第63回人工知能学会 AI チャレンジ研究会
-人工知能学会合同研究会2023にて-
第63回人工知能学会 AI チャレンジ研究会概要
招待講演
- ・神田直之 (Microsoft)
「遠隔マイクによる日常会話音声認識に向けた取り組み」
遠隔マイクによって録音された音声から「誰が」「何を」「いつ」話したかを正確に認識する技術は,自動議事録作成や対話ロボットなどの実現のために必須 である。しかし遠隔収録された会話音声には雑音や残響が重畳しているだけでなく,複数話者の音声の重複が頻繁に観測されるため,単独話者向けもしくは近接 マイク向けに開発された従来の音声認識モデルは適切に動作しない。本講演では,遠隔マイクもしくはマイクアレイを用いてリアルタイムに複数話者の会話を音 声認識し話者決定するための各種の取り組みについて紹介する。
・岡ノ谷一夫 (帝京大学)
「コミュニケーションから心へ:動物行動からの知見」
コミュニケーションとは、送信者が発信する信号により受信者が行動を変化させ、結果として送信者が利益を得るような動物個体間の相互作用である。動物の 多様なコミュニケーション行動(社会的促進、情動伝染、援助行動、他者操作、交唱、メタ認知等)についてこの視点で分析し、心を仮定する必要があるのか、 心を仮定することで何がわかるのかを議論する。同様な議論の方法で、人工知能に心を仮定する必要があるかどうかを考える。
プログラム
J-STAGE掲載版はこちら
(すべての予稿をまとめたPDFはこちら)
|
9:30-10:30 |
[招待講演1] 遠隔マイクによる日常会話音声認識に向けた取り組み |
|
|
○神田直之 (Microsoft) |
|
10:30-10:40 |
休憩 |
|
10:40-11:00 |
Parallel Adapter ModelとNear-Identity初期化を用いた音声認識の雑音耐性向上 |
|
|
○大﨑崇博 (東京工業大学), 周藤唯 ((株) ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン), 糸山克寿 (東京工業大学 / (株) ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン), 西田健次 (東京工業大学), 中臺一博 (東京工業大学) |
|
11:00-11:20 |
End-to-end integration of online and offline encoders using auxiliary losses for automatic speech recognition |
|
|
○Shakeel Muhammad (Honda Research Institute Japan Co., Ltd.), Sudo Yui (Honda Research Institute Japan Co., Ltd.), Peng Yifan (Carnegie Mellon University), Watanabe Shinji (Carnegie Mellon University) |
|
11:20-11:40 |
曖昧な言語指示に対応可能な大規模言語モデルを用いた動作計画システムの開発 |
|
|
○山尾晃世 (九州工業大学), 金岡大樹 (九州工業大学), 磯本航世 (九州工業大学), 田向権 (九州工業大学) |
|
11:40-12:00 |
Back Translation in Sign Language Generation |
|
|
○Khan Nabeela Khanum (Tokyo Institute of Technology), Tan Sihan (Tokyo Institute of Technology), Itoyama Katsutoshi (Tokyo Institute of Technology / Honda Research Institute Japan Co., Ltd.), Nakadai Kazuhiro (Tokyo Institute of Technology) |
|
12:00-13:15 |
昼休み/ランチョンセミナー (12:15-13:00) |
|
13:15-14:15 |
【合同企画】企画セッション(24日)/招待講演(25日) |
|
14:15-14:45 |
休憩 |
|
14:45-15:45 |
[招待講演2] コミュニケーションから心へ:動物行動からの知見 |
|
|
○岡ノ谷一夫 (帝京大学) |
|
15:45-15:55 |
休憩 |
|
15:55-16:15 |
生成モデルに基づく形質表現を利用した鳥類の鳴き声に関する進化モデルとフィールド実験の融合の試み |
|
|
○鈴木麗璽 (名古屋大学), 古山諒 (名古屋大学), Harlow Zachary (University of California, Berkeley), 中臺一博 (東京工業大学), 有田隆也 (名古屋大学) |
|
16:15-16:35 |
フーリエ級数展開を用いた軽量伝達関数のオンライン適応による音源定位・分離の向上 |
|
|
○周藤唯 ((株) ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン), 瀧ケ平雅行 ((株) ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン), 中臺一博 (東京工業大学), 中島弘史 (工学院大学) |
|
16:35-16:55 |
オープンソースAIツールの手術動画解析への適用 |
|
|
○山下一郎 ((株) オレンジテクラボ), 山田敏哉 ((株) オレンジテクラボ), 宮崎淳 ((株) オレンジテクラボ), 村上貴志 (東京歯科大学市川総合病院), 西田健次 (東京工業大学 / (株) オレンジテクラボ) |
|
16:55-17:00 |
休憩 |
|
17:00-17:20 |
ドローン聴覚におけるヒストグラム情報を用いた音源定位手法の提案 -周波数抽出とスケーリングの導入による性能向上- |
|
|
○小松崎和泉 (東京工業大学), 干場功太郎 (東京工業大学), 岩附信行 (東京工業大学) |
|
17:20-17:40 |
高分解能な音源定位のための展開可能なマイクロホンアレイの設計 |
|
|
○LEE DONG WOO (東京工業大学), 干場功太郎 (東京工業大学), 岩附信行 (東京工業大学) |
|
17:40-18:00 |
狭空間におけるスピーカー・マイクロホンアレイを複数用いた人の位置・姿勢の音響計測の検討 |
|
|
○工藤康一郎 (東京工業大学), 干場功太郎 (東京工業大学), 岩附信行 (東京工業大学) |
予稿
- 決まり次第プログラムを公開します.予稿は研究会当日数日前に研究会ウェブページで暫定版を公開し,研究会開催日以降に JSTAGEにて準備ができ次第正式公開します.
講演募集
人工知能学会AIチャレンジ研究会では,人工知能学会合同研究会の一環としてロボット聴覚を中心とした研究の講演を募集します. また,それらに限らず本研究会の研究テーマと関連する投稿も広くお待ちします.
カメラレディ原稿 (使用言語は日本語または英語,最大8ページ程度 (多少超えても問題ありません))を用意し,上記の講演申込みURLよりお申し込み下さい.
原稿は,PDF形式で作成してください.PDFを作成される場合には,画像のクオリティが印刷に耐えられるようご注意ください.
なお,本研究会では,予稿の完全な電子化に取り組んでいます.紙による予稿の配布は行わず,電子ファイルのみの配布とする予定です.
公知日について
本研究会では,聴講者の便宜を図るため,研究会の1週間前に予稿を公開する予定です.公知日が研究会開催日より早まりますのでご注意ください.
研究テーマ
- ロボット聴覚・音環境理解 (聴覚による情景分析)
ロボット聴覚機能のための音響技術
音声処理
対話処理
音楽ロボット
屋外での音環境理解
極限音響
音声に限らず音一般の知覚・理解
その他, 研究会に関連するテーマ
原稿様式
人工知能学会 研究会スタイルファイル/Wordテンプレートを利用して作成下さい. 日本語論文についてはAbstract (概要) を日本語で記載して構いません(テンプレートでは英語です).
投稿された論文の著作権について
AIチャレンジ研究会は人工知能学会の第2種研究会として,投稿いただいた論文の著作権は著者にあるものとしています. 予稿集のそれ以外の部分については研究会にあります. 著作権規定については 一般社団法人人工知能学会の研究会への投稿論文等に関する著作権規程をご確認下さい. 規定のおおまかな内容は下記の通りですが、齟齬があった場合には著作権規定が優先します。
We, Special Interest Group on AI Challenges, note the following to contributors for the seminar;
- o The author keeps the copyright for his/her paper.
- o The SIG asks for a license to publish the article as the first publisher.
- o The SIG asks the author to mention the Special Interest Group on AI Challenges, Japanese Society for Artificial Intelligence, as a first publisher of the paper whenever the author copies or publishes the paper on other repositories or the author's own web sites.
AIチャレンジ研究会では,投稿いただいた論文の著作権は著者にあるものとしています.したがって本文・図・表の利用や再投稿について特段の制限はありませんが,以下をお願いしております.
- ・投稿いただいた原稿(の全部もしくは部分)を研究会の予稿集の一部として研究会もしくは人工知能学会が電子ファイルや印刷物としてインターネット等で公開・提供することをご了承ください.
- ・また原稿そのもの以外に,書誌情報(論文タイトル,著者名,著者所属機関名,論文内の図表のキャプション)など)や著者抄録(論文からの概要の抽出)の形で公開・提供する場合があります.
- ・所属機関等のアーカイブに登録する場合には,出典として本研究会を明記ください.
また,研究会や人工知能学会とは別の機関等が,予稿(電子ファイル)を収集し書誌情報や著者抄録等を公開する可能性があります.研究会としては,アクセス制限等を設けることはしませんので,ご留意ください.
問い合わせ先:
- 鈴木麗璽(幹事, 名古屋大学)
Email:reiji@nagoya-u.jp
更新履歴
- 2023/8/10 CFP公開
- 2023/10/4 講演申し込み締切延長
- 2023/10/20 プログラム掲載
リンク
人工知能学会AIチャレンジ研究会のページ
Copyright (c) 2022, 人工知能学会AIチャレンジ研究会 |