ファラデーがモーターを発明した後、アラゴーがアラゴーの回転盤を発明しました。
アラゴーの回転盤とは後世の人がつけた名で、アラゴー本人は回転磁気と呼んでいました。
実はこの発見、もともとは羅針盤の改良から始まりました。
アラゴーの作る羅針盤は感度が良く、通常の羅針盤と異なる点は盤の底板に銅を用いたという点で、
従来この部分には大理石やガラスが使われていました。
銅を用いることで磁針の振れが短時間で静止するようになり、
底面の銅板を回転させると磁針も回転すること、銅板の位置によって磁針を引き付けたり、
反発したりすること、磁針を回転させると銅板も回転することなどを発見しました。
このアラゴーの回転盤は後に
ファラデーの発電機の発明のきっかけとなりました。