target属性 - コンテンツを表示する対象

■ 概要

項  目説  明
記述形式 target = "ブラウジング・コンテキスト"   
値 の形式 _self_parent_top_blank名前name属性の値)   
対応ブラウザー IE9+ / IE8+ / Fx4.0+ / Fx3.6+ / Fx3.6+ / Ch11+ / Sa5+ / Op11+   
適用可能な要素
(種  類)
<a><area><base><form>    
固有属性)   
継  承 しない

■ 解説

target属性 は,

a 要素area 要素base 要素form 要素 で,
リンク先のコンテンツの表示先 を指定します。

通常,リンク先のコンテンツはリンク元と同じウィンドウに表示されますが,target属性 で表示先のウィンドウやタブ(これを ブラウジング・コンテキスト といいます)を指定することができます。 指定できる値は次の通りです。

target属性の値表示先(ブラウジング・コンテキスト)
_self現在使用中のブラウジング・コンテキストを使用します。 (既定値)
_parent現在のブラウジング・コンテキストの親のブラウジング・コンテキストを使用します。 例えば,<iframe> を使用して HTML文書(親)の中のインライン・フレームに別の HTML文書(子)を表示している場合,子の HTML文書a要素 でこの値を指定すると,親の表示部分がリンク先で置き換わります。
_top最上位レベルのブラウジング・コンテキストを使用します。 インライン・フレームに表示する HTML文書がさらにインライン・フレームを含んでいると,ブラウジング・コンテキストが何重にも階層化していきます。 この値を指定すると現在のレベルとは無関係に常に最上位のブラウジング・コンテキストの内容がリンク先で置き換わります。
_blank新規にブラウジング・コンテキストを用意して,そこにリンク先の内容を表示します。 ただし,それが,新しいタブになるのか,新しいウィンドウになるのか,既存のウィンドウが流用されるのかはブラウザーに依存して変わります。
名前ブラウジング・コンテキストの名前を直接指定して,そこに表示します。 たとえば,<iframe> 要素の name属性 の値を指定して,そのインライン・フレームにコンテンツを表示できます。 ただし,現在のブラウジング・コンテキストと関係のあるものである必要があります。

■ 使用例1( target属性の利用)

HTMLソース
HTML
<body> ~ </body>
<p>
   <a href="target_attr.html" target="_blank">
      別のウィンドウやタブで表示します。
   </a>
</p>

ブラウザー 表示例
別のウィンドウやタブで表示します。

■ 使用例2( target属性の利用)

HTMLソース
HTML
<body> ~ </body>
<p>イタリア語で「蝶」という意味のパスタはどれでしょう?</p>
<ul>
   <li><a href="conchiglie.html" target="answer">
      コンキリエ
   </a></li>
   <li><a href="linguine.html" target="answer">
      リングイネ
   </a></li>
   <li><a href="farfalle.html" target="answer">
      ファルファッレ
   </a></li>
   <li><a href="tagliatelle.html" target="answer">
      タリアテッレ
   </a></li>
</ul>
<iframe src="temp.html" name="answer" 
 width="400" height="180"></iframe>

ブラウザー 表示例

イタリア語で「蝶」という意味のパスタはどれでしょう?

■ 備考