和名

 カラスノエンドウ

学名

 Vicia sativa L. subsp. nigra (L.)Ehrh.

学内所在地

 各地の花壇などの雑草として生えている。

解説

 ヤハズエンドウともいう。山野、山麓の日当たりのよいところに生えるマメ科の2年草。茎は四角張り、直立または横に伏し、長さ60〜150cmくらい。葉には柄がなく、互生し、先端が巻きひげとなる。春に葉腋にごく短い柄を出し、1〜3個の紅紫色の蝶型の花を開く。果実は無毛で、数個の種子をつける。

 近縁種にスズメノエンドウ、カスマグサがあるが、見分け方は、カラスノエンドウが葉腋に12から18mmの紅紫色の花を付けるのに対し、スズメノエンドウ、カスマグサともには腋から長い柄を出し、その先に3〜5mmの花(スズメはごく淡い紫色のものを3〜8個、カスマは淡紅紫色のものを1から5個)つける。実はカラスが数個、スズメが2個、カスマが3から5個の種子が入っている。



解説

 カラスノエンドウの花