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まだ見ぬ第11回大会に思う。

石橋 正浩

 ここのところ、本会の活動は事実上ストップしている。筆者を含めた各会員の多忙ぶりやmotivationの要因など原因はいろいろあるのだが、久しぶりにホームページをいじってみる気になったので、大したことが書けるわけでもないのだがとりあえずキーボードを叩いてみることにしたい。

 ソンディ=テストは10回法をもって正式の施行手続とされている。本会の研究会活動がまさにその「10回」で止まっていることにもなんらかの意味があるのかもしれない。10回法を終え、そこから何を得たのか少しは明らかにしないと次に進んではいけないということなのだろうか。

 そのように思いを馳せてみると、この10回はもしかすると準備の段階だったのかもしれない。系統発生的には植物の群生にまで遡るといわれるm因子がこの10回で大きな役割を果たしてきたのであろう。だとすると現在はさしずめ進むか止まるかの間で逡巡するd±あたりか。

 この2つの因子で接触衝動(C)ベクターであり、Cベクターはソンディ=テストを構成する4つのベクターのうち系統発生的に最古層に位置づけられるものであるということを頭に入れれば、次は性衝動(S)ベクターということになる。系統発生的にはこの2つのベクター(Rand)を経てMitteへと至るらしい。そう考えると、進化の過程はまだまだ長い。

 今後はmに振り回されないあり方が必要であるというメッセージなのだろう。それでも出てくるものは出てくるわけで、ソンディはそれをいかに社会的に有益なものとして顕現させるかということを「衝動教育」という言葉で表現した。衝動教育の過程ではイヤなところを見たり見られたりということが不可避的に伴わざるをえないことの方が多いのだが。

 こんなことを言っているのもmのなせる業なのか。一人呟く。

 いつもながらとりとめがないが、何かの呼び水になれば幸いである。

(2001.12.20)


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