みんなでワッハッハ!!

私の初めての先生体験は、ソウル日本人学校4年松組での体育の授業でした。たった2日間の実習でしたが、この日本人学校で得たものは本当に大きかったです。熱心でとても子ども想いの先生、とても優しく思いやりのある、賢い子どもたち。素晴らしい出会いの中で、体育の授業を子どもたちと楽しめた体験は、私の宝ものとなりました。

日本人学校実習指導計画案

日時  1127() 2時間目(45)

クラス 4年松組(12人女11)

授業名 『体で話そう!!』〜心が豊かになる体育〜
ねらい 子供の学びにとって大切なのは、いかに子供自身の自発性をかきたてられるかだと思う。そして子供の成長に欠かせないのが、「遊び」である。この授業では、体をほぐし友達とふれ合うことで、自然に運動の楽しさ、心地良さ、仲間との大切なかかわりについて感じ取ってもらえるようにしたい。子供の運動感覚を伸ばし、豊かな感性を引き出せるような全員が楽しめる時間にしたい。

場所  体育館(無理であれば運動場)

準備  児童は体操服に。メジャー・コーン(12)・カセットテープ・カセットデッキ・ストップウォッチ・ゼッケン(4色)・笛

項目

活動内容

ねらい

ウォームアップ
 (10)

円になり手をつないで、音楽(TOKIOの
みんなでワッハッハ)に合わせて踊
る。

集まって4チーム(56人)に分かれ、
ゼッケンを着ける。


雰囲気を盛り上げられるよう声や体を大きく使う。

団結リレー

(25)

・説明・練習

・ゲーム(1チームにつき2分×2回戦、計4回戦)

*ルール説明*
6つのコーン3メートル間隔で1列に並べ、それぞれのコーンに1人ずつ立つ。
中心のコーンから
1人がまずスタートし、隣のコーンまで走っていき、そこに立っ
ている友達と手を
つないでコーンをまわり、次のコーンへ走る。1人ずつ増え
いき、最後は
6人が手をつないでゴールを目指す、その速さを競うものである。


足の速い、遅いは関係なく、チームが一丸となり協力してより良い結果を出せるよう友達とかかわる。

まとめ
  (5)

  ・整理運動
・感想発表
・まとめ

 

 
感想を発表し合い、チームで協力できたか
などを振り返る。そして、体を使うことで心の交流ができ、こういった活動を韓国の子どもたちともお互いに交流し合っていって欲しいと伝える。


活動の振り返り。
今後の交流につなげてもらえるような促しをする。

ドキドキ先生初体験

うまくいくかなぁ。不安だけど、みんなに楽しんでもらうためには、私が楽しんで盛り上げていかないと!!

「おはようございます!!この時間は、私が松組の先生です!みんなで楽しい体育の授業にしようね!!」

「まずは体を温めよう!!円になってすわってね。」

♪ポカポカ陽気に誘われて〜♪

さぁここが勝負!!思いっきり盛り上げるぞ↑

「音楽にあわせて体を動かそう!!頭の上で手をたたこう!ハイッハイッ、みんな笑って〜!!」

♪み〜んな〜でわっはっは!!♪

あ〜よかった。みんな笑って楽しんでくれたぁ。

「今からリレーをします。でもバトンは使わないよ。その代わりになるのは・・・みんなの手です!ルールを説明するので、Aチームのみんな、前に出てきてくれるかな?」

「さぁ、今から練習時間です!チームのみんなで協力して、どうやったら速く走れるか、考えてみてね!」

思っていたより、すぐに理解してくれたなぁ。
でもチームによって練習がうまくいってないところもある。どうやって促したらいいんだろう・・・

「ハイ、じゃ交代してCチームが入ってください!」

時間も気にしないといけないし、なかなか声をかけられない!!難しいなぁっ。

「それでは今から試合です」

「よ〜い、ピー!!!」

すごい!みんな真剣に、しっかり手をつないで、声を掛け合って走っている!!こんなに短時間で上達するなんて、すごいなぁ。

やっぱり遊んだり、体育で体を使って友達同士でかかわることって、子どもにとってすごく自然で、大切なことなんだな。
実習を終えて

「たった1時間しかないのだから、私と子どもたち全員がふれ合い、創り出す、その時間を大切にしよう。」そんな思いで、心の教育である、「体ほぐし」の体育の授業をすることに決め、ダンスと手つなぎリレーをした。絶対に楽しんでくれるだろうと思っていたが、担任の先生との実習前の打ち合わせで、「このようなダンスは普段していないから恥ずかしがってやらないかもしれない」と言われ、授業の雰囲気作りや言葉かけ、ルール説明の仕方など、実際の子どもの反応を考えて授業をする難しさ、未熟さをとても実感した。しかしソウル日本人学校の子どもたちは、とても協力的で優しい子ばかりだったので、無事に授業を進めることができた。ダンスで笑い合ったり、必死に協力してリレーを頑張る子どもたちの姿を見ることができて、友達の温かさを感じ、楽しさ、喜びを共有できる体育の授業は、心を豊かに育てるものだと感じた。授業の工夫、そして子どもたちに伝えたいという強い想いを大切に、これから本当の先生を目指していきたい。

ありがとう

4年松組のみんな、