空きカンつぶし


実験1 ペットボトルをつぶそう

用意するもの

  ペットボトル、コップ、お湯

方法

  1. 空のペットボトルにお湯(70〜80度くらい)をコップ1杯ぶん入れる。
  2. ペットボトルの中にゆげがいきわたるように、ペットボトルをよく振る(ふる)。
  3. ふたをしっかりしめ、つくえの上に置く。
  4. 4〜5分すると、ベコッベコッという音とともにペットボトルがへこむ。


実験2 アルミニウムカンをつぶそう

用意するもの

 ペンチ、はり金(ほそいもの、銅線(どうせん)でよい)、わりばし、
 軍手(ぐんて)、アルミニウムの空きカン、空あきカンの口をふさぐ
 プラスチックせいのふた、コップ、ガスコンロ、水

方法

  1. はり金で空きカンにあう「空きカン持ち」を図のように作る。
  2. 空きカンのプルタブをちぎって、空きカン持ちをはめる。
  3. カンに、約2cmの深さまで水を入れる。
  4. 3.の空きカンをガスコンロの火であたため、水じょう気がどんどん出るまでふっとうさせる。
  5. 4.の空きカンを流しの上にうつし、空きカンの口をプラスチック製のふたでとじる。コップで水をかけ る。カンは音をたててつぶれる。



注意!
空あきカンや灯油とうゆカンをあたためる時、カンを流しにうつす時、ふたをカンにかぶせる時、やけどをしないように、ちゅういしてください。軍手をしてく ださい。


説明

  1. カンの中の水がふっとうすると、水じょう気はカンの中の空気をおし出しながらカンの口から出てきます。



  2. カンに水をかけると、水じょう気は冷えて水にもどります。水じょう気が水にもどると、カンの中の気体の体せ きがへります。カンにふたがしてあるので、カンの中に空気が入ってきません。ですから、カンの中には少しの気体しかありません。いれものの中の気体が少な いことを真空といいます。



  3. カンの外には、空気がいっぱいあります。その空気がカンをおさえつける力で、カンはつぶれてしまいます。



  4. わたくしたちが生活しているまわりの空気のことを、大気といいます。大気は1〜2万メートルの高さまである といわれています。(高いところの空気はとてもうすいので、ヒトは生きることはできません)



  5. 空気には重さがあります。空気の重さは、1リットルがやく1gです。大気の重さを気圧(きあつ)といいま す。大気の重さは、1cm2の面 せきあたりに、約1kgです。



  6. 口のあいているカンでは、カンの中にも空気が入っていて、lcm2あたり1kgの力でカンをおしています。カンの外がわからも同じ力 でおしています。カンを中と外から同じ力でおしているので、力がつりあっていて、口のあいているカンはつぶれません。カンの中の空気がなくなると、中から おす空気の力がないので、カンがつぶれるのです。鉄のカンはじょうぶなのでなかなかつぶれません。




実験3 とうゆカンをつぶそう

用意するもの

 灯油カン、ガスコンロ

方法

  1. 18リットルの灯油カンをきれいにあらう。
  2. コップに2杯分の水を入れ、ガスコンロの火であたため、水じょう気がどんどん出るまでふっとうさせる。
  3. 2.の灯油カンにふたをして、ながしの上にうつし、水道水をかける。カンは音をたててつぶれる。



実験4 空気の重さをはかろう

用意するもの

 ペットボトル、空気圧縮器(くうきあっしゅくき)、はかり

方法

  1. からのペットボトルの重さをはかりではかる。
  2. からのペットボトルの口に空気圧縮器を取りつけて、ペットボトルの中に空気を入れる。
  3. 空気が入ったペットボトルの重さをはかりではかると、入れる前よりも重くなっている。

説明
 空気のおもさは軽いですが、ペットボトルにたくさん空気を入れることによって、重さをはかりではかることができるようになります。


実験5 手をふれずに、風船の大きさを変えよう

用意するもの

 空気減圧器(くうきげんあつき)付きプラスチック容器(ようき)、風船

方法

  1. プラスチック容器に風船を入れて、空気減圧器で容器の中の空気をすい出す。
  2. 風船が大きくなっていく。

説明
 プラスチック容器に風船を入れて、空気減圧器で容器の中の空気をすい出すと、風船をおして いる空気がなくなるので、風船の大きさは大きくなります。反対に空気を中におしこむと、風船 は小さくなります。


実験6 低い温度で水をわかそう

 用意するもの

  空気減圧器(くうきげんあつき)付きプラスチック容器(ようき)、お湯

 方法

  1. プラスチック容器にお湯を入れて、空気減圧器でお湯の上の空気をすい出す。
  2. お湯が低い温度でふっとうする。

説明
 プラスチック容器に風船を入れて、、空気減圧器で容器の中の空気を吸い出すと、お湯を押している空気がなくなるので、お湯は低い温度でふっとうします。


実験7 雲(くも)を作ろう

 用意するもの

  空気減圧器(くうきげんあつき)付きプラスチック容器(ようき)、
  スポンジ、水

 方法

  1. プラスチック容器に水をしみこませたスポンジを入れて、空気減圧器で容器に中の空気をすい出す。
  2. プラスチック容器の中に雲ができて、容器の中がくもる。

説明
 空気減圧器で容器の中の空気をすい出すと、スポンジの中の水がじょうはつして水蒸気(すいじょうき)となり、冷やされて水滴(すいてき)になって雲(く も)になります。


参考文献
 1.化学を楽しくする5分間、化学同人、日本化学会編


担当:教員養成課程理科教育講座化学専修 神鳥和彦

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