id属性 - 要素の識別子

■ 概要

項  目説  明
記述形式 id = "名前"   
値 の形式 "識別子" 
(使用可能文字: 半角英数,"-","_",":",".",先頭文字は半角英文字)   
対応ブラウザー C3+ / e?+ / N?+ / Fx?+ / Op?+ / Ch9+ / Sa?+   
適用可能な要素
(種  類)
すべての要素  
グローバル属性)   
継  承 しない

■ 解説

id属性 は,

当該要素で,
要素に識別子を指定 します。

name 属性 による 要素の名前(フォーム,フレーム,コントロール,オブジェクトなど)とは用途・機能が異なります。 この 識別子の用途 として,

  1. JavaScript から要素にアクセスする際, この id 属性 の値を用いて,対象要素を特定することができます。
  2. a 要素 によるハイパーリンクで, ページ内のリンク先を href 属性 で指定するときには, HTML文書のファイル名 に続いて,# とリンク先要素の id 属性 の値 を並べて記述します。
  3. CSSIDセレクタ (ID selectors) によるスタイル指定を行うときには, スタイルの適用先要素の id属性 の値 を記述します。

などがあります。

なお,同じHTMLファイル内での "識別子" の重複 については,次の注意が必要です。

  1. 同じ種類,別の種類を問わず,別の要素(タグ)に同一の重複する "識別子" の使用はできません。
  2. すでに name 属性 として使われている名前は,id 属性 の "識別子" として重複して使用できません。

■ 使用例1( id属性の<a> によるリンクでの利用)

HTMLソース
HTML
<body> ~ </body>
<div id="id1">ここが先頭!</div>
 <br><br><br>
 <a href="#id1">先頭に移動</a>

ブラウザー 表示例
ここが先頭!



先頭に移動

■ 使用例2( id属性のスタイルシートでの利用)

HTMLソース
<style type="text/css">
   <!-- 
      #id2 { color:red } 
   -->
</style>
HTML
<body> ~ </body>
<div id="id2">ここは赤色!</div>

ブラウザー 表示例
ここは赤色!

■ 備考

この部分は,上の例を実行するために用意した空白のスペースです。