大阪府泉佐野市中庄(Pi14)


地名:大阪府泉佐野市中庄
標高:15M
露頭種別・現況:道路沿いの崖 現存
堆積物の種別:淡水成粘土 ピンク火山灰

 大阪府を縦断する国道26号線を泉佐野市中庄交差点で熊取駅方向(東方向)に 入り300M程進むと、道路の左側に中庄会館がある。その会館横(東側)に 会館グランドがあり、そのグランド東端の崖に露頭を観察できる。

 なお、この地点がピンク火山灰を観察できる南端であると考えられる。

 JR阪和線熊取駅より北西に約1km
 南海本線井原里駅より南に約1kmもしくは泉佐野駅より東へ約1km



露頭位置

 

 POINT 1 へはグランドの入口を入って右手に進む。
(POINT 2 よりもこちらからの方が観察が容易である。)
POINT 1

崖の最上部(高さ2m)にピンク火山灰を観察できる。
 火山灰層の上下は淡水性の粘土層で、直下粘土層と火山灰BASEとの間には 数cmの褐鉄鉱層が存在する。
 火山灰層本体はその中に砂層を2枚含み共に火山灰層よりやや粗く薄い褐色を呈している。
 火山灰中に存在する下方の砂層は厚さ8cmでBASEより2〜4cm上に位置し、上方の砂層は 厚さ4〜6cmで下方の砂層より20cm上方に位置する。上方の砂層より火山灰層の上限までは 5cmの厚さがある。

柱状図

 道路沿いからもピンク火山灰を観察できるが、枯れ笹に覆われているため一目で判断するのは困難である。

POINT 2

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終わり

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