■山口恭範(やまぐち
やすのり)
打楽器の様々な奏法の探究から始まり、基礎的奏法、現代音楽作品など打楽器
アンサンブルを実習し、その成果は定期演奏会で発表する。
音楽祭りに参加。72年より82年まで新日本フィルに在籍。 72年に小泉浩、高橋アキ
と共に結成した現代音楽演奏グループ「アーク」のほか、「TOKK」「TIME」等による
グループ活動を欧米、アジアで展開。武満徹、湯浅譲二、一柳慧、石井眞木などの
作品を初演。マルタ・アルゲリッチ,ピーター・ゼルキンらと協演。2001年、小泉浩、
吉原すみれ、篠?史子らとアンサンブル・タケミツを結成、同年8月に同アンサンブル
初公演。現在、世界の主要音楽祭に多数出演し、日本の打楽器奏者の第一人者と
して国内外で活躍。ソロアルバムに「イルージョン」(アイオロス)など。
第1回中島健蔵賞受賞。
第13回朝日現代音楽賞受賞(2004年)
同志社女子大学嘱託講師
執筆活動に「五線に表しきれないもの」(『邦楽ジャーナル9月号』2000年)など。