こ(糊)化・老(ろう)化をみる。

 


 左の下は,ジャガイモからとり出したデンプンの粒(つぶ)を水とま
ぜた液(えき)です。

 デンプンが水にとけないため,液は白くにごっています。

 このような,粒や粉(こな)を水とまぜてできる,にごった液をけん
だく(懸濁)液といいます。

 白くにごった,デンプンの液をあたためると,液の色がうすくなり,
液の透明(とうめい)度がよくなってきます。つまり,入れものをとお
してみると,入れもの向こうがみえやすくなってくることです。

 また,さらさらとした液が,どろっとした液にかわります。はじめ
の水がすくないときには,全体がかたまりになることもあります。
液の温度:25℃ 液の温度:65℃ 液の温度:72℃
さらさらの液 下からどろどろしてくる 全体がどろどろしてくる
 デンプンの液をつくるとき,水が少ないと,どろっとした液が下の ように全体がかたまりになります。これは,すべての水がデンプン分 子(ぶんし)がつくる網(あみ)の中にとじこめられたためです。
逆(さか)さにしたところ もち上げたところ
 反対に,水が多いときは,かたまりになったデンプン液から,水が 少しずつでてきて,かたまりがゼリーにかわります。  かたまりを入れものに入れたまま,一日おくとゼリーになりました。
横にしてもこぼれません。 ゼリーのようになっています。

━━━━ まとめ ━━━━

 どろっとした液は,紙や布(ぬの)などをくっつけることができます。 そうです。この液は,のり(デンプンのりという)なのです。  デンプン粒と水をまぜた液をあたためて,さらっとした液からどろ っとしたデンプンの液にかわったことを,デンプンのこ(糊)化とか, のり化といいます。    こ化した,あたたかいデンプン液をひやすと,どろっとした液がか たまりやぜりーにかわります。  これをデンプンの老(ろう)化といいます。

参考となる本: (1) (2) (6) (8) (16) (17) (19) (23) (24)