平成12年度科学機器共同利用センターコロキウム

日時:平成12年11月22日(水)
   午後1時30分〜4時
場所:教員養成課程棟会議室


演題: 

(1) 「コンピューターの利用により楽になった地図作業」
    水野 恵司 先生  (社会科教育講座)

 地理的な位置によって参照されるデータを扱うように設計された情報システムを 地理情報システムGISと呼びます。この技術はコンピューターの進歩とともに普及し、 地理情報を扱う行政、産業、研究、教育野様々な分野で利用されています。書店に並ぶ地図も 紙に印刷されたものだけではなくCD−ROM版のデジタル地図も数を増しており、またインタ ーネットによる地図検索も可能になっています。
水野先生は、これらの技術の普及が地理情報や地図情報に対しての見方と利用方法に 従来とは違う本質的な変化をもたらしていると感じておられます。そこでその事例として大学の 授業で日常的に行われている基礎的な地図作業を取り上げ、紙の地図を用いる場合とデジタル 地図を用いる場合とを比較しながら、地図情報デジタル化の意義について大変興味深いお話を 伺いました。



(2) 「アブラナ科植物における自己・非自己認識の分子機構」
鈴木 剛 先生   (自然研究講座)

  アブラナ科植物の花は一つの花の中に雄しべと雌しべの両方を持っていますが、受精の際 他人の花粉だけを受け入れ自分自身の花粉を受け入れない(自家受粉しない)巧妙な仕組を 持っています。これを自家不和合性と言い、ナス科、バラ科、ヒルガオ科の植物でも良く 知られた現象です。生殖により多様性を生み出すという観点から見て好ましいこの性質、 自己と非自己を認識するシステムを遺伝子レベル、分子レベルから解明していく鈴木先生 の先端的なご研究について、分かりやすくお話頂きました。



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