湿度補正
空気中には水蒸気があるので,次のような湿度補正を加えなければなりません。 気温をt ℃,気圧を p ㎜Hg,そのときの水蒸気だけの分圧をe㎜Hgとします。 すると,空気だけの分圧は p - e となり,このときの空気の密度をρ1 とします。ここで,空気だけの圧力を p に等温圧縮したときの密度をρとすると, ![]() また,圧力eの水蒸気の密度をρ2とします。 ここで,水蒸気だけの圧力を p に等温圧縮したときの密度をρ’とすると, ![]() ところが,同圧 p において, 水蒸気の密度 ρ’: 空気の密度 ρ ≈ 5 : 8 なので,空気と水蒸気の混合気体の密度は, ![]() ![]() ![]() 参考文献 吉田卯三郎/武居文助/橘實房 /武居文雄 六訂「物理学実験」(三省堂) |