Szondiana Hokusetsica

ゴールデンウィークという時間

内田 裕之

 世間では、ゴールデンウィークたら言う時間が流れてはります。みなさんはどないしてはりましたか?

 私のばやい、ええ時間過ごせました。

 まだ、語るには早いのかもしれませんけど、この研究会に直接ご参加いただいてませんけど、佛教大の奥野哲也先生の還暦記念出版として、ソンディ入門書が出ることになりました。我が北ソンからの関与、それはもう、一つの支えになってます。
 この企画のための編集委員会、これは今回のゴールデンウィークの一つ大っきな仕事でした。

 

 あとは、個人的なことですが、長年、書けずにいた原稿をようやく脱稿できました。これもボク個人にとっては大きなことでした。
 上記のソンディ入門書、ボク個人的には大っきなこと。でも、もしかしたら、集合的まで言うと言い過ぎやけど、ソンディアンという集合の中では、ホンマに大っきなことやと思てます。さらに、この出版が、たとえ少しでも、臨床心理学全般の中で、何かご縁ができるような書物になれば、これはホンマにうれしいことです。

 ゴールデンウィーク、それは、何も外から与えられる何かええことがあると期待するべきではなく、自分がこの所与の時間を、いかにゴールドにできるかっちゅう、錬金術的な仕事が要求されてんのかなあ、と思いました。
 形式的に帰省するとか、形式的にこの時間は海外旅行でも行ってええ思いしてくるとかやなしに、自分の中の金脈を見つける時間としたらええんやなあ、と思えました。もしかしたら、SARSのことで、そんな発見が人々のこころの中に見つかったらええなあ、と思いつつ。

 所与の時間を金にする。これは難しいけど、この新年度開けてくたびれてるこの時期に送れるように考えていくことも大事なんとちゃうかなあ、と思いました。

 ちょっと感触を語りたなったんで、関西弁の文になりました。

(2003/05/06)

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