観察実習を通して

 田中博之先生からご紹介をいただいて小学校の研究発表会や公開授業に行かせていただき、実際に自分の目で総合学習を見ました。おのおのの観察実習で深く感じることがありました。

 観察実習二回目、C小学校では総合以外の教科も見せてもらえました。

 とある学年の国語の授業を全クラス見させていただきました。授業内容はどのクラスも同じだったので、各クラスの先生方の教え方の違いがもろに見えて個人的に面白かった。板書と説明をひたすら丁寧にしてらっしゃる先生、テンポよく話し、しきりに子どもたちに考えを求める先生、板書せずにあらかじめ画用紙に必要なことを見やすく書いたものを用いる先生など、同じ内容の授業で伝えたいことも同じであってもその方法は無限大であるということを肌で感じた。また教え方によって子どもたちの授業に対する姿勢も見るからに違っていて、教師という職業の責任の重さなんかも感じた。

 さて、とある学年ではお隣のN小学校とTV会議をしていました。お互いの学校や校区自慢を通しての交流。
 昔は隣の学校の子や地域との交流は普通に生活していてもあっただろう。そうした当たり前だったものが今、授業に組み込まれている・・・。
今回は生活科の授業でしたが総合学習ってそうした「昔はあったのに今失われつつあるもの」を補う役割も担えるのではないかなと感じた。

I中学校ではドラマ科の授業を見せていただきました。

 私が強く感じたことは生徒の主体的で解放的な態度と、先生のすべてを
受け入れる姿勢でした。生徒たちは授業の導入の段階から恥ずかしがら
ずに堂々とした発表をしていた。また、即興劇においても男女の壁というものがあまり感じられなかった。授業を受ける生徒たちの行動も本当にバラエティーに富んでいておもしろくて新喜劇でも見ているような感じでした。
 先生はしきりに「楽しく見せてくれてありがとう!」とお礼をおっしゃっていて、ひとつひとつの発表について「よく見てはるなぁ・・・!」と思える細かいコメントをしてはりました。「アドリブ、台本
のない行動は普段の生活を豊かにし
てくれるものだ。」

 ドラマ科って先生と生徒の関係が
対等で、 先生方も生徒たちから学ぶ
ことが多い。私も生徒たちの表現法
や想像力に圧倒されました。本当に、
「生きるための総合的な力」を得れる
授業だと思います。

 初めての観察実習。公開授業。

 低学年の子から高学年の子まで何らかの形インタビューした記録や実践の過程などをビデオやパソコンで発表していた。パソコンを駆使した評価セッションの授業もあった。今の総合学習はパソコンがかなり重要であるようだ。自分が小学生だった頃にはなかった授業。すごいなぁ・・・と驚くことも多かったけどなんだか発表を見ていると”子どもらしさ”がなくなってきているように感じて少し淋しく思った。