白玉(しらたま)だんごは,モチ米からとり出したデンプンの粉(こ
な)をつかってつくります。
モチ米からデンプンをとり出した粉は,白玉粉(しらたまこ)として
店に売っています。
この白玉粉は,今では機械(きかい)などをつかってつくられますが,
むかしはつぎのようにしてつくったそうです。
まず,モチ米を水で洗(あら)い,ざるに入れて水をとり除(のぞ)き
ます。このモチ米に水を加(くわ)えながらすりつぶし,粉にします。
この粉を水の中に7日間ほどつけたあと,布(ぬの)のふくろに入れて,
水をしぼり出します。寒い日に,この水を除いた粉を,外に出して日
にあてて乾(かわ)かすと,できあがりです。
この粉にはたくさんのデンプンがふくまれています。モチ米からデ
ンプンをとり出すやり方は,「コメやアズキからデンプンをとり出す。」
のところを読んでください。
白玉(しらたま)って,おもしろい名前ですね。
白玉とは,「真珠(しんじゅ)」のことだそうです。真珠とは,白く
てかがやきのある,小さな丸い玉で,首かざりなどにつかいます。
白玉だんごも,真珠のようにきれいな白い玉のかたちをしているの
だろうか?
それでは,白玉だんごをつくってみましょう!
☆ 用意するもの
・ 白玉粉 100g。
・ 水 100mL。
・ 乾いたボール。
・ やや大きめのナベ(湯をわかすために使う)。
・ だんごをすくいとるひしゃく,水をとるためのザル,
だんごを入れる皿。
☆ やり方 (つくっているところを見る。)
(1) ボールの中に,白玉粉を入れる。
(2) 水を少しずつ加えながら,指の先で粉と水をまぜあわせる。
(3) 粉全体が水とまざり,耳たぶのようなかたさのかたまりにする。
粉と水がまざりあうと,白かった粉がつやつやして,真珠のよ
うなかたまりになります。
これは,水の分子(ぶんし)がまんべんなく,デンプンの粒をつ
くっている,デンプン分子のまわりをとりまくことによって,お
こります。
デンプン分子が水にとりかこまれると,デンプン分子の間にす
きまができるために,デンプンの粒は少しふくらみます。このた
め,粒がやや透明になるのです。このようにデンプンの粒がふく
らむことを膨潤(ぼうじゅん)とよんでいます。
デンプン分子のまわりをとりまく水分子には,デンプン分子の
間にすきまをつくり,デンプン分子のかたちをかえやすくさせる
たいせつなはたらきがあります。
(4) 耳たぶのかたさのかたまりを,はば1〜2cmほどの大きさに
丸めて,だんごをつくります。
(5) ナベに湯をたっぷりとわかします。
(6) わいた湯の中に,だんごを少しずつ入れて,だんごをゆでます。
ゆであがっただんごは,うき上がってきます。
だんごを少しおしつぶすと,ゆでやすくなります。
(7) うき上がっただんごをひしゃくですくいとり,水を入れたボー
ルにうつして冷やす。
(8) 水で冷やしただんごを網にとって,水をとりさったあと,皿に
うつして,できあがりです。
できただんごは,つやつやしていて,大きな真珠の玉のように
見えます?
(9) 白玉だんごに,きな(黄)粉やこしあんなどをつけて食べると,
ずっとおいしくなりますよ。
なお,きな粉は,モチやおはぎなどにかける,かおりと味(あ
じ)のある,ダイズをいり,粉にしたものです。また,こしあん
は,アズキなどからつくるあんのひとつで,ダイズの皮(かわ)を
とりのぞいた,つぶつぶのないあんです。
いったダイズは,節分(せつぶん)のときにまくマメです。ダイ
ズをフライパンなどで,いためてつくります。
参考となる本: (1) (2) (6) (8) (16) (19) (22) (23) (24)
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