっており、十分に秋を感じさせるものだった。また、最後の表現は風情があり、好感を持てた。 |
72487 | 毎日通る並木道 普段は気にもしないけど 今日だけ風が私を止めて 葉っぱの色づき教えてくれた 赤色、黄色、茶色たち これから迎える寒さのために あたたかい色をしているのかな | 完成度= 56 好感度= 60 合計= 136 (72429) テンポとかが良かったのでいいなぁと思いました。 (72433) 秋は急にしんみりとしてしまう季節だと思う。ふと、いつもは考えないようなことや、目にも留めないものにきずいたりする。そんな感覚が伝わってくる描写でとても心に残った。これからくる冬のために暖かい色をしているという表現がすごいと思う。 |
72420 | 真っ赤な夕日に照らされた君のもとへ、駆け寄る僕。 君と並んで歩く帰り道、紅く色づく木の葉。 君は少し寒そうに、僕に微笑んでくれる。 僕の頬もまた、紅く色づく。 | 完成度= 53 好感度= 62 合計= 135 (72450) (74214) すごく綺麗な描写だと思いました。紅という言葉をうまく使っていて,その状況を想像してほほえましくなるような描写でした。 |
72452 | 焼き芋売りの車が右手の道路を走り去る。それと同時に左手の茂みの真っ赤な彼岸花が揺れた。彼は急に歩みを止め無邪気そうに首をすくめてみせる。私もつられて首をすくめてみせた。私と彼の視線が一瞬ぶつかり合う。私はなんだか気恥ずかしくてすぐに視線をそらした。私のほっぺが夕焼け色に染まる。彼のほっぺも夕焼け色に染まる。大空のうろこ雲も夕焼け色に染まる。 | 完成度= 60 好感度= 54 合計= 134 (62470) 限定描写がしっかりと取り入れられているうえに、文章全体のストーリーも描写表現を中心にして上手くまとまっていると思います。 (72401) 秋を感じさせるものが複数含まれていて、かつ物語性も持ち合わせている、良い作品だと思います。 |
72453 | 白いシャツが橙色に染まっていた。 目を上げると、大きな火の玉が彼方の山にぶつかっていた。 目線をそのまま下へ落とした。 照らされてもないのに、地面が暖色になっている。 そのときシャツを吹き抜けた風は、僕の肩を吊り上げた。 | 完成度= 59 好感度= 58 合計= 127 (72416) 描写ということを意識しているのが感じられたし、表現の仕方も上手だった。「肩を吊り上げた」という表現も新鮮だったし、色をうまく使って描写してあったから景色が浮かびやすかった。 |
72459 | 暖かい陽を全身に浴びて、 大きく深呼吸してみた。 やわらかな光の下の空気は、 胸をキュンさせるほど冷たくて、 季節は赤が美しい季節になっていたんだね。 | 完成度= 46 好感度= 55 合計= 121 (72456) 直接秋とは言わずに「赤」という言葉で表現していることが印象に残った。 (74203) 「胸をキュンさせるほど冷たくて」という表現がとても面白くいいなぁと思った。まとまりがきれい。 |
72416 | 4限の授業が終わり外に出る。 辺りは薄暗く、頬にあたる風が冷たい。 もう半袖の人は見当たらない。 一人で階段を降りるとなんとなく寂しい。 暖かい飲み物でも買おうかと思った。 | 完成度= 54 好感度= 54 合計= 118 (72101) |
74213 | 夏場は太陽の光で目が覚めたのに、 最近はカーテンを開けても薄暗く、朝だという感じがしない。 今まで涼しかった風も、今では冷たく感じられる。 でもその寒ささえも私には心地よい。 これから訪れる冬を待ちわびるこの時期が、 私はたまらなく好きだ。 | 完成度= 54 好感度= 53 合計= 117 (72407) 寒さを心地よく感じるというところに共感しました。 |
72455 | ふんわりと紅葉が山道を彩っている。 少し窓をあけ、その空気を肌で感じながら、 車でゆっくり、ゆっくりと 曲がりくねったその道をくだってゆく。 道がひらけ、 ふと見上げると空がなんとなく高くなっていた。 | 完成度= 56 好感度= 50 合計= 116 (72459) 空が高くなっていた、の表現が新鮮でした。 |
72451 | 駅に着くと急いで駅のホームへと駆ける。走りながらふとあることに気付いた。こんなに思いっきり走っているのに不思議と汗をかかない。まわりの人も長袖の人が多く、そういう僕も長袖だ。 ホームに着き電車がちょうどやってきた。電車とともにさわやかな、そして少し肌寒い風がやってきた。走る時にまくっていた袖をまたもとの長袖に戻す。風が、冷たい。 | 完成度= 55 好感度= 51 合計= 116 (72439) 半袖では寒くて、でも長袖だとたまに暑い。そんな微妙な感情をうまく描写している作品だと思います。 |
72450 | 歩いているとふと思う。 「寒いなぁ。あの人とくっついてたいなぁ・・」 とても人肌恋しくなってくる。 この瞬間「もう秋だなぁ」と感じる。 | 完成度= 40 好感度= 55 合計= 115 (72455) 「あの人とくっついていたいなぁ‥」というところにキュンとしました。人肌恋しくなる。。。ていうところにもとても共感できました。 (72485) 人肌が恋しくなるというのがすごく共感できたし、短いことでストレートに伝わった。 |
72432 | ふと電車の窓から、流れる外の景色を眺めた。 その中にあった、赤くて優しい、丸い光に、私の目がどんどん吸い込まれていく。 いつも長く感じられる時間が、ほんの一瞬の出来事であったかのように、あっという間に過ぎていった。 夏には見られなかった夕日が、私の目を捕らえて離さなかったのだ。 | 完成度= 56 好感度= 58 合計= 114 |
72478 | いつもの並木道。友達と歩く大教の並木道。 ふと横を歩く友達の方に目をやると、真っ赤な夕焼けに照らされた、これまたきれいに赤く色を染めた葉っぱが一枚、その艶やかな黒髪を飾っていた。 | 完成度= 52 好感度= 51 合計= 113 (72406) 描写がキレイでした。 |
72431 | 冷たい風に肩をすくめてコンビニに入ると、温かそうな湯気が僕を誘う。足が自然とそちらに向かっていく。 あぁ、こんなにおいしいものだったんだな、コンビニのおでん。こんにちは、これからたくさんお世話になります。 | 完成度= 51 好感度= 51 合計= 112 (72431) うちにも秋になると柿が届きます。その光景と、あの甘い香りが頭に浮かんできて、思わず「秋だなぁ」と感じてしまいました。 |
72485 | 家に帰るとダンボールいっぱいにつめられた柿が目に入る。 この季節になると毎年田舎から送られてくる。 家中が柿の甘い香りに包まれている。 秋がきたんだなあ。 | 完成度= 49 好感度= 52 合計= 111 (72466) 一番秋を感じると思った。わかりやすかった。 |
72439 | 夕暮れ時、オレンジ色に染まっていく空。 さわさわ風に揺れる葉っぱもオレンジ色に染まっている。 そんな景色を見ながら、やっぱり明日はもう一枚何か着てこようって思うんだ。 | 完成度= 54 好感度= 47 合計= 111 (72444) 毎日夕方同じことを思うのでかなり「あるある」だった 最後の「思うんだ。」というところがどこかほっこりさせるような親近感がわいて何か良い印象を受けた。 |
72108 | バイトの帰り道、信号が青に変わるまでの間、 橋の上から景色を見下ろす。 水面がキラキラ揺れている。 それと同時に、両岸を覆うベージュ色が目に入る。 ススキだ。 橋から見る風景が、いつも私に季節の訪れを知らせてくれる。 | 完成度= 52 好感度= 49 合計= 111 (72108) 吐く息の表現の仕方が素敵だと思いました。私には思いもつかない文章です! |
72110 | 朝、目が覚めてすぐ、冷たい空気に重い肩が震えた。 流れるように立った鳥肌で身をちぢこませて、急いで布団にもぐりこむ。 すごく暖かくて優しい夢がさっと広がり、春の陽気の下で日向ぼっこをしているような気持ちよさに包まれる。 「秋らしく冷え込んだものだ。冬なんて来なくてもいいのに」と口を尖らせてぶつぶつつぶやいた。 また目が覚めて、身軽な体を急ぎ起こして時計に視線を落とした。 ああ、今日も一限目は自主休講だ。 | 完成度= 54 好感度= 57 合計= 111 |
72101 | 稲穂が揺れているいつもの通学路。 稲刈りの季節だなと」感じる。 金色のじゅうたんがもうすぐなくなるんだな。 自転車で坂を滑り降りると、頬が冷たい。 | 完成度= 48 好感度= 45 合計= 103 (72438) 稲穂と金色のじゅうたんが良かったです。一番しんみり秋を感じられました。 |
74203 | 風が吹く。思わず体をちぢこませてる。 山を見る。山は色づき始めところどころ赤く染まっている。 さらに空を見上げると空はとても高く澄み渡っている。 大教大だからこそ気づかされる自然から感じる秋である。 | 完成度= 50 好感度= 47 合計= 97 |
72444 | 朝8時半。 私は大学の階段を駆け上がっていく。 すると左右の赤く彩られた木々の中の一枚の紅葉がひらひらと私の足元に落ちた。 | 完成度= 44 好感度= 42 合計= 96 (62440) この文章を読んでいて、自然と目の前で起こっているかのように光景が思い描け、そのふとした出来事に秋を実感させられました。飾らない言葉で表現されているところがイチオシの決め手です。 |
72436 | 夕方犬の散歩をしていた。 周りはいつの間にか長そでの人であふれかえっている。 住宅街を歩いているとサンマの匂いがどこかの家庭から私の鼻に向かってくる。 私はそそくさと自宅へと走っていった。 | 完成度= 48 好感度= 47 合計= 95 |
72419 | 自転車で学校へ向かう。 頬と指先が冷たくなった。 その時もう秋だと感じた。 確認するように、周りを見渡すと木々は赤く染まっていた。 | 完成度= 50 好感度= 43 合計= 93 |
72424 | まだまだ白い息が出ないのに、見上げた夜空に見える月がとてもとっても澄んでいた。 | 完成度= 34 好感度= 45 合計= 89 (72474) シンプルだけど秋が伝わってきたのでこれが好き |
72401 | 朝、起きてカーテンを開ける。ついでに窓も開けると、外から冷気が一気に入り込む。その冷気で完全に目が覚める。そして、そこからその日一日の服装を考える。朝のこの肌寒さの中、薄手の服で原付に乗っていくのはきっときついだろう、しかし厚着していくと、昼間には暑さで苦しむことになるだろう。しかし・・・。そんな考えごとをしているとき、僕は秋を感じる。 | 完成度= 44 好感度= 42 合計= 86 |
72429 | 4時間目が終わりグランドに向かった。 毎日毎日この道を通ってグランドに向かっている。 夏休みの間はただ歩いているだけで汗が流れた。 練習後のシャワーが最高に気持ちよかった。 でも最近は練習後のシャワーの後が肌寒く感じるようになった。 もうすぐ冬だ!!オフだ!!筋トレだ!! | 完成度= 38 好感度= 44 合計= 82 |
62440 | 夏休みの間バイトが終わる18時半、まだ明るかった。今ではもう真っ暗だ。同じ時間に帰っているはずなのに・・・。肌寒さまで感じる。 寄り道せず、まっすぐ家に帰ることにしよう。 | 完成度= 41 好感度= 37 合計= 78 |
72456 | 今から学校に行く。 少し前までは薄着で大丈夫だったのに、すっかり寒くなった。 よし、もう一枚着ていくか。 | 完成度= 39 好感度= 37 合計= 76 |