accesskey属性 - マウス操作の代替キー設定

■ 概要

項  目説  明
記述形式 accesskey = "アクセスキー"   
値 の形式 半角英数字1文字   
対応ブラウザー C3+ / e?+ / N?+ / Fx?+ / Op?+ / Ch9+ / Sa?+   
適用可能な要素
(種  類)
すべての要素 (グローバル属性)   
継  承 しない

■ 解説

accesskey 属性 は,

当該要素で,
アクセスキー を指定します。

なお,アクセスキー とは,マウスの使えない環境でも,キーボードを使って簡単に同様の操作を行う ことができるようにするものです。 例えば,通常はマウスで行う 「リンクにジャンプする」,「ボタンを押す」,「入力フォームにフォーカスを移す」 などの操作をキーボードを使って簡単に行うことができるようにするものです。 Windows のメニューに表示される ショートカット,例えば,「ファイル (F)」 の F と似た働きをします。

accesskey 属性 を指定した場合,アクセスキーの呼び出し方法 はブラウザーにより異なっており,一覧にすると以下のようになります。

OS の種類 ブラウザー 説明
Windows IE Alt + アクセスキー
Google Chrome Alt + アクセスキー
Mozilla Firefox Alt + Shift + アクセスキー
Safari Alt + アクセスキー
Opera Alt + アクセスキー
ただし,古いバージョンでは, Shift + Esc + アクセスキー
Mac OS Google Chrome Ctrl + Alt + アクセスキー
Mozilla Firefox Ctrl + Alt + アクセスキー
ただし,古いバージョンでは, Ctrl + アクセスキー
Safari Ctrl + Alt + アクセスキー
Opera Ctrl + Alt + アクセスキー
ただし,古いバージョンでは, Shift + Esc + アクセスキー

通常,フォームの ラベルをもつ入力要素input 要素)では,このラベル(label 要素)に accesskey を指定します。 その際,このアクセスキーを使用すると,label 要素 ではなく,input 要素 にフォーカスが移ります。 下記の「使用例」を参照してください。

■ 使用例( accesskey 属性の利用)

HTMLソース
HTML
<body> ~ </body>
<form action="return;">
   <div>
      <a accesskey="h" href="index.html">トップページへ(<u>H</u>)</a>
   </div>
   <div>
      <label accesskey="n" for="t1">お名前(<u>N</u>):</label>
      <input id="t1" name="NAME"> 
   </div>
   <div>
      <input id="s1" checked="checked" value="MALE" name="SEX" type="radio">
      <label accesskey="m" for="s1">男性(<u>M</u>)</label>
      <input id="s2" value="FEMALE" name="SEX" type="radio">
      <label accesskey="f" for="s2">女性(<u>F</u>)</label>
   </div>
   <div>
      <input id="c1" name="PC" type="checkbox">
      <label accesskey="p" for="c1">PC(<u>P</u>)</label>
      <input id="c2" name="SmartPhone" type="checkbox">
      <label accesskey="s" for="c2">スマートフォン(<u>S</u>)</label>
   </div>
</form>

ブラウザー 表示例
 

Windows の場合は Alt キー を押しながら,Mac の場合は Ctrl + Alt キー を押しながら,H,N,M,F,P,S のどれかのキーを押してみてください。

■ 備考

accesskey 属性 による指定は,tabindex 属性Tab・キーを押したときのフォーカスの移動順序) とともに,すべての操作をキーボードで行えるようにする には欠かせないものです。 これらをうまく組み合わせることで,キーボードで素早く容易な操作ができるようにすることができます。