職業生活においては、「物・機械」や「環境」だけでなく、組織づくりや実際に遂行している職務(作業)をどのようにデザインするかは、事故や疲労の予防だけでなく、職業生活の質的向上にとっても重要な課題である。
こうした職場の多様な課題に対して、とりわけテレビやコンピュータ等の表示装置やその他使用機器のユーザビリティ(使いやすさ)の評価研究から、視覚疲労や姿勢負担を防止のための視認性の向上をはじめ、人間が使用する機器・装置全般に渡ってのヒューマン・エラーの防止や使いやすさや安全性の向上のためのデザインに寄与する人間工学的研究を行っている。
また、職務上のエラーや疲労・ストレスを防止するための物理環境や職務遂行状況の現場調査(アンケート調査を含む)等を実施し、作業時間・休憩時間の設定の仕方や働く組織づくりの在り方について研究している。
ディスプレイおよびフィルターの視認性の評価
疲労・ストレス評価法
教授
モノの見やすさ・使いやすさのためのデザイン(人間工学)
職場の疲労・事故予防のための職務デザイン(産業心理学)