項 目 | 説 明 |
---|---|
記述形式 | セレクタ {text-wrap: 値 } |
値 の形式 | normal,none,avoid |
初 期 値 | normal |
対応ブラウザー | C3+ / e?+ / N?+ / Fx?+ / Op?+ / Ch?+ / Sa?+ |
適用可能な要素 | すべての要素 |
継 承 | する |
text-wrapプロパティ は,テキストの折り返し方法を指定します。
CSS3 策定作業当初の 2007年の資料 には記載があり,それによると,CSS2.1 までの white-space プロパティ を text-wrap と white-space-collapse の2つのプロパティに分割して,両者を一括指定するプロパティとして white-space プロパティ も残すという形であったようです。
ただし,W3C の最新の仕様書では text-wrap も white-space-collapse も white-spaceプロパティ に機能を移行する形で記述がなくなり,削除される模様 です。
指定できる値の形式は,以下のとおりですが,これを見ると廃止される理由もわかるような気がします。
値 | 説 明 |
---|---|
normal | ブラウザーの仕様に任せます。 (初期値) |
none | 改行しません。 その要素の幅に収まらない内容ははみ出して表示されます。 |
avoid | その行内には他に適当な改行場所が一切ない場合のみ改行します。 改行を行った後の処理は normal と同じです。 |
このプロパティは,廃止が予定されています。 white-space プロパティ を適切に設定することで対処できます。