瀧野 揚三 (たきの ようぞう) 


全国共同利用施設

学校危機メンタルサポートセンター 教授

専門領域

 生徒指導に関する心理学的研究が研究テーマです。1.生徒が教師をどうみているのか(認知)、その認知の形成過程について、2.教師の指導態度とその意思決定過程について興味をもっています。
 生徒指導というと、生徒からすればあまりいいイメージがないかもしれません。しかし、教師側からみてみると、問題を抱える生徒への対応という治療的な生徒指導だけでなく、生徒の発達や興味・関心の広がりを援助する開発的な生徒指導、いろいろな問題にぶつかりそうになったときの対処力を育てる予防的な生徒指導にも注目してみると、教師の心理学的な実践の幅の広さと奥深さに気づいてもらえるかもしれません。これまで、いろいろな人と出会い、学んできた経験を活かし、生徒を支援する教師へ成長してくれるにはどうしたらいいか、探求しています。

経歴

1961年 2月 生まれ
1984年 3月 筑波大学第二学群人間学類卒業
1988年 3月 筑波大学大学院博士課程心理学研究科心理学専攻退学

主要研究業績

・投影的図版による教師の指導態度に対する生徒の反応の分析 カウンセリング研究, 25, 1−8, 1992年
・投影的図版を用いた教師の指導態度の予測に関する研究 大阪教育大学紀要第W部門, 40, 161‐171, 1992年
・教師による叱責の型と児童の心理的反応の関係 大阪教育大学紀要第X部門, 40, 1‐8, 1991年
・生徒指導に関する心理学的研究の動向と課題(T) 大阪教育大学紀要第W部門, 43, 161‐176, 1995年
・中学生の教師認知に関する研究 大阪教育大学紀要第X部門, 43, 203−211, 1995年

メール
アドレス

takino@cc.osaka‐kyoiku.ac.jp

URL

http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~takino

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