■下出美智子(しもで みちこ)
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兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科博士課程芸術系教育研究生修了
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国立特殊教育総合研究所知的障害教育コ−ス短期研修修了
ハハハハハ 大阪大学大学院文学研究科博士後期課程音楽学専攻
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「音楽科教育法」
従来の演奏中心の音楽科授業を見直し、カ−ル・オルフの創造的な表現やアフリカ
の民族音楽等、世界の新しい動向を踏まえて、これからの小学校音楽科授業のあり方
を考える。授業では、子どもが音楽活動に取り組むビデオ記録、教科書、学習指導要領
などを用いて、指導案の立て方、子どもの見方、教材の扱い方などについて講義を行
う。また、オルフの創造的な表現の実技を行う。そこで小学校音楽科の授業を行うため
の基本的な観点を形成する。
「音楽学習発達論」
音楽活動を通して、子どもが音楽的に発達し人間的に成長することの意味を考える。
具体的には、障害児の原初的な表現のあり方に注目し、その授業分析によって、子ど
もの音楽的思考の発達過程、ことばと動きと音という他媒体の関連性、授業を成立させ
る諸要因などについて論究する。また、子どもの音楽的発達を支えるカ−ル・オルフの
創造的な表現について学び、実際の活動に取り組む。
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【著書】
下出美智子「第8章4節 音楽教育とこころ」(東山 綾部編)
『21世紀の障害児教育とこころ』(1993年)ミネルヴア書房
下出美智子「第2章 ことばから始まる」(小島 澤田編)
『音楽による表現の教育』(1998年)晃洋書房
下出美智子「第II部第1章 オルフの音楽教育における身体活動の発展性
−オルフ研究所におけるセミナ−の分析を通して−」(木本 津戸 吉良編)
『芸術・教育・人間』(2001年)新東洋出版社
下出美智子「第4章 子どもの変容をどうとらえるか−第4章のまとめ−」
(日本学校音楽教育実践学会編)『障害児の音楽表現を育てる』
(2002年)音楽之友社
下出美智子「第 I 部第1章 養護学校の場合」『生成を原理とする21世紀音楽
カリキュラム−幼稚園から高等学校まで−』(日本学校音楽教育実践学会)
(2006年)東京書籍
【原著論文】
下出美智子「知的障害児の表現活動におけることば,動き,音の関連性」
『教育方法学研究』(1995年)日本教育方法学会
下出美智子「知的障害児の表現活動におけるコミュニケ−ションの成立−音楽に
動きをつくろうという実践の分析を通して−」
『音楽教育研究』(2001年)日本学校音楽教育実践学会
下出美智子「カール・オルフのMusic
for Childrenにおける映像の分析−音楽
経験の発展性に焦点をあてて」
『教育方法学研究』(2002年)日本教育方法学会
下出美智子「知的障害児の表現活動にみられる音楽の生成の様相−『雪渡り』
の詩に音楽を作ろうという授業の分析を通して−」
『音楽教育研究』(2004年)日本学校音楽教育実践学会
下出美智子「ことばと動きと音の表現媒体の関連に見られる発達の様相−知的
障害児の表現活動の分析を通して−」
『音楽教育研究』(2006年)日本学校音楽教育実践学会
【その他】
・「音楽の授業における楽しさについての研究」等、大阪教育大学紀要
等において発表。
・Oesterreich Salzburg Mozarteum Universiaet Orff Institut(オース
トリア・ザルツブルグ・モーツアルテウム・オルフ研究所)留学2007.4-9
・Internationaler Sommerkurs "Elementare Musik
und Tanzpaedagogik"
(インターナショナル・サマーコース「エレメンタールな音楽とダンスの教育学」)
受講2007.7
・ミュージカル「ロラ・マシン物語」出演 大阪・憲法ミュージカル2008実行委員
会主催 4/26クレオ大阪<昼・夜> 、4/29サーテイーホール、5/3リビエール
ホール、5/11 堺市民会館
・新聞記事 『関西美術探訪−市民100人ミュージカル「ロラ・マシン物語」』
大阪日々新聞文化 2008.6.24