韓国教育実習の歩み

韓国教育実習の5人のメンバーが決定してから1ヶ月、私たちはその準備のため毎日遅くまで学校に残り、実習を成功させるために持てる力を全て注ぎました。この1ヶ月間の努力は、私たちの大きな自信となりました。ここでは実習が行われるまでの1ヶ月間の道のりを簡単に紹介します。

・10月25日  メンバー決定

・5人で分担して韓国についての調べ学習勉強会を設け知識を共有

・梨花女子大学附属初等学校、ソウル日本人学校の先生にメールであいさつ
 →その後実習についての詳しい打ち合わせを続ける。
  (ソウル日本人学校は各自担任の先生とメールで打ち合わせ)

・琴ちゃんにハングル講座を開いてもらう。「アニョハセヨ〜」

・梨花女子大学附属初等学校の実習について、授業計画(詳しくは以下の実習計画参照)を立てながらそれと平行して物品購入教材作り

・11月18日 八雲小学校の先生の協力で、5年生のクラスで実習をさせてもらう

・実習案の見直し

・実習の練習(ハングルでの挨拶、英語のシナリオを覚える)

・11月25日〜12月2日 韓国教育実習

報告書、HP作り

・4月 報告書発行、完成

実習まで1ヶ月!!大変だ〜!!
韓国の小学校で実習・・・私たちに何ができるだろう?
この1ヶ月間に、私たちにできるだけの時間と力を注いだ、梨花女子大学附属初等学校での実習計画。私たちはこのような過程で「紙芝居」「Whose?!Whose?」「貿易ゲーム」をおこなったのでした。
どんな授業にしよう? 「1クラス1時間で授業をしてほしい」という要望を聞き、私たちは戸惑った。たったの1時間で満足のいく授業ができるだろうか。日本と類似した点の多い韓国において、何をどう伝えればいいのだろう。
日本文化を取り込んだ運動会をしよう! 「作る、歌う、遊ぶ、着る、食べる・・・」これらを盛り込んだ、日本文化を伝える運動会をすれば盛り上がって楽しそう!!という意見から、浴衣・はっぴを使っての早着替え、韓国のりで巻き寿司を作ろう、など楽しいアイデアが次々と出たが、これでは私たちの一方的な、ただ楽しいだけの授業になってしまうのではないかと思ったのだった。私たちが今回の授業で求めるものは一体なんなのか、こうしてもう一度、そのことについて話し合うことになった。
自発的に考えられる授業にしよう! 子どもたちにとって意味のある交流にしたいという気持ちから、「過去の複雑な関係を避けるのではなく、敢えて扱ってみてはどうか。子どもたちが自発的に考える授業にしよう」という大きな目標ができた。
古代の共通文化・近代の悲しい歴史をとりあげよう。 「6年生2クラスを90分のクラスで」という梨花付属小からの要望で、私たちは『驚き・発見・創造、気づきの多い授業!』を理想に、90分の詳しい授業計画を立てていった。調べ学習を進めていくなかで、朝鮮と日本の古代の共通文化を知り、韓国と日本の似ているものの写真を並べ、どちらのものか考えるゲーム(Whose?! Whose?)をすることで、その歴史を考えてもらおうとした。、また日本のこぶとりに似た話が韓国にもあることを知り、紙芝居でその共通の文化を感じてもらうことにした。そして、その後に韓国と日本の悲惨な歴史について取り上げ、最後にこれからの日韓の関わり、友好を「今、ここから」という願いをこめ、日韓巻き寿司を作ることにした(しかし炊飯器をお借りできずこの案は考え直すことになった)
歴史の授業はどうする?→身近な例えで実感できるようにしよう。 調べ学習を進めていき、日本の朝鮮侵略、関東大震災での虐殺についての事実など、知れば知るほど、私たちが日韓の歴史を扱うことの難しさを痛感した。そして私たちは、過去の戦争が自国の利益のために他国を犠牲にするという、自己中心的なエゴで起こったものではないかと考えた。「このような気持ちは、私たちの身近な環境でも起こりうること。たとえその気持ちを持っても、相手を思いやる気持ちを持ち続けてほしい。」この気持ちを伝える教材はないか・・・そして私たちの授業つくりは振り出しに戻ることになった。
貿易ゲームを通して感じてほしい、この気持ち・・・。 授業作りと平行して名札・ワークシート・紙芝居などの教材作りもどんどん進めていった。そして、歴史の授業は「貿易ゲーム」へと変更する意見にまとまった。これは、私たちが大学の講義で実際に行ったもので、簡単に説明すると、立場の違いから生じる感情の違いを、身を持って感じることができるものだった。この教材は私たちの気持ちを伝えるのに最適だと思った。私たちは「豊かな国は、より豊かに。貧しい国はどうやっても貧しい国のまま」という結果を予想し、『自国の利益のために他を軽視することなく、この実体験での気持ちをもとに、もっと労わりの気持ちを持とうということ、また、これを世界の国々に照らし合わせること』をめあてに設定した。
子どもたちを見つめる授業を目指していこう。 授業の計画が立ってきたところで、教材の最終準備や、英語での授業ということで台本作りもはじめた。そのため、貿易ゲームでの子どもの反応はどんなものなのか、実際に授業ができればと思い、お世話になっている八雲小学校の協力を得て、5年生を対象に授業をさせてもらうことになった。八雲小学校での実習は、私たちの予想通りの結果に終わり、条件の悪いチームの結果は振るわず、それぞれが様々な気持ちを持ったようだが、最後に、私たちが伝えたかった、世界の状況と照らし合わせることには、私たち自身が疑問を感じながら授業を終えた。授業が終わって、先生に、世界の状況と照らし合わせることよりも、ゲームの中でのかかわりや、頑張りに、もっと目を向けるべきではないかと評価を頂き、私たちは今まで、児童のことをあまり見れていなかったことに気づいた。こうして、私たちは、ゲームの中で起こりうる気持ちにより注目し、そこで起こる、ふれあいや労わり、優しさ、頑張りを目当てに設定し直した。そして、私たち自身も子どもたちを見つめることで、子どもの良いところを授業で見つけていこうと思った。
こぶとり
Whose?!Whose?
貿易ゲーム

詳しくは、

をご覧下さい!!