NIEを実践する教師の皆様
日本NIE学会へのお誘い Q&A
学会設立準備委員会
はじめに
日本NIE学会(仮称)が設立されます。NIE実践者やマスコミ関係者、そしてNIEに関心のあるすべての人たちが一堂に会し、議論することが可能になります。実践開始から16年。「新聞を学習材として活用する学習」は、学校教育を中心に行われてきたといっても過言ではないでしょう。その日本のNIE実践を推進してきた教師たちにとって、今までにない幅広い視点に立った研鑚の場が誕生することになるわけです。
Q1 学会はこれまでの研究会とどこが違うのですか。
これまでの各種のNIE研究会と違い、NIEに関心のあるすべての方の入会が可能な開かれた全国組織です。学校の教師はもちろんのこと、たとえば研究者、社会教育関係者、各種メディア関係者など、NIEに関心のある各方面の人々が交流する場になることが期待されます。
Q2 学会が目指すものはなんですか。
インターネットなどの電子情報活用の時代において、なぜ新聞なのか、新聞活用の必要性と意義など、NIEに関する理論と実践を深化・発展させることが求められています。そこで学会は、研究大会の開催、課題研究の企画・推進、学会誌の刊行などの活動によって、新聞を学校で利用する意義と効果を教育学的な視点から解明するとともに、NIE実践の質的向上を図っていきます。また、そのことを通して、学会の最大の使命である次の時代のNIEを担う人を育てることを目指します。
Q3 NIE実践者にとって、学会はどのようなメリットがあるのですか。
これまでの取り組みによって、NIE実践は豊富で貴重な実践が蓄積されてきましたが、それらの実践について整理がなされてきませんでした。そのため、実践の開発が実践者個人の努力に委ねられてきたわけです。そこで、今までの実践を系統だてて整理したり、カリキュラム研究などを通したりして、新たな実践開発の基盤を築くことは大きなメリットになるはずです。
Q4 学会と教育界・新聞界とは、どのような関係になるのですか。
今まで、NIE実践指定校と各地の推進協議会が中核となって、新聞界と指定校、ひいては教育界が協力するかたちで実践研究が行われてきました。今後は学会が両者をつなぐ新たな関係づくりに貢献することが期待されます。学会は、指定校であるかどうかにかかわらず、より幅広い協力と連携の担い手となることが可能です。
日本NIE学会 事務局
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横浜国立大学教育人間科学部 重松克也研究室内
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