今里悟之 准教授  (いまざと さとし)

専門分野 人文地理学(文化・社会地理学,村落地理学)

担当授業科目
(学部)人文地理学研究T,同U,地域環境科学研究Va,人文地理学特講,
地理学野外実習,地域環境科学演習T
(大学院)


主要研究テーマ
1.日本の農山漁村の人々の,暮らしと社会の成り立ち
2.人間は身のまわりの生活環境を,どのように分類し意味づけ秩序立てているか
3.地理学という学問の歴史における「通説」を考え直すこと
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略歴
1994年  金沢大学文学部卒業
1998年  京都大学大学院文学研究科修士課程修了
2000年  日本学術振興会特別研究員 
       大阪大学大学院文学研究科助手 
2002年  京都大学大学院文学研究科博士後期課程特別研修コース修了
       京都大学博士(文学)
       大阪教育大学教育学部専任講師
2004年  大阪教育大学教育学部助教授 

主要研究業績

1.『農山漁村の〈空間分類〉』京都大学学術出版会,2006,315p
2.Semiotic structure of traditional Japanese rural space. The Public Journal of Semiotics 1(1), 2007, 2-14

3.Rethinking the humanistic approach in geography. Japanese Journal of Human Geography 59, 2007, 508-532
4.Gender differences in the folk classification of subsistence spaces and religious places in a Japanese fishing village. Japanese Review of Cultural Anthropology 8, 2007, 77-100

5.Under two globalizations: progress in social and cultural geography of Japanese rural areas, 1996-2006. Geographical Review of Japan 81, 2008, 323-335
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所属学会
人文地理学会(2005〜09年地理学文献目録副委員長,08〜10年企画委員・協議員,11年〜評議員)

日本地理学会(2012年〜英文誌編集委員),日本民俗学会,日本文化人類学会,
日本村落研究学会
(2007年〜研究・年報編集委員,11年〜理事)
歴史地理学会(2011年〜評議員),形の科学会,日本地球惑星科学連合 など



学生のみなさんへ
 世の中には,無数の知識やものの見方・考え方があり,それらが人々の行動のよりどころとなり,この社会を動かしているのかもしれません。それらは,学問の世界で結実したものと,人々の生活経験によって育まれてきたものとが,複雑に入り混じっています。そして「全く正しいもの」というよりはむしろ,「一定の条件の下では正しい」,「ある部分の科学的裏づけはまだ不十分」,「その人のせまい経験からなんとなく」,「苦しまぎれの搾り出し」,「確信犯的なハッタリ」,「誰が見てもめちゃめちゃだが声が大きいので通っている」といったものの方が多いかもしれません。

 
 つまり知識やものの見方・考え方とは,「覚えるべきもの」であると同時に,「どこが正しくてどこがおかしいかを,もう一度検討してみるべき対象」とも言えます。大学は,そのやり方を身につけるのに一番良い場所でしょう。ここで学んだことを,ふだんの生活,友達づきあい,アルバイト,サークル活動,旅先での見聞,自分の生い立ちなどとつき合わせてみると,「何かおかしいとはずっと感じていたが,もやもやしてよくわからなかったもの」の正体が,少しずつはっきりしてくるかもしれません。


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