藤田修先生(本学教養学科情報科学講座)からのメッセージ
約25年前のこと、ビルゲイツがマイクロソフトを興した頃、ちょうど大学生に なった私も大きな技術変革の予兆を感じながら自作マイコンの製作に没頭していた 時期がありました。それから15年後、インターネットの登場を契機としてIT革命 が始まり、今や、政治・経済・社会の中心課題になるまでに発展してきました。こ の間、私は電話会社の研究所やソフトウェアメーカに勤務しながら、もしチャンス があれば、自らこのドラマに参加してみたいと願いつつ、世の中の動きを興味深く 見守ってきました。今回のセミナーでは、IT劇場の単なる観客としてではなく、裏 方で働く大勢の中の一人として、舞台のそでから見聞きしてきた革命劇の諸々につ いて、特に技術的な側面からお話したいと思います。IT劇はまだまだ終わらないと いうことを皆さんに感じ取って頂ければ幸いです。 ちなみに、このIT劇場は飛び入り参加自由です。技術を持った裏方が俳優に変身 することもあれば、単なる観客が好き勝手に舞台に上り、あっという間に主役に踊 り出ることもあり得ます。個人でも大企業でも構いません。ただし、既に出来上が っている大企業の一員になって参加しても、大集団の周囲をぐるりと紐で括った電 車ごっこのようなもので、密集した中では思うようには踊れないでしょう。下手を すると将棋倒しで息がつまることもあるかもしれません。それぐらいなら、身軽で 自由な個人参加の方が楽しみは大きいはずです。知らない同士、気ままにグループ を組むこともできます。大集団に押しつぶされないように気を配りながら、あなた も舞台に上って筋書きのないドラマを自ら演じてみては如何でしょうか?その気に なりさえすれば、ネタはいくらでも転がっています。
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