- 4月15日 復習テスト
授業初回。少し緊張。学生の理解度を知る意味でテストを行う。簡単なものをだしたつもりだったが、[1](i)以外はほぼ全滅状態。授業計画の見直しが必要。テストの問題量が多かったと反省。数列の極限についての復習を行う。
- 4月22日 小テスト
授業内容:実数の連続性、数列の極限(有界単調数列の収束性、コーシー列の収束性、ワイエストラスの定理など)
小テストの結果:受験者は合計52人で得点分布は以下の通り。最高は40点、平均は14.7点でした。
反省&感想:[1](i)は先週黒板に書き確認したが、(ii)と(iii)はまったく授業では復習しなかったので、ほとんど書けていなかった。基本的に授業で一度触れないといけないみたいだ。[2]が一番正解率が高かった。[3]は数人惜しい人がいたが完全に証明できた人はいなかった。[1](i)と[2]とあわせて20点はとって欲しかった。来週火曜日は祝日のため、ちょっと宿題でも出そうかと思っていたが、授業終了5分前くらいで学生が荷物をしまいだしたので、びびって(?)何も言わずに終わってしまった。
得点 |
0〜9 |
10〜19 |
20〜29 |
30〜39 |
40〜50 |
人数 |
9 |
32 |
5 |
5 |
1 |
- 5月 6日 小テスト
授業内容:関数の極限、連続性
小テストの結果:受験者は合計42人で得点分布は以下の通り。最高は16点、平均は6.7点でした。
反省&感想:やってもうた。どうやら難しすぎたらしい。まさかこんな結果になるとは。[1](i)は授業の黒板に書いたのでだいたいできてた。[1](ii)は下界であることを書き忘れている人がほとんど。[2](i)はちらほら。[2](ii)は全滅。[3]はヒントがあるのでみんなできるだろうと思ったのが間違いだった。しかも誰ひとり完全解答に到達していないのは困る。[4]が一番難しいとは思うが、似たような問題を授業でやったので多少はできるかと思ったが、全滅。部分点も上げることができなかった。授業の仕方を再考すべきか・・・。
得点 |
0〜9 |
10〜19 |
20〜29 |
30〜39 |
40〜50 |
人数 |
31 |
11 |
0 |
0 |
0 |
- 5月13日 小テスト
授業内容:閉区間上の連続関数の性質(中間値の定理、最大値・最小値の定理、一様連続性の定理)
小テストの結果:受験者は合計43人で得点分布は以下の通り。最高は33点、平均は14.7点でした。
反省&感想:授業中黒板の前でやった問題をだしたので前回のようなことは起らなかった。割と[1]&[2]は書けていた。[3]は少しだけ授業でやったのと変えただけだったが、ほとんどの学生ができていない。完全回答は数人。[4]は上限・下限の定義をしっかりと理解していないようなので難しかったみたいだ。授業中にもっと沢山の問題をやりたいが、普通の講義と化しているのでほとんど不可能か。今回から補修問題を付けることにした。テストにも出すといってあるので、何人かの学生はちゃんと解いてくれるだろうと期待する。
得点 |
0〜9 |
10〜19 |
20〜29 |
30〜39 |
40〜50 |
人数 |
14 |
17 |
9 |
3 |
0 |
- 5月20日 小テスト
授業内容:関数の微分、平均値の定理、関数の増減、極大・極小、凸性
小テストの結果:受験者は合計44人で得点分布は以下の通り。最高は30点、平均は10.7点でした。
反省&感想:[1](i)(ii)はいつも通り定義だけだが、単なる連続性と一様連続性の違いをしっかり書き分けているかを見るためなので厳しく付けた。[2]は補充問題として出しておいた教科書の問題である。教科書の後ろの答えだけ見ていれば正しい結論は誰でもかけるので、結論だけでは部分点も上げなかった。[3]は中間値の定理を使うだけなので、こちらも厳しく採点した。[4]も簡単な問題のはずだが、どうも関数を拡張するという概念がいまいちちゃんとわかっていないようだ。今回のテストはかなりやさしくしたが、採点を厳しくしたので平均点がなかなか伸びなかった。
得点 |
0〜9 |
10〜19 |
20〜29 |
30〜39 |
40〜50 |
人数 |
17 |
22 |
4 |
1 |
0 |
- 5月27日 小テスト
授業内容:定積分の定義、連続関数の積分可能性
小テストの結果:受験者は合計39人で得点分布は以下の通り。最高は29点、平均は7.6点でした。
反省&感想:[1]は素直に微分の定義に当てはめるだけだが、かなりの人ができていなかったので驚いた。[2]は補充問題として出してあったし、お得意(?)のロピタル使うだけだが、ほとんどできていない。[3](ii)は高校でも習うので何人かできていた。(本当は全員できると思っていたんだけど。)[4]はさんざん高校生の解答は書くなよと言ったのだが・・・。すべて高校の時の馴染みのある問題ばかりだから学生は甘く見たか?!案の定、結果は・・・。やはり学生を黒板に立たせ、手取り足取り教え込まないとダメなような気がしてきたが、もう遅い。
得点 |
0〜9 |
10〜19 |
20〜29 |
30〜39 |
40〜50 |
人数 |
28 |
9 |
2 |
0 |
0 |
- 6月 3日 小テスト
授業内容:不定積分と原始関数、広義積分
小テストの結果:受験者は合計33人で得点分布は以下の通り。最高は25点、平均は5.3点でした。
反省&感想:[1]は計算のみ。ここで点数稼いでくれないと・・・。[2][3]は授業でやったのでノートを確認しているかどうかだけだが。[4]は補充問題で出してあった。前日に代数学の中間テストがあったみたいだけど、言い訳にはなりません。平均点は過去最低。0点の学生の人数過去最高。悲悲悲(;_;)
得点 |
0〜9 |
10〜19 |
20〜29 |
30〜39 |
40〜50 |
人数 |
19 |
13 |
1 |
0 |
0 |
- 6月10日 小テスト
授業内容:広義積分の続き、無限級数
小テストの結果:受験者合計35人。最高40点、平均は11.7点。
反省&感想:[1][2]は授業でやりました。[3](ii)がヒントのままやると[2]の場合になるので良くできました。(本当はヒント出すつもりはなかったのだが。)(i)はヒントを出したにもかかわらず誰一人できなかったのは困りものである。まだ不等式評価ができないみたいだ。これで来週の無限級数のテストは大丈夫だろうか?全体的に良くできた印象だったが、平均点が思ったより上がらない。どうやら二極化してきたみたいだ。
得点 |
0〜9 |
10〜19 |
20〜29 |
30〜39 |
40〜50 |
人数 |
16 |
10 |
7 |
0 |
2 |
- 6月17日 小テスト
授業内容:ベキ級数、テイラー展開
小テストの結果:受験者合計36人。最高40点、平均は9.3点。
反省&感想:[1]は結局、数列の収束をかけるかが問題。もちろんみんな覚えていませんでした。[2][3]はまあまあ。しかし、[3]の得点配分が高すぎた。[4]の収束・発散はまだまだですね。来週は出張のため休講。レポート問題はガンマ関数とベータ関数。自力でやるのは難しいかもしれないが、本で調べるのも勉強ということで頑張ってもらいたい。
得点 |
0〜9 |
10〜19 |
20〜29 |
30〜39 |
40〜50 |
人数 |
19 |
10 |
5 |
1 |
1 |
- 6月24日 レポート問題 出張のため休講
- 7月 1日 小テスト
授業内容:ベキ級数で定まる関数の微分・積分
小テストの結果:受験者合計20人。最高30点、平均は9.2点。
反省&感想:[1](i)は2項展開であることに気づいて欲しかった。残りはすべて前回授業でやりました。[2]は定理を使って収束半径を求めるだけ。介護実習のためか学生が少なかった。授業も残り2回。多変数は無理でした。m(_ _)m
得点 |
0〜9 |
10〜19 |
20〜29 |
30〜39 |
40〜50 |
人数 |
10 |
5 |
3 |
2 |
0 |
- 7月 8日 小テスト
授業内容:関数列の各点収束・一様収束と項別微分・項別積分
小テストの結果:受験者合計23人。最高24点、平均は2.1点。
反省&感想:前回ベキ級数の項別微分と項別積分くらいしかやらなかったので、小テストはそれを使って関数のベキ級数展開を求める問題のみ。[1](i)(ii)は授業でやってみせた。それ以外は補充問題として載せてあったのでまじめな人はできるはずと思っていたが、2人しかいなかった。それ以外はノートも見なかったのだろうか・・・?!3人以外0点なんていう結果は予想してませんでした。来週の小テストはやっても期末試験前に返せないのでなし。授業のみ。このままだと期末試験が恐ろしい・・・(>_<)
得点 |
0〜9 |
10〜19 |
20〜29 |
30〜39 |
40〜50 |
人数 |
21 |
1 |
1 |
0 |
0 |
- 7月15日
授業内容:関数列の級数の項別微分・項別積分など
- 7月22日 期末試験
試験時間:11:05〜12:35(90分間)
試験範囲:授業、小テストの問題及び毎回の補充問題からのみ出題
試験結果:受験者合計41人。平均点22.9点。
成績:基本は、秀(80点以上)、優(60点以上)、良(40点以上)、可(20点以上)、不可(20点未満or未受験)です。後は毎回の小テストで微妙に左右します。
得点 |
0〜19 |
20〜39 |
40〜59 |
60〜79 |
80〜100 |
人数 |
17 |
15 |
8 |
1 |
0 |
- アンケート結果
期末試験と同時に学生にアンケートを答えてもらいました。結果は以下の通り。(回答数36人)(注:ちなみにアンケートの質問内容はSさんを参考にしました)
感想:板書が早いというのが目立った。自分ではかなりゆっくり書いているつもりなのだが、学生にとってはまだ早いらしい。思ったより説明が下手みたいなので、もう少し頑張ります。毎回の小テストの結果が散々だった割には「適切」という回答が多かったのにはびっくりした。それならばもう少し勉強してくださいよと言いたくなる。
|
満足 |
普通 |
不満 |
|
早い |
適切 |
遅い |
|
毎回した |
時々した |
しなかった |
声の大きさ |
16 |
20 |
0 |
授業の進度 |
18 |
17 |
1 |
予習 |
2 |
14 |
20 |
声の聞き取りやすさ |
13 |
20 |
3 |
|
簡単 |
適切 |
難しい |
復習 |
5 |
22 |
9 |
板書の見易さ |
16 |
15 |
5 |
小テストの難易度 |
0 |
16 |
20 |
補充問題 |
2 |
19 |
15 |
板書の速さ |
4 |
17 |
15 |
説明の仕方 |
5 |
18 |
18 |
担当教官の熱意 |
11 |
25 |
0 |
学生のコメント・感想&それに対する返事・言い訳)
(注:一部分のみ)
板書を消すのが早すぎのためノートを取れず、やる気がうせた。ノートが取れないと復習もできない。
ノートを取れないことが復習できない理由にはならない。友達等からノートを見せてもらえば済むはずですが。
インターネットの答えがpdfだったので家のパソコンで見れませんでした。
すみません。ちゃんとダウンロード先にリンクを張るべきでした。
勉強になりました!
それは良かった。
微積Bの範囲はまだやってないのでさっぱりわからなかった。
微積Bの範囲は自分で補ってください。しかし授業は1からでも大丈夫なように行っていたつもりなんですけどね。
内容が自分にとって難しく、勉強して覚えても理解できないためすぐ忘れてしまう。1つ1つの理解が大切だと思った。
その通りです。
ここはできるだろうという感じで説明を省略されると後で復習したときわからなくなったので、そこはしっかりやってほしい。
説明省略は問題演習も込めてます。自分で考えるか、どうしてもわからなければ誰かに聞きましょう。
介護実習で授業をぬけてから全然わからなくなりました。
介護実習等で抜けた分は自分で補ってください。
質問に行った時、1から教えてくださってありがとうございました。きっと後期も質問に行くと思います。
お待ちしてます。
次回ここを予習してきてくださいというような予告があれば授業でもう少し理解できたかもと思います。
確かにその通りですね。次回からそうします。
補充問題についても、もう少し解説してもらえたら良かったと思います。
時間の都合上できませんでした。
去年の微積をまったく忘れていたので最初はかなり焦ったが、途中から復習をたくさんするようになって、わかるようになり、解析学が面白く思うようになりました。
これからも頑張ってください。