width属性 - 要素の幅 (一部要素で廃止)

■ 概要

項  目説  明
記述形式 width = "要素の幅"
値 の形式 数値(ピクセル単位)
対応ブラウザー C3+ / e?+ / N?+ / Fx?+ / Op?+ / Ch9+ / Sa?+
適用可能な要素
(種  類)
<canvas> *<embed> *<iframe><img><input><object><video> *
固有属性
継  承 しない

■ 解説

width 属性 は,

canvas 要素*embed 要素*iframe 要素img 要素input 要素object 要素video 要素* で,
要素の幅 を指定します。

より具体的には,

[1] canvas 要素 で,
width 属性height 属性描画する領域の横幅と高さ をピクセル単位で指定します。 これらの属性が指定されていない場合は,横幅300ピクセル,高さ150ピクセルとして処理され ます。

[2] embed 要素 で,
width 属性height 属性プラグイン領域の横幅と高さ をピクセル単位で指定します。

[3] iframe 要素 で,
width 属性height 属性フレームの横幅と高さ をピクセル単位で指定します。

[4] img 要素 で,
画像の表示サイズ を指定するには,width 属性height属性 を使います。 ピクセル単位で0以上の数値を指定してください。 実際のサイズと異なる数値を指定した場合は,指定した大きさに拡大/縮小して表示されます。 width 属性height 属性 を指定しない場合は,画像本来のサイズで表示されます。

[5] input 要素 で,
width 属性height 属性input 要素 の横幅と高さ をピクセル単位で指定します。

[6] object 要素 で,
width 属性height 属性object 要素 の横幅と高さ をピクセル単位で指定します。

[7] video 要素 で,
width 属性height 属性ビデオが表示される領域の横幅と高さ をピクセル単位で指定します。 ビデオ・ファイルの縦横の比率と同じ比率で指定してください。 比率が異なると,何もない領域ができることになります。 これらの属性が指定されていない場合は,ビデオ・ファイル本来のサイズで表示されます。

width 属性 は,HTML4.01 までは,要素の幅を指定する 属性として,より多くの要素で指定が可能でした。 すなわち,

  1. HTML5 では,width 属性 が,
    <col><colgroup><hr><pre><table><td><th>
    などの要素で 廃止になりました
  2. これらの width 属性 が廃止された要素では,サイズを指定するには,CSSwidth プロパティ による指定に置き換える必要があります。
  3. HTML5 でも,上に示すようにコンテンツの組み込みに使用する要素などでは,width 属性height 属性 が残されて指定が可能です。
  4. ただし,HTML5 では,HTML4.01 まででは可能であった基準サイズによる % を単位とした指定は廃止 されています。
  5. この点を含めて,CSSwidth プロパティ による指定の方が自由度が高く,より推奨されます。

■ 使用例( width 属性の利用)

HTML5 で width 属性height 属性 が廃止された要素では,サイズを指定するには,CSSwidth プロパティheight プロパティ による指定に置き換える必要があります。

■ 備考